見出し画像

大学院とまったく関係ない読書記録  60代から心と体がラクになる生き方

こんにちは。大学院とはまったく関係ないのですが…
なんでも良いから「新書」を読んで→「書評を書く」課題で購入した本を、せっかくなので、ご紹介します。


老後が不安という人は多い。ほとんどの人が「健康」「お金」「生きがい」など、さまざまな不安を抱えている。そんな不安を著者は一つ一つ取り除いていく。不安に思うより、ボケることのメリットを知ろう。できることに目を向ければ、心と体をラクにして生きていけると本書は語る。
著者は高齢者専門の精神科医。医学だけでなく受験・教育論としても多くの著作を持つ。映画監督も行うマルチぶりで本人自らが「好きなことを実践している」。本書では、臨床経験の豊富な精神科医として、人と比べない、しばられない、「心」をラクにする方法を、やさしい言葉で解き明かしていく。

「認知症は神様がくれる最後のプレゼント」。認知症になって老醜を晒したくない、家族にも迷惑をかけたくない、と心配する人は多い。著者は多くの臨床例の経験から、実は「認知症」を患う当人自身は「幸せ」だと言う。認知症を正しく知り受け入れることは、お金や健康不安への対応と同じ。「不安」の多くは「幻想」。むやみに恐れ思い悩むことで貴重な時間を浪費しない。
「心をラクにして生きるためのポイント」をまとめると、勝ち負け意識を捨て、面白いかどうかを価値判断の基準にする。それには自分が本当に熱中できるもの、日々の「小さな幸せ」を見つけよう。体の変化に気づいた時には、できないことではなくできることにフォーカスしよう。世間の高齢者像に囚われず、自分の主観で生きよう。そう著者は主張する。

  企業も積極的に「セカンドライフセミナー」などを提案、メディアもこぞって備えを説くなど、老後の準備への情報があふれている。そんな中、きっちりと計画をたて、準備する人も少なくない。一方、多くの情報で漠然と不安になり、かえって心を病んでしまうことも少なくない。実はシニアには、「認知症」より怖いのは「うつ」だという。
これから定年を迎えるシニア予備軍、子育てが終わった世代、おひとりさまで60代を迎える人、すでに60代を迎えたシニアでもまだまだ遅くない。長寿化で、老後へなんとなく不安を感じている方、「生きがい」が見つからず不安を覚えている人。そんな方々に、ぜひ肩の力を抜いて本書を読むことをお薦めする。
「やりたいことすら、なくていい」。著者と一緒に「心も体もラクになろう」。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

人生100年時代。セカンドキャリアも前途揚々、健康に気をつけて、数ある選択肢の中から、好きな道を選んでね…

選択肢が多ければ多いほど、人間、悩みも増え、後悔も残るものです。

年取って、もしかしたら以前よりもネガティブになりがちな60代を迎えるあなた!そして私!そんな迷える老ヒツジたちに、「思い悩むのが一番よくないよ。気楽に行こうよ。そのためには…」とエールを送ってくれる本。

一緒に60代を気楽に迎えましょうね!!

自らの第二の人生のために、そしてそれを広く恩返しできるよう、生涯学び続けたいと思っています。よろしければサポートお願いします。