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パリお外ごはん Les Bouquinistes (パリ節約自炊生活番外編)

秋は千客万来、沢山お友達がいらっしゃるので連続のパリお外ごごはんです。この日はお魚が美味しいと評判のこちらのお店、三ツ星シェフのギー・サヴォワ氏のセカンドブランド店で、カジュアルなのに繊細で美しいフレンチがいただけます。なぜか日本語で挨拶してくれる店員さんがいらっしゃって、とても楽しいディナーとなりました。

店名:Les Bouquinistes
住所:53 Quai des Grands Augustins, 75006 Paris

ノートルダム大聖堂からセーヌ川沿いに歩いてすぐの場所です。店名の「Les Bouquinistes」は書店や古本屋を意味し、セーヌ川沿いに沢山軒を連ねる書店をイメージした店名です。店内はとってもモダン!白と黒で統一された店内の壁面には様々な言語で料理に関する用語が記載されていて、見ているだけでも楽しくなります。
ちなみに、websiteから英語でオンライン予約も可能なので、観光で渡仏される際にもおすすめです。

ディナーメニューはアントレ・メイン・デザートで44€のセットか、差額で個別に注文もOKです。78€で7皿のセットメニューもあります。

◆アミューズ
暖かいヴィシソワーズ。濃厚系ではなく爽やかな風味でジャガイモの香りも楽しめて、食欲を唆る一品です。

◆前菜
写真上は「Oeuf parfait, crème de petits pois, jambon cru」訳すと「完璧に調理された玉子とハムと春えんどう豆」。写真を見てお分り頂けるかと思いますが、フランス語でOeuf parfait(完璧に調理された玉子)とは、温泉玉子の事です。名詞の付け方はその文化を表しますが、日本語だと調理法(温泉)、フランスだと仕上がり(完璧)と表現するのはそれぞれに趣があって面白いなと思いました。お味は、たっぷりのえんどう豆のスープの甘みと独特の風味と完璧な半熟具合の玉子に、ハムの塩味とクルトンのカリカリ感がバランスよく、味も食感も見た目も楽しめる一皿でした。
写真下は友人が注文した「うさぎのテリーヌ」、テリーヌはよく見かけますがうさぎは初めて見ました。

◆メイン
「La pêche du jour」(本日のお魚)は、カレイ?ヒラメ?のソテーにムース状のクリームソース、付け合わせはきのこのソテーでした。柔らかくほろほろ食感にソテーされたカレイ?ヒラメ?とふわふわ濃厚なクリムソースが絶妙に合います。きのこのソテーはバターの濃厚さときのこの風味が、淡白なカレイ?ヒラメ?に合っていてバランスの良い一皿でした。
さらに、付け合わせとして出てきた小芋のロースト。3人分まとめてこの量ですが、ゆっくり火入れしてねっとりとした食感と甘みを引き出していて、ついつい食べてしまう美味しさで完食でした。

◆デザート
写真上は「Dessert du jour」(本日のデザート)で、マシュマロ・バニラムース・ココナッツアイスクリーム・マンゴー・ザクロ・マンゴーソースをあしらった一皿。ココナッツとマンゴーの風味でどこかアジアンデザートのような風味を楽しむことができました。
写真下は「Sorbets et glaces, biscuit du moment」(ヤーベットとアイスクリーム、その日のビスケット)。こちらも食後にぴったりの一皿ですね。

大変便利な場所にあり、カジュアルに美味しい食事を頂けるのでおすすめです。お魚が食べたくなったらまた伺いたいと思います。

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