「感謝と祈り」第405話

日本には、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があります。

これは偉くなればなるほど、謙虚な姿勢が必要という事を稲穂に例えています。

《人間は賢明になればなるほど、ますます腰を低くして他人から学ぼうとする。》（ロジャー・ベーコン／13世紀・イギリス)という言葉もあります。

世の中には、「私はあなたより知識も教養もある」といった態度をあからさまに見せて、上から目線で相手に接する人がいます。

そのような上から目線の人は往々にして、実際には賢明ではないのかもしれません。

そういう人は、人から学ぼうという意識がないのです。

そういう人の所には、人は情報を持っていかなくなるし、情報がいかない事で、成長がそれ以上出来なくなってしまうのです。

本当の意味で賢い人は、上から目線で相手に接することはしないようです。

むしろ、賢い人ほど腰が低いものなのです。

賢い人とは、「自分にはない知識や経験を他人から教えてもらおう」という意欲が旺盛な人です。

だからこそ、腰を低くして、他人から多くのことを教わり一層賢くなっていくのです。

そのような「腰が低い人」には、限界というものがなく、世の中の無限にいる他人から、知識や経験を学ぶことで、その人は益々賢くなっていくのです。

成長したいのであれば、腰を低くして他人から学んでいく姿勢が大事。

人から教えてもらうという意識を持って、謙虚さを身につけていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。