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『20代の自分にあったら伝えたいコト(2)』自分自身を知る

前回の記事(↓)の続編です。

社会が期待する生き方でなはく自分の人生を!

1990年代当時、「女の年齢=クリスマスケーキ」という理論がありました。女性の年齢をクリスマスケーキに例え、女性の結婚年齢を揶揄した表現のことです。

クリスマスイブ24日のケーキは一番美味しくて新鮮で、予約をしていた人たちが受け取る日が、女性の年齢に例えると24歳。そしてクリスマス25日当日にそのケーキを食べる、それを女性の25歳が結婚適齢期ということです。

一体誰がそんな比喩を作り出したのでしょうか?恐らくメディアや雑誌でそのように使っていたのでしょう。とても失礼な話ですね。でも、その当時その揶揄に踊らされ、その言葉の不適切さに疑問も持たなかった自分を叱りたくなります!

これはバブル期の話ですが、今の20代の女性も「結婚適齢期」に悩まされている方もいるのではないでしょうか。

「結婚適齢期」と「キャリア」の挟間で悩む

26歳過ぎると、親からの結婚へのプレッシャーをとても強く感じました。当時、親から無理やりお見合いをさせられたりと、「世間体」と「人生選択」の挟間で、今思い返してもとても苦しい時代だったと思います。

28歳の時、両親に「海外でもう一度勉強したい」と打ち明けると、物凄い剣幕で「その歳になってまだ勉強したいのか!」「大学まで行って、十分勉強したではないか!」「自分の年齢を考えなさい!」「結婚についてどう考えているのか!貰い手がなくなるぞ!

この20代後半は両親との「人生の価値観の違い」にとても悩み、最悪な関係でした。90年代九州の片田舎の話なので、親のこれらの言葉は仕方ないかとも思います。

適所にいることが大切

20代後半、周りがどんどん結婚していく中で、「どうして、私は結婚する相手と出会えないのか?」とも考える時がありました。その答えは今だからわかります。

「自分を知らなかった」

私にとって「結婚とはお互いパートナー(もしくは親友)として欠けているものを補いながら共に人生をつくっていく」ことだと今わかりますが、当時はその価値観に気が付いていませんでした。

「私にとって結婚する相手は「パートナー」であって、「主人」ではない。だから、相手にとって私も「パートナー」であって、「嫁」ではない」

これだったのです!

そのコトに気が付かないで、お見合いしたり、合コンしたりしても相手に出会う訳がなかったのです。

「所属している環境を知る」

勤めていた職場は、男性社員は数年おきに全国中を転勤する転勤族。彼らの中には配属された同じ勤務先(地方の支店)の女子社員と結婚する男性は少なくはありませんでした。転勤族という性格から、「結婚する女性には仕事を辞めて、転勤先についてきてもらいたい」と言う(暗黙の)条件があったのかもしれません。

つまり、20代私が所属していた世界は「仕事を辞めて家庭に入っても良い」「仕事を辞めて家庭に入ってもらいたい」そんな価値観の世界だったので、職場の同年代と話していても、なんか話が合う訳でもなく、刺激される訳でもありませんでした。

つまり、所属していた環境の所属員たちとの「人生の価値観」と私の価値観にズレがあったのです。でも、当時は「どうしてこのメンバーたちとの時間や会話にシックリこないのだろうか」と自分の社交性のなさや、可愛げのなさを責めていました。


私は人生の独りぼっちかも?

当時、「私は適所にいない」と言うことに気が付いていなかったので、自分の事を「理屈や意見を言う可愛げのない女性」と思っていました。だから、「結婚できる相手はいない」とあきらめていました。

でも、その会社を辞め、外の世界を見たり、外国人と出会い、彼らとの会話の中で、今まで感じていた社会の価値観とは違うモノに出会いました。そして、心地よさを感じる環境や人々と出会ったのです。

これは、パートナーだけにも限らず、友だちを作る時も同じではないかなぁ~と思います。例えば、中学や高校のクラスに「仲の良い友だちができない」と悩んでいる10代の若者がいるかもしれません。

40人と決められたクラスで気の合う人がいない」こともアリだと思うのです。もしかしたら、「その空間は、貴方の価値観をシェアできる「適所」ではない」のかもしれません。だから、友だちができない自分を責める必要もなく、自分が好きなことや情熱を持っていることを深め、それを共有できる人たちと出会えます。

その出会いを実現するのは、「外に出て人に会う」「環境を変える」行動が必要だと思いました。「自分を知る」ことの大切さ。

今の自分が20代の自分に伝えてあげたいこと!


1)ずっと長年思い続けたことは諦めないで。(私の場合は海外の大学で勉強すること)
2)周りがどう思おうが、自分がやりたい、そして信じる道を進み続けなさい。
3)世の中の大多数の生き方が貴方にとって生きる道とは限らないから。
4)価値観を共有できる人と今出会ってなくても、自分の価値観を大切にし、行動し続けなさい!そうすれば仲間に出会えるから。
5)自分らしく生きなさい!

「沢山の困難は経験するけど、未来は大丈夫だから」





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