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9月に買った本、読んだ本
またもやタイトル変えました。
安定しなくてごめんなさい。
買った本の他に、読んだ本についても少しおしゃべりしたくて。
Twitterで読了ツイートをしてますが、足りないなーって思ったものはnoteで補足という形に。また変えちゃうかもしれないけど。
ネタバレ?になりそうなもの、結構突っ込んで書いてる作品には※をつけたので、未読の方は注意してくださると嬉しいです。
まずは買った本
透明な螺旋 東野圭吾 →読了 ※
月曜日の抹茶カフェ 青山美智子
丹生都比売 梨木香歩 →読了
ガラスの海を渡る舟 寺地はるな
声の在りか 寺地はるな
かがみの孤城 辻村深月
烏は主を選ばない 阿部智里 →読了 ※
黄金の烏 阿部智里 →読了 ※
三ノ池植物園標本室 上 眠る草原 ほしおさなえ →読了 ※
三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子 ほしおさなえ →読了 ※
空棺の烏 阿部智里 →読了 ※
プラス読んだ本として、烏に単は似合わない 阿部智里についてもちらっと。
前置きが長くなりましたが、早速。
透明な螺旋 東野圭吾※
7月くらいに、ガリレオシリーズの最新刊が発売されることを知ったものの試験ですっかり忘れてしまい、気づいたのは8月の終わりがけ。
発売日に買いに行けず、次の日は雨で断念してようやく。
大きな本屋さんだったので、入口、単行本コーナー、そしてどーんと平台に展開されていてさすが。と思いました。
帰ってからは一気読みでした。
なかなかに考えさせられる話で、すこし容疑者Xの献身を思い出しました。意図的なのか偶然なのか表紙には同じく薔薇。
ただ、他の人の感想が見たくて何の気無しに見たAmazonレビューの大半がかなり辛口だったのにとても驚きました。
確かに当初のガリレオシリーズのような科学的な要素はなかったし、今作で明かされる湯川先生のとある秘密を、なぜ入れたのだろう?とも思いました。この設定は果たして必要だったのかな?
次からの新たな展開への布石だといい、というこの作品を期待外れと感じた方の、願いに近いコメントがあってなるほどな、と。
あと、読んだ時は思わなかったものとして、「この話をなぜガリレオシリーズでやろうとしたのか?加賀恭一郎シリーズでよかったのでは?この話はガリレオシリーズの魅力的なキャラクターにかなり依存していて、全く関係なくただの一冊として出したらきっと駄作と言われただろう」
というような趣旨のコメントがありました。
確かに、この作品はガリレオシリーズらしくないかもしれません。
ただ、いつもと違うことで新たな一面を知れたのも事実だし、この作品によって考えさせられたこともあった。
純粋に楽しむこともできた。
だから、わたしはこの本を読んで良かったです。
月曜日の抹茶カフェ 青山美智子
こちらもまた発売されるのをすっごく楽しみにしてました。
今年初めて知ってから、追いかけている作家さん。
無事にgetできて幸せです。
前作で気になるラストだったので、その後どうなったのかがわかるのかな?
青山作品はそっと寄り添ってくれるので、疲れた時とか癒されたい時まで大事にあたためておきたいような気がして、もったいなくてまだ読めてません…
丹生都比売 梨木香歩
実は丹生都比売自体は単行本で持ってます。
和テイストな落ち着いた装丁の単行本にぴったりなこの作品はふとたまに読み返したくなるくらいにお気に入り。
これです↓
他にも梨木香歩さんの作品は大好きなものばかりなので、作品集が出版されたと知ってからずっと気になっていました。
が、丹生都比売持ってるしなぁと躊躇っていたのです。
同じ本を単行本と文庫本で買うことはそんなに抵抗ないですが、同じ形態で買うのはちょっと躊躇うといいますか。
けど!遂に買いました!
嬉しい!
落ち着いた装丁がかなり好みですし、収められている作品も魅力的。短いものばかりだけど、短い中にしっかり世界観があって、引き込まれた途端に終わってしまう。
後に残るのは不思議な余韻。
「コート」と、「ハクガン異聞」というお話が特に好きです。
ガラスの海を渡る舟 寺地はるな
8月の末くらいに9月に新刊が出るというツイートと装丁を見て、これは発売すぐに買わないと決めました。
それくらい装丁がかなり素敵で。
思わず絶対買う!って引用ツイートしたら、出版社さんからリプライをいただきました。
発売されて、本屋さんで初めて表紙を見た瞬間、すぐにレジに行きました。
まだ読み始めたばかりだけど、道と羽衣子それぞれの視点から語られる物語にすでに引き込まれています。
羽衣子の痛々しさがなんとも言えない笑
声の在りか 寺地はるな
これは買う予定はなかったんですが(未読の寺地作品がたくさん本棚で待ってるのです…)、サイン本だったので買っちゃいました!
好きな作家さんの、サイン本があったら無条件で買ってしまうの、誰かわかる人いませんか?笑
というわけで完全な予想外の購入でした。まだ読めてません…
かがみの孤城 上 辻村深月
本屋大賞を獲られた時からずっと気になっていたものの、他にも読みたい本がありすぎて後回しになってました。
が!
夏前?くらいに文庫化されたので遂に買いました。
まだ読み始めたばかりだけど、既にハマりそう。これは時間がある時に読まないと続きが気になって諸々手につかなくなるやつかも。
しかもひよって上巻のみ買っちゃったのよ。これは読み進める前に下巻を買っておかねば。
烏は主を選ばない 阿部智里 ※
烏シリーズの一巻である「烏に単は似合わない」を4年くらい前に買ってから、ずーっと積読してました。
これ↓
いや、積読してることすら忘れてました。
それを三連休に本棚を整理したら奥から見つけました笑
四次元ポケットみたいな本棚でしょ。
なんてことはない、本棚で前後に並べた後ろの隅にいらっしゃったのです。しかもその区画が普段はあまり読み返さない本を入れてるところで存在を忘れてしまっていたのです…
そんな、前作をふと手に取ったのですが、一気読みしてしまいました。
デビュー作なだけあってラストの怒涛の種明かしというか、あせびの意外な本性が露見したときや若宮のずけずけ言う感じには、ちょっとうん?!って思ってしまったのは事実だし、批判が多いのもわからなくはないけど、わたしは面白く読みました!
感想をいろいろ漁ってると皆さんこぞって2巻である「烏は主を選ばない」を読んだ方がいい!!とおっしゃっていて、すぐさま近所の本屋さんへ。
結果、この2巻も一気読み。
前作のもやもやが解消されてよかったです。1巻だけで読むのをやめるのは本当にもったいないので、勧めてくれた見知らぬたくさんのレビュアーさん、ブロガーさんありがとうございます!
ファンタジーが好きな女の子はこういうの好きだろうなー、夢中になるだろうなぁと思いました。
もしこれを読んだのが中高生のわたしだったら、それこそどハマりしただろうなぁ…
余談ですが、これを買ったのは近所の小さな本屋だったのですが、集英社のナツイチのおまけが余っていたのか文春文庫なのにしおりをくれました笑
ローカル本屋さんのこういう緩さ、結構好きです。
黄金の烏 阿部智里 ※
そんなわけで1巻、2巻ともに一気読みしたので当然3巻も買いました。
そりゃ買うよね!
2巻の最後に雪哉が辞職してしまったので、主人公は別なのかな?と思いきや。
早々に雪哉が出てきた。
じゃあこの巻も雪哉目線ということはさすがに若宮は後半まで出てこないのかな、と思いきや。
早々に出てくるんかい。いやまぁ出てこないと進まないよね。
この巻は、烏シリーズの世界観の広がりや奥行きを垣間見た気がします。
これまでの話であれば、八咫烏である設定の必要性をあまり感じられなかったのですが、おおお?!と思うような場面も。
ますます目が離せないです。
三ノ池植物園標本室 上 眠る草原 ほしおさなえ ※
これはジャケ買い。
いや、大好きなほしおさんなのでジャケ買いとは違うのかな。
見たことのない作品で、表紙が可愛らしくてまずは上巻だけ。
話の筋はこんな感じ。
ブラック企業で働いていた主人公の女の子が仕事に疲れて突然退職して、ふと目についた古びた、でも素敵なおうちに一目惚れしてお引越し。その後近所の植物園でバイトを始め…
本当に気まぐれで買って平日の夜にすることがなくて手に取ったんだけど、なにこれ好き!この話!!と大興奮で読み進めました。
わたしは昔から、研究室とか植物とか標本室とか古い素敵なおうちとか、そういうキーワードに弱い。
と、思ってわくわくしながら読んでいたら突然、視点が変わって戸惑いつつ、いったん上巻が終わってしまいどうなるの?とドキドキしながら下巻へ。
三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子 ほしおさなえ ※
読んで良かった。
すごく素敵な作品を読めたことが幸せ。
あまり書きすぎると良さがなくなってしまいそうなので、これはもう気になった方は読んでください。としか言えません。
素敵なお話でした。
ちょっと放心気味。
この作品がほしおさんの原点、と帯に書いてありましたが少し垣間見れた気がします。
空棺の烏 阿部智里 ※
烏シリーズ4作目。
1巻が後宮もの、2巻と3巻がちょっと少年漫画風と来て今回は学園ものの雰囲気。
ちなみにハリーポッターを意識してるのだとか。
読み終わってからその情報を知って、振り返ればなるほどなぁと。
それはさておき、今回も雪哉が大活躍というか、ますます腹黒くなってというか。
スピード感のある展開でサクサク読めました。
とても気になるところで終わったので続きが早く読みたいです。
以上が9月に買った本、読んだ本でした。
なんだか長くなってしまったので、ちょっと書き方というか構成については考えなきゃいけないかも。
特に今回は、烏シリーズのこともあって。1巻を買ったのは9月ではないものの、読んだのは9月で、面白かったから続きを買ったので、その辺りがごちゃごちゃしてしまったかもしれない。
感想は感想で記事を作るとか試行錯誤ですかね。
文章を書くって難しいー!
作家さんってすごい!
そんなすごい作家さんの素敵な作品に10月もたくさん出会えますように。
ではまた。
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