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今日は「自分を育てるのは自分」という、
10代の生徒さんに向けて、東井義雄さんが語った言葉を紹介します。

講演の内容はこんな感じでした。

ある所に、女の子を一人持つ、母子家庭の婦人がいました。

くず鉄を集めて、回る仕事です。
そのお嬢さんは、小さい頃は、優しくで、勉強も良く出来る素直なお子さんでした。

でも、中学に上がった頃から、非行に走り始め、とうとう警察の世話になるようになったそうです。

その理由はただ一つ。
くず屋をするお母さんの仕事を馬鹿にされ、どんなに勉強が出来ても、所詮くず屋の娘じゃないか、と言われたのが原因でした。

お母さんがそんな仕事をしているから、学校に行っても馬鹿にされ、いじめられるのだ。

お母さんの仕事が恥ずかしい…娘さんはそう思い、どうにもやるせない気持ちから、非行に走り、お母さんに対して恨みの気持ちも持っていたようです。

たった一人の娘に対して、申し訳ない、
でも、この仕事を辞めたら、明日からの生活は立ち行かなくなる。

結局、お母さんは、この仕事を続けるしかない、分かってもらうしかないと考えたのだそうです。

そしてある日、お母さんは長年の苦労がたたり、仕事が終わってから、家に帰るまでの坂道をリヤカーで登れなくなってしまいます。

そこで、娘に夕方迎えに来て、一緒にリヤカーの後ろを押して欲しいと頼むのです。

この仕事を嫌っていていたお嬢さんは、イヤイヤ手伝ったのですが、その仕事を手伝っているうちに、涙が溢れてきたと言います。

「あぁ、お母さんの仕事はこんなに重労働で、大変な仕事だったのだ。
こんな重労働を、お母さんは何年も私の為に続けてくれた。
それなのに、私は、この仕事をするお母さんに感謝するどころか、恥ずかしいとさえ思っていたのだ。
なんて罰当たりだったのだろう。」

その時、お嬢さんは心からそう思えたのだそうです。

自分を生かしてくれるものに、目が覚めてみると、ぐれたり、自分勝手な生きざまができなくなってしまう。

すると初めて、人は愛の重みや人の痛みを知り、生き方を見直す事ができるようになると東井先生は仰います。

☘️願いの中で、自分は生かされている。
この事を改めて知り、感謝の生き方をしたいですね。


今日も長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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