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感謝と祈り🍀

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少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
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#成長

「感謝と祈り」第737話

人間が内省して、深く自分の人生を顧みるには、三つの要素が必要だと森信三先生は仰っています。 本や人に聞いて、道を学んだだけでは真に理解することは出来ないし、本当の意味は分からないといいます。 かくして人間は、その人の生まれつき、 すなわち先天的な「素質」と、「道または教え」と、もう一つ人生の「苦労」というこの三つは、人間のでき上がるうえに、 欠くべからざる三大要素と言えましょう。 森信三『修身教授録』より そして一つの道を、10年地道にやり通す人は、少ないけれど、10

「感謝と祈り」第719話

◆「野火焼不尽 春風吹又生」 (白楽天/唐の詩人) この詩は、野火に焼かれ、草木が一本もない焼け野原でさえ、 春になれば必ず新しい命が芽吹くという意味があります。 人生には様々な困難や問題がつきものです。 事業の失敗や盛衰。 愛する人との別れや死。 病気や金銭の問題。 職場や友人、家族との人間関係.… その人に起こる困難は、成長に必要な問題であり、 必ず乗り越えられる問題です。 そして、自らに課した問題でもあるようです。 しかし、どんな苦しみや難問も、 その時が過

「感謝と祈り」第587話

今年は、新しい環境に入る努力をしてみるのはいかがでしょうか? これは難しい事だけど、人間関係の幅を広げる上でとても大切な事になります。 「越境学習」という言葉があります。 これは、法政大学の石山恒貴(のぶたか)氏の言葉です。 「越境学習」とは、自分の居心地の良い場所(ホーム)を抜け出して、アウェイを体験することなのだそうです。 アウェイは居心地の悪い、すぐにはなじめない場所だが、越境してその違和感や葛藤を味わいながら、なんとかやろうとすることが自分の大きな経験となり

「感謝と祈り」第542話

今日は、坂村真民氏の詩を紹介します。 なぜ命ある限り歩む必要があるのか、考えさせられる素敵な詩です。 そして、それは「自分の花を咲かせるためだ」と先生は仰います。 「悟り」という詩がある。 「悟りとは、自分の花を咲かせることだ。 どんな小さい花でもいい。 誰のものでもない独自の花を、咲かせることだ。」 先生がすべての人に托したメッセージです。 最後に先生が生涯のテーマとした詩を紹介します。 「ねがい」という詩です。 「人は終焉に向かって自分を磨いてゆかねばなら

「感謝と祈り」第533話

出会いの数だけ人は成長します。 ■人に好かれたいなら、好かれようと思わないこと。 好きな人をたくさん作ること。 ■いつもどんなときも、相手のためにベストを尽くすことで、いい人間関係が 生まれる。 ■どんな人生であっても、最期に思い出すのは、出会った人たち。 どんな人に出会い、どのように接してきたかで決まる。 人を大切にする人が、満足して人生を終える。(たぐちひさと氏の心に響く言葉より) 出会いの数だけ人は成長するようです。 人に好かれようと思ったら、みんなに好かれよ

「感謝と祈り」第529話

私たちが生きている間に、人間学を学ばなければいけない理由は、この世にいる間に、少しでも自分を磨き、心を高め、過去の自分よりマシな人間になる為だと思う。 あの世に行くまでの間、自らの人間性を練り、人格を高め、深めていく為には、磨き砂がどうしても必要です。 小林正観さんは、魂を磨くための砥石は3つあると仰っています。(宇宙も神様もぜんぶ味方につける習慣/宝島社)より ひとつは「家族と家庭」です。 結婚とは、「夫という名の砥石(といし)」「妻という名の砥石」を手に入れたとい

「感謝と祈り」第495話

【最善観とは】 森信三氏の言葉より抜粋 「最善観」という言葉は訳語で、西洋の言葉では、オプティミズムという言葉がこれに相当するそうです。 通例は、これを「楽天主義」と訳するのが普通ですが、 哲学のほうでは、これを「最善観」というのが普通になっているそうです。 元来この言葉は、ライプニッツという哲学者のとなえた説だそうですが、 神はその考え得る最上のプランによって、世界を作られたのだという。 したがってこの世におけるよくない事も、神の全知の眼から見れば、それぞれそこに意

「感謝と祈り」第450話

こんな俳句があるのでご紹介します。 「くすの木千年 さらに今年の若葉なり」 樹齢千年の楠(くすのき)と聞けば、普通はもう葉をつける元気もないと思うかもしれないけ ど、昨年と変わらないばかりか、さらに勢いよく若葉が萌えている。 こんな内容の俳句です。 生きる事は、成長する事だと斎藤一人さんは仰います。 樹齢千年の木ですら、まだまだ成長しているのです。 それを、年を取ったと言い歩みを止めるから、逆に苦しくなるのだと言う。 なぜなら、成長を止めるって、自然の摂理に

「感謝と祈り」第419話

先日、名古屋場所が無事に終わりました。 最後まで白熱した土俵に、夢中になった方も多いと思います。 両者相見合って、 「ハッケヨイ ノコッタ ノコッタ」。 相撲ではお馴染みの、威勢のよいかけ言葉ですね。 両者の動きが止まると、行司はまたこの言葉をかけ続けます。 ハッケヨイのハッケは、易で出てくる八卦のことです。 「当たるも八卦当たらぬも八卦」の八卦。 八卦とは自然界、人間界に起こる様々な現象を、八つの形で示したものだそうで、色んな展開があるわけです。 まだまだ攻

「感謝と祈り」第379話

「魂」は生まれ変わりを重ねながら成長していきますが、「魂」が成長できるのは、「肉体を持ったときだけ」と、小林正観さんは仰っています。 本当かどうかはさておき、どうやら私たちの体は「魂」だけで過ごしているときは、「事件」が起きず、とても楽な状態であるため、成長しないようになっているらしいのです。 信じたい人だけ、信じて下さいね。 誰も魂の状態の時を覚えている人はいないのですから。 でも、私は人間の生まれ変わりはあると思っています。 そして、魂の進化の為に、この世に肉体を

「感謝と祈り」第371話

中国古典に「曲礼」(きょくらい)という 『礼記』の一篇があります。 「曲」というのは「くわしい」という意味です。 その「曲礼」の中に「年齢」のことが書いてあります。 人生まれて10年を「幼」という。 学び、教えを受ける年齢です。 20を「弱」という。 30を「壮」という。 40を「強」という。 50を「艾」(がい)という。 60を「耆」(き)という。 70は「老」という。 80、90を「耋」(てつ)という。 30代、40代は活気盛んで、とても活動的ですが

「感謝と祈り」第341話

何かを成そうと思ったら、石橋を叩いていては渡れない。 「やろうと決めて、どうしたらできるかを調査せよ。(西堀栄三郎/探検家)」 探検家の西堀氏の言葉にハッとさせられました。 確かにそうだと思う。 仕事の出来ない人は、何かを成そうと決めた時に、直ぐに出来ない理由を探す人なのです。 人の心的態度としては、二つの姿勢しかないと言う。 一つは、現状を打破しようとする姿勢。 もう一つは、現状維持の姿勢だ。 何か事があったとき、多くの人は、 現状維持の姿勢を取りがちだ。

「感謝と祈り」第340話

脱皮をしながら成長する生き物がいる。 カニやエビやヘビ・・・・・・蝶々なども、きれいな羽を広げて飛び立つときには、サナギの固い殻を脱ぎ捨てる。 人間も、同じで ひと皮むける、という言い方がある。 殻を破る、という言い方も出来ますね。 人間としてひとつ成長するためには、これまでの自分から脱皮をする必要がある。 自分が慣れ親しんだ場所(コンフォートゾーン)から抜け出し、新しい環境でも自分を変えていく作業が必要になってくるのです。 いつまでも学生気分のままでは社会人と

「感謝と祈り」第336話

皆さんは吉田松陰という偉人をご存知だと思います。 吉田松蔭は牢の中で金子重輔に向かってこういった。 「金子君、今日このときの読書こそ、 本当の学問であるぞ」 牢に入って刑に処せられる前になっても、 松蔭は自己修養のため、勉強を止めなかった。 死を目前にしても、学問の手を止めず、生涯学び続けた人だったのです。 人間はどうせ死ぬもの… いくら成長しても、 最後には死んでしまうことに変わりはないと思う人もいる事でしょう。 この「どうせ死ぬのだ」という わかりきった結論を