湯元 みこと

上場企業で営業をしているかたわら、小説をメインに執筆をしています。 幼少のころからの歴…

湯元 みこと

上場企業で営業をしているかたわら、小説をメインに執筆をしています。 幼少のころからの歴史好きが転じて、現在の趣味は考古学です。 発掘調査に参加したいです。 本サイトでは主に読み専と読書感想文の投稿になるかと思います。よろしくお願いいたします。

最近の記事

【感想】【できるYouTuber式 Excel 現場の教科書】長内孝平、インプレス(2019年)

営業に配属されてから、Excelの勉強を始め、今では便利に使わせてもらっています。 勉強のはじまりにお世話になったのが本書です。もともとおさとExcelという動画をYou Tubeで観たのがきっかけです。とてもわかりやすくシンプルに使いこなせるという内容が気に入り、オンラインスクールにも入りました。 技術を習得するにはそれなりの時間が必要ですが、きちんと努力をしていれば、費やした時間は自分を裏切りません。 あとは、それをどう回りに還元するか、はそれはそれでしっかり考えな

    • 【感想】『影響力の武器』ロバート・B・チャルディーニ、誠信書房(2014年)

      大学の授業で使う専門書のような重量感のある内容になっています。 理解するには時間がかかり、実践するにはさらに時間を要しそうです。 実証実験をもとに仮定、実験、検証という科学的な方法が細かく書かれているので、読み応えは抜群です。 一日で読もうとしない方がよいかもしれません笑 しかし、誘惑の多い現代社会において、本書の内容を自分のものにできれば、人生はより豊かになるだろうと感じさせてくれる本です。 実は自分の行動が、相手による誘導によって導き出されたものだとしたら?

      • 【感想】『未来の人材は「音楽」で育てる』菅野恵理子、株式会社アルテスパブリッシング(2018年)

        クラシック音楽(交響曲)を聴くのが趣味なので、興味の惹かれるタイトルから購入しました。過去の偉大な作曲家たちが、どのように作曲活動を行っていたのかをテーマごとに解説しています。 「多様性」「共存」「ものの見方」「開拓精神」「目に見えない力」 およそ現代人にとっても深く関わりのあるキーワードではないでしょうか。 作曲家は旅をしたり、新しい人との出会いや別れを経験し、自分の血肉として蓄え、音楽を通じてまわりに伝えています。 自分の力を最大限発揮するには、人に対して深い関心

        • 【感想】『青のオーケストラ』阿久井真、小学館(2017年〜)

          音楽の漫画、アニメが好きでネットから読み始めましたが、まさか実家に帰ると単行本が揃っているという奇跡に遭遇しました笑 親の感性を子が引き継いでいる感じです。 青春音楽漫画。音楽作品の中で、『のだめカンタービレ』も好きで、『四月は君の嘘』も好きだったので、個人的にはもろストライクゾーンです。 音楽という耳の表現、絵と文字の目の表現だけで伝えられるのがそもそもすごいです!!! 読むだけで聞いている感覚に陥ることができるのはとても幸せです。それでもって、原曲にも興味が出て、

        【感想】【できるYouTuber式 Excel 現場の教科書】長内孝平、インプレス(2019年)

        • 【感想】『影響力の武器』ロバート・B・チャルディーニ、誠信書房(2014年)

        • 【感想】『未来の人材は「音楽」で育てる』菅野恵理子、株式会社アルテスパブリッシング(2018年)

        • 【感想】『青のオーケストラ』阿久井真、小学館(2017年〜)

          【感想】『1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座』Mana、SBクリエイティブ(2019年)

          ホームページ作成にあたり、基礎を学べる教材がないかと、いろいろ探してから購入しました。 学習サイトで勉強をしてはいるものの、いざ書くぞとなると、覚えていなかったり、うまく反映されなかったりと、壁にぶつかりまくっています笑 そんなときに、基礎教材である本書に何度も助けられています。 特にデザインを意識するようになれたのは、ありがたかったです。 色の使い方、画像の視覚的効果、その画像の配置の仕方など、サイトのコンセプトとそれに合ったレイアウトを考えることの重要性にいまさら

          【感想】『1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座』Mana、SBクリエイティブ(2019年)

          【感想】「三島由紀夫VS東大全共闘」

          今回は本ではなくドキュメンタリー映画の感想になります。 個人的に三島由紀夫が好きなので、投稿いたしました。 左翼派の東大生たちと、東大駒場キャンパスで行われた討論の実録になります。 三島は熱く語り、討論は過激、そんなイメージを持っていたのですが、覆されました。改めて、三島に対する評価が上がりました。 父と子くらいの歳の差はあれど、同じ土俵で討論する以上、言葉を武器として戦うのだから、白熱するのは当たり前。そんな状況の中でも、三島の態度は立派でした。 何よりもすごかい

          【感想】「三島由紀夫VS東大全共闘」

          【感想】『ハーバード式ロジカル英語』青野仲達、秀和システム(2016年)

          英会話を習っていたとき、外国人の友達と話していたとき、 「文法は違うけど、言いたいことはわかるよ」 と言われていました。 構文の作り方が違ったのかな?と思っていたのですが、 この本を読んで原因がわかった気がしました。 日本語で伝えたい内容を考えてから英語に直す。 だぶんこれが原因かと。 日本語⇨英語だと、文章や会話が長くなってしまいます。 長くなると、何を伝えたいのかがぼやけてしまいます。 この本では東大生とハーバードビジネススクール(HBS)生が書いたエッ

          【感想】『ハーバード式ロジカル英語』青野仲達、秀和システム(2016年)

          【感想】『星の商人』犬飼ターボ、サンマーク出版(2005年)

          営業職として配属されるとき、前職の副社長におすすめしてもらった本になります。 ビジネスに向き合う姿勢が物語としてわかりやすく書かれています。 一番のテーマは競争するか、共存するか。 富は無限であるという感覚がつかめる人と、そうでない人とでは生きる世界が変わってきます。 いえ、同じ世界に生きているのに、生き方が変わるのです。 市場のシェアは限られている、だから競合他社の売上を自社に流れさせるべく、動いていこうとします。 どの会社にいても、当たり前のように言われている

          【感想】『星の商人』犬飼ターボ、サンマーク出版(2005年)

          【感想】『ビジネスの世界で生き残るための現場の会計思考』安本隆晴、クロスメディア・パブリッシング(2019年)

          営業職の人にこそ読んでほしい本になります。 営業といえど、売上だけを作ってくればいいというわけではなく、会社が健全に運転を行うための活動をする必要があるというには、自分が営業をしていて感じていた部分であり、 じゃあどうすればいいの? と考えたとき、とにかく数字に詳しくなろうと思い、読んでみることにしました。 日商簿記を受験しようか真剣に考えていたので、著書の内容は素直に入ってきました。 細かい数字をあれやこれや言われると、 「それじゃ営業できないんだよ!」 と反

          【感想】『ビジネスの世界で生き残るための現場の会計思考』安本隆晴、クロスメディア・パブリッシング(2019年)

          【感想】『人を動かす』D・カーネギー、創元社(2016年)

          だれでも、読んだことはなくても、一度は聞いたことはあるであろう名著です。 以前読んだことがありますが、読んだ本の内容を自分の中に落とし込むには20回は読む必要があると、知人からアドバイスをもらい、繰り返し読んでいる最中です。 購入した文庫版は4章構成になっているので、数日前から1日1章ずつ読んでいます。 さて、肝心の内容について、人間関係を円滑に進める方法が記載されているので、ビジネスでも家庭内でも役に立ちます。 生きている人間は、自分に一番関心があります。 なので

          【感想】『人を動かす』D・カーネギー、創元社(2016年)

          【感想】『新版アパレルマーチャンダイザー』山村貴敬、繊研新聞社(2013年)

          仕事の関係で、知識を得たいなと思い読みました。 働いていて、かなりの知識と経験が必要だなと感じていたのですが、本書でも似たことが書かれていました。 基本的な業務の流れ、商品が店に並ぶまでの流れ、商品の売れ行きや在庫管理、トレンドを把握し次の商品に反映させるため企画力、商品に対しての責任、業務は多岐に渡りますが、マーチャンダイザーは魅力溢れる仕事だと思いました。 特に気に入ったのが、バランス能力が重要というところです。 営業、デザイン、店舗、生産管理、いろんなポジション

          【感想】『新版アパレルマーチャンダイザー』山村貴敬、繊研新聞社(2013年)

          【感想】『本所おけら長屋』畠山健二、PHP文芸文庫(2013年)

          読書好きの母に勧められて読み始めました。特に江戸人情ものが好きらしく、この辺りの好みは私もい同じなので、期待しながら読みました。 読んでみて、期待通りの作品でした。 会話のテンポが落語に近いのかな?掛け合いがコミカルで読みながら笑ってしまう場面もしばしば。 あまり小難しい内容でないのも、読みやすさに繋がっているのだと思います。 武士と町人が混ざって暮らす江戸深川において、江戸町人の「粋」を明るい雰囲気で感じさせてくれます。 江戸人情ものですと、宮部みゆきさん、高田郁

          【感想】『本所おけら長屋』畠山健二、PHP文芸文庫(2013年)

          【感想】『日米開戦陸軍の勝算 「秋丸機関」の最終報告書』林千勝、祥伝社(2015年)

          日本国についてよく一緒に討論している知人から借りて読みました。 大東亜戦争において、陸軍は悪、海軍は英雄のような世論を、一次資料を元に真っ向から叩き切っている著書になります。 恥ずかしながら「秋丸機関(陸軍省戦争経済研究班)」は初めて聞いた名前でして、発足の意味から勉強する形となりました。 この機関は、各国の経済力に焦点を当て、戦争の終着点を見つけるために誕生しました。 英米を相手にするという無謀にも思えるような戦いを起こすことが、ただ無謀であると報告するだけのもので

          【感想】『日米開戦陸軍の勝算 「秋丸機関」の最終報告書』林千勝、祥伝社(2015年)

          【感想】『マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法』J・マーフィー著、"無限の力"研究会訳、三笠書房(2006年)

          運には限りがあるという考え方に、どうにも共感ができず、むしろいくらでも運は掴めるんじゃないかと考えていたところ、この本に出会いました。 あれもこれも望むのは欲張りだ、叶いっこないとまわりに言われ続けたり、自分自身でもそう考えてしまったり。そうしていつの間にか、「やっぱり無理なんじゃないか」と信じ込んでしまうことが、一番の原因であると本書は述べています。 しかし、成功者、富や幸福を手に入れている人々は、自分や他人の可能性をどこまでも信じています。理想とする状態を心から願い続

          【感想】『マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法』J・マーフィー著、"無限の力"研究会訳、三笠書房(2006年)

          【感想】『ユダヤ人の頭の中』アンドリュー・J・サター著、中村起子訳、インデックス・コミュニケーションズ(2004年)

          ユダヤ人と聞くと、「お金持ち」「迫害」「タルムード」といったキーワードが思い浮かびました。 本書を読んで、一番感じたことは、ユダヤ人はどの人種よりも考えている人種だということ。 世界の人口に対して、マイノリティであるが故に、考えること、変化を受け入れることに積極的な思考をもっているからこそ、頭角を現すことができるのです。 そのため、ユダヤ人が世界に与えてきた影響は大きいです。 時代を変えるほどの発見をしたり、事業を起こしたり、ユダヤ人は世界を牛耳っているという人もいま

          【感想】『ユダヤ人の頭の中』アンドリュー・J・サター著、中村起子訳、インデックス・コミュニケーションズ(2004年)

          【感想】『大相撲の見かた』桑森真介、平凡社新書(2013年)

          赤ちょうちん系の居酒屋に通うようになってから、居酒屋でテレビを見るようになりました。 そこでよくチャンネルされていたのが大相撲かプロ野球中継。おっちゃんたちと一緒に観るのが楽しいです。 個人的には、大相撲では関取遠藤が好きで、新聞の結果を追いかけてはいたのですが、テレビ越しでも迫力が伝わってきて、おもしろいです。 しかし、行司の人が何を言っているのか、解説の人の専門用語がわからず、なんとなくおもしろいという感覚でした。 そんな中、たまたま古本屋さんをのぞいたときに、見

          【感想】『大相撲の見かた』桑森真介、平凡社新書(2013年)