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自治体財政よもやま話

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地方自治体の財政担当者としての経験をもとに,自治体財政の仕組みや現状,課題,財政健全化の方策などについて,拙著「自治体の“台所”事情 “財政が厳しい”ってどういうこと?」で書きき… もっと読む
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#出前講座

その能力は誰のものか

財政課を卒業して何年も経つのに よそで講釈垂れるのはやめろって? じゃああんたが代わりに…

ヒロシです
2か月前
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人事のことが知り「対話」

今度の勤評、異動希望書いた? どうせ叶わないから書かないよ 人事課はきっと読んでもいないだ…

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衝動に背中を押され

対話を通じた市民理解の促進? そんなめんどくさいことやるのかよ その分きっちりお手当がでる…

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千人の一歩を踏み出すために

1年前、2019年9月にFacebookに投稿したものを、決意とともにここに掲示します。 (以下、転載)…

12

財政健全化が票になる

「首長(または議会)が財政のことをわかっていないので財政健全化が進まない」 これまでの出…

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財政出前講座が果たした役割

2012年8月,消防局での開催を皮切りに,私の福岡市職員向けの「財政出前講座」は始まりました…

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財政課長ついに鎧を脱ぐ

2008年の渡米研修から2012年の禁酒令,そしてオフサイトミーティング「明日晴れるかな」のスタートまで,私と「対話」の関係性を巡る時間旅行におつきあいいただきありがとうございました。 しかし読んでいて腑に落ちないのは今日のタイトルにもある通り,私が財政課長として「対話」ができるようになったのはどういうきっかけなのかという点。 本に書きたかったのですが少し長くなるので端折った経緯をご紹介します。 私は2012年4月に財政課(福岡市では「財政調整課」という組織名称です)に課長

聴く力

財政課初期の恥ずかしい話,大変多くの反響をいただきました。 もう18年も前の話。私もまだ30…

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たとえ財政が厳しくても

私が財政課に在籍したのは係長として2002年度から2007年度までの5年間,課長として2012年度か…

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縮小する未来

この5年間,私の出張財政出前講座は「対話型自治体経営シミュレーションゲーム“SIMULATION20…

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人件費の一律削減に反対します

昨日の投稿でも少し触れましたが,各自治体の来年度の予算編成はとても厳しくなりそうですね。…

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ない袖は振れないけれど

昨日「騙しあうのではなく」という記事を書きましたが,予算要求する側が財政課を騙そうとして…

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騙しあうのではなく

先日の投稿へのコメントで「財政課を騙すのが仕事」とうそぶく輩の話題が出ました。 自課の予…

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毎年予算が削られるわけ

200627オンライン対話会で寄せられた質問の回答です。 問:マイナスシーリングをすると、一律削減となりがちなのでしょうか。 問:マイナスシーリングなので各部局で削っています。市民への説明責任はどのようにするのが望ましいですか この質問に答える前に,予算編成における「シーリング」方式と「枠配分」方式の違いについてきちんと説明しておきたいと思います。 「シーリング」は「天井」という意味ですから,予算編成においては「要求上限額」を意味します。 予算編成で,各部局がそれぞれ必要