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『20代の自分にあったら伝えたいコト(3)』行動力と大胆さを持ちなさい

この記事は↓の続編です。もしご興味がありましたら、読んで頂けたらと嬉しいです。

人生を変えた女性たちとの出会い:勇気を出して行動し声をかけなさい

今振り返ると、28歳の時、今の自分になるきっかけとなる出会いが幾つもありました。

職場での研修で出会った女性

1995年28歳の夏、職場の5年目研修で、5年目を迎えた一般職女性は全国から東京に行き、会社の研修センターで数日間の研修を受けました。心に迷いを残したまま、その研修に参加し、唯々時間を過ごしていた、そんな状態でした。

研修担当の女性の方は、ある人材研修会社からいらっしゃった方でした。恐らく30代後半から40代の女性で、とても凛としたカッコいい研修担当者でした。

彼女は、大学卒業後、伊藤忠商事に就職され、30代で退職。その後会社研修を提供する会社に再就職されたそうです。

私はその方の経歴を聞き、研修中、唯々時間を過ごしていたやる気のない態度から、目の色が変わりました。というのも、当時転職がそこまで当たり前ではなかった中、彼女は(将来安泰であろう)大企業を辞めて不安定な状況に身を置いたのですよ!その女性に一瞬で興味を持ちました。

研修が終わった後、彼女に近寄り、
すみません。研修有り難うございました!

ところで、先生は大手企業を退職されたのですよね。私は今28歳です。今の会社でこれからも働くことに疑問を持っています。辞めて、海外に行きたいです。でも、一方で恐怖や不安もあり決断ができません。

と、打ち明けた。

今から考えると、突然研修を受けていた人から、そんな個人的な話をされたら驚くだろうと思う。でも、その女性は真剣に私の話に耳を傾けてくれたのです。彼女の懐の大きさを感じました。

彼女は「貴方が決断できないということは、今動く時期ではきっとないのですよ」と。ご自身も転職と言うものを経験されているので、その言葉は私にとってとても大きかったです。

今から考えても、「彼女は適切な助言をしてくれた」と思います。

覚悟がなかったら、荒々しい大海(厳しい社会)へ出ても、上手く泳げない」そう思います。会社に所属しているのは「会社に守られている」環境なのです。

NYの国連で出会った日本人女性

当時アメリカのNYはとてもキラキラしていて、希望に満ち溢れていた憧れの場所でした。大学時代見た映画はアメリカやNYを舞台にしていた映画が多く、とても影響されていました。特に、「ワーキングガール(1988)」や「アンカーウーマン(1996)」は大好きな映画です。

その憧れのNYに親友と旅に行くことができたのです!

言葉では伝えきれないほど、NYの街で心が躍り、刺激され、今まで感じたコトがない興奮状態でした。「あ~NYで生活してみたい!」と思いました。実はこの感情が、「海外で勉強して働いてみたい!」の種だったのです。

国際関係」に興味があった私は、親友と国連本部のツアーに参加しました。せっかくアメリカに来ているので、英語ツアーに参加してみよう!と英語のリスニングが良かったわけではないのに、「どれだけ理解できるか挑戦したかったのです!

さぁ、国連本部のツアー開始です。集まったメンバーで私たちだけがアジア人。みな英語圏の人たちで、その方たちの中にいて、英語に自信がなかった私は、ドキドキ、オドオド、でもワクワクしていたのを覚えています。

ツアーをしてくださる女性の方が遠くからこちらに近づいてきました。黒髪のアジア系の女性、多分30代ぐらいと感じました。ツアーの中で、彼女は「日本人スタッフ」であることが分かった!

ツアー客のアメリカ・欧米人たちからの多数の質問に対して、英語で的確に答えられていたその日本人女性に、私は一気に「憧れ」で心が落ちました。

すごい!堂々と英語で説明し、質問に答えている姿!たくましい!
今でも忘れられない憧れの日本人女性です。

ツアーが終わって、彼女が去って行っている後ろから、
すみません~」と私は走って行って声をかけた。

私は、日本からNYに観光で来ました。XXさんは、NYの国連で働いていらっしゃるのですね

はい

どうやって、国連で働くことができるのでしょうか?
今から考えると、凄い直球!でも当時は必死だったので失敬

その女性は親切に丁寧に彼女の経緯を話してくれたのです。

私は、日本の国立大学(信州大学)を卒業して、金融機関(都銀)で働きました。その後、夫を日本に残し、NYのコロンビア大学院に入学しました。そこで国際関係論を勉強し、国連でインターンシップをして、今に至ります

今でも、その時の興奮を覚えています。「こんな生き方もあるんだ!
当時、九州の片田舎で育った私、大学は九州の地方都市、仕事も九州の地方都市、そんな女性に出会うこともなかった環境

その女性との出会いはその後の私の人生に大きく影響を与えています。

ここで、前回の記事(2)でお話しした「所属する環境の大切さ・所属員の価値観」と結びつきます。

この出会いから、「海外留学への思い」が強くなりました。でも、職場の研修で出会った、伊藤忠商事を退職し転職した研修担当の女性の助言も念頭に入れて、今できるコトから開始しました。

今すぐ仕事は辞めないで、将来の為の資金を作ろう!

これが、会社で働くモチベーションになりました。だから、今までの自分とは違う、「目標を持った自分」へとかわる事ができたのです。

モヤモヤして自分探しの旅にでる」ことは、決して今から逃げているわけでもないと思うのです。人生、いつ、どこで、その人の人生に大きく影響を与える出会いをするか誰も知りません。でも、行動しないと、何も出会えないと思うのです。

これについての記事は↓から読めます。


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