「感謝と祈り」第268話
東京都立小山台高校という進学校があります。
その高校の野球部に、市川大輔君と言う生徒がおりました。
二年生唯一のレギュラー部員で、
何事もコツコツと真面目に練習する野球部員の一人だったそうです。
しかし、夏の大会まで一か月と迫ったある日、悲劇が彼を襲いました。
先輩達と、新しい野球のバットを買いに行き、帰宅した時に、自宅に設置された
シンドラー社製のマンションのエレベーターに挟まれて、バットを握ったまま亡くなってしまったのです。
野球部員達は、大切な仲間を失い、ショックのあまり、暫くは野球の練習もままならなかったと言います。
そんな彼らを救ったのは、大輔君のお母様の手紙と、大輔君が残した野球日誌の言葉でした。
大輔君のお母さんは、みんなが悲しんだら、大輔も悲しむから、どうか笑顔で練習を続けて下さい...…と手紙を送って下さったのです。
そして、大輔君が残した野球日誌には次のような言葉がありました。
「当たり前のことを当たり前にやる。でもそれが難しい」
「一分一秒を悔いのないように生きる。精いっぱい生きる」
「エブリ デイ マイ ラスト」
進学校の彼らは、練習スペースも時間も限られている。
でも、大輔君の分まで、頑張るんだという思いが強い。
そして、チームで一致団結し、日常生活の中にこそ野球の練習があり、努力の先に光があると教えてくれた大輔君の分まで頑張ろうと、必死で練習に取り組んだそうです。
毎日を最後の日と思って、一瞬一瞬を誠実に生きる。
これが大輔君が残してくれた、大切なメッセージだったように思います。
当たり前の日常などなく、生かされている事に感謝して、日々を精一杯生きていきたいですね!
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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