「感謝と祈り」第269話
【一流料亭の女将が語るおもてなしの流儀】
京都の老舗、有名な料亭「和久傳」
というお店があります。
コロナ禍にあっても、苦難を乗り越えて、今もそのブランド力を高めています。
その女将さんが大切にしている事は、
すばり朝一番の「掃除」です。
寒い日でも窓を開け放して、掃除の徹底をはかり、廊下や障子の隅々まで塵一つ落ちていないようにし、園庭の葉っぱ一枚一枚を丁寧に拭いたりする徹底ぶりだそうです。
何故そこまでするかというと、掃除をする前と後では全く空気感が違うのです。
それは女将さんが、若い頃大徳寺という場所で居候していた経験も大きく関わっているといいます。
大徳寺では朝、井戸で水を汲み、毎日床を拭く事から始まったと言います。
大して汚れていないのに、こんなに水拭きをしたら、床が腐ってしまうのではないかと思ってしまう位、毎日床磨きをする。
でも、ある日、女将さんは、掃除をしている自分が気持ちいいのだ…と気づいたそうです。
それから、気持ちの良い空間(職場)にする為には、掃除が一番だと気づき、その他にも三つの言葉が大切だと仰っています。
それは、「はい」「ごめんなさい」
「ありがとう」という3つの言葉です。
何か失敗したら、直ぐにごめんなさいが言える事。
そして、何かをしてもらったら、常にありがとうと言える事。
そして、いつも「はい」と笑顔で、返事が出来ることが、職場の空気を良くする秘訣なのだそうです。
私達も、この言葉を使って、周りの空気を変えていきたいですね。
掃除はとても有効であると思います。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございまいました。
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