【まめ知識☆】ピーマンの保存法
こんにちは、
時短家事コーディネーターの ゆみなかです。
noteを読んでくださっている方から、野菜の保存方法について知りたいというご意見を頂きましたので、野菜に関する内容についてもこれから時々投稿していきたいと思います。
食材の適切な保存方法を知るのも、家事の料理や食材管理や収納でも必要になる知識です。
食材を管理するうえで悩むのは、いつのまにか傷んだり腐らせたりすることでムダにしてしまうこと。
食材というのはそれぞれの特性を知り、適切に保存することで保存できる期間や鮮度が格段に変わります。
そしてサッと素早く使える保存状態にしておけば、料理の時短につながるため、覚えておいて損はありません。
今回のテーマはピーマンについて。
私は以前、ピーマンは買った袋のまま冷蔵庫に保存していました。
もやし等にくらべると長持ちするので、「もうちょっと後で使おうかな」と大抵後回し気味に。
そしてしばらくしてからいざ使おうと手に取ると、いつの間にか元気がなくシワシワになっていた…ということが度々ありました。
このムダになってしまいがちなピーマン。
ポイントを押さえながら、簡単に説明していこうと思います。
ピーマンとは
ピーマンはナス科の一年草、およびその果実。学名はCapsicum annuum L. 'grossum' であり、トウガラシの栽培品種に分類される。果肉は種子以外ほとんどが空洞になっている(ウィキペディア)
・「ピーマン」も「パプリカ」も、ナス科のトウガラシ属の植物。
・辛みのないトウガラシの一種。
・ 一般的なピーマンは成熟前に収穫するので緑色。その時期で収穫せず熟させると赤色へと変化していく。黄ピーマンはまた別の品種。
・フランス語の「ピマン」が語源(とうがらしの意)
選び方
・ヘタや皮にハリがある
・ヘタの切り口が瑞々しい
・ヘタが黒ずんでいない
・緑が濃く光沢がある
・肉厚で弾力がある
・肩が盛り上がっているもの
※味がいいのは夏場(旬は6月~8月)
栄養
・トマトの約4~5倍ものビタミンC
・フラボノイド(ビタミンP )
・その他ビタミンB1、B2、D、E、A
・βカロテン
・鉄、カルシウム、ミネラル 等
・カプサイシン、ピラジン、カリウム(種とワタの部分)
効能
・夏バテを防ぐ
・疲労回復
・夏風邪の予防
・毛細血管を丈夫にする
・常食すれば血管や血液の浄化効果に
・脂肪の代謝を促す
・お肌の美容効果
4つの保存方法
①常温(冷暗所)→1週間程度
②冷蔵→3週間ほど
・カットしたピーマンは日持ちしない→冷蔵(2~3日)か冷凍に。
(1度50度くらいのお湯に2~3分入れてから水分をふき取り冷蔵すると1週間ほどもつ)
③冷凍→1ヶ月ほど
④干す→カラカラになるまで干したピーマンは、冷蔵で1カ月ほど
常温・冷蔵保存の方法
・ピーマンは水気に弱い →ペーパータオルなどで拭き取る
・適度な湿度が必要 →ペーパータオルや新聞紙などで個別に包み、ポリ袋などに入れて口を緩めに閉める
・傷みが移りやすい →個包装にする
(収穫後もエチレンガスを出していて、これは成長を促すと同時に早く腐らせてしまうガス。自身や周辺の野菜や果物にも影響が出る)
冷凍保存
・生のままでも、熱を加えてからでも冷凍できる
・あらかじめカットしておけば、調理する時にすぐ使えて便利
・シャキシャキ感はなくなるが、冷凍することによって繊維が壊れ通常のピーマンよりも柔らかくなり、苦みを感じにくくなる
・種は冷凍すると黒くなるため、種やヘタをきれいに取り除く
・水分を含んだ状態だと傷みの原因になり、よりしなっとした食感になる
・冷凍する時は、均一に重ならないようにすると素早く冷凍できる
料理
凍ったまま →煮物や炒め物に
解凍 →和え物などの冷菜に
・加熱することで苦さが減り、甘みが出る
・丸ごと料理すれば、ヘタやワタも食べられる
・ピーマンは油でいためるとβカロテンやビタミンEの吸収率がアップする
・ピーマンのビタミンCは加熱に強い
おススメ料理
これは、忙しい朝にお弁当に入れる彩りに必要な緑色のおかずが欲しい!という時によく作っているものです。
ピーマンとジャコ炒め
<材料>
・カットした冷凍ピーマン
・ジャコ
・めんつゆ
カットした冷凍ピーマンと、ジャコをフライパンで炒め、解凍されしんなりしてきたらめんつゆを加える。
とっても簡単なので、お弁当の隙間を埋めたい時なんかにも助かってます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
個人的には、ピーマンは空洞になっているので、その分かさばる収納スペースはもったいないと思っています。
ピーマンは冷凍してもあまり品質はおちないため、カットしてコンパクトにしてからの冷凍保存がお勧め。
ピーマンは苦手な人も多いですが、とっても栄養豊富な野菜です。
料理の方法によって甘みも増すので、ぜひ工夫して美味しく調理してから取り入れていってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます🙏