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千人の一歩を踏み出すために

1年前、2019年9月にFacebookに投稿したものを、決意とともにここに掲示します。

(以下、転載)

全国を巡る出張財政出前の旅から帰ってくるといつもたくさんのメールやメッセージが届く。
自分が届けた出前講座の熱量を真正面から受け止めていただいた全国の仲間たちから届くのはお礼や感謝の気持ちだけでなく、自分も何か行動を起こしたいという熱い志。
「資料のデータを送ってほしい」
「自分でもやってみたいのでマニュアルが欲しい」
「自分たちのまちのご当地版を作りたい」
などなど、自分の伝えたかったことが伝わり理解してもらえただけでなく、自分と同じ立場に立って周りに対して行動を起こし、影響の輪を広げていこうとする気持ちは本当にありがたい。
これこそ講師冥利、旅芸人冥利に尽きるというものだ。

しかし、その熱い思いに自分はどれだけ真正面から向き合ってきただろうか。
データが欲しいという方にはデータを、マニュアルが欲しいという方にはマニュアルを、ご当地版を作りたいという方には自分たちがご当地版を作ったプロセスをまとめた資料をメールで送るところまではきちんとやっている。
が、問題はその先だ。
メールでデータを届けたところでこっちも気持ちが途切れ、たぶん受け取った側もデータが届いたところでひと段落して落ち着いてしまうのではなかろうか。
今回、北海道名寄市と三重県鳥羽市の2DAYS終了後の週明け、複数の方からいただいたメールにしたためられていたのは「講座に感銘を受けた。が、どう行動していいかわからない」という困惑。

これまではそんなご意見に対しても通り一遍のデータキットを送り、漠然と「次の一手をご検討ください!」と言うばかり。
これでは次の一手をどう打っていいのかわからない方、行動したいけど一歩を踏み出す勇気がない、きっかけがない方にとっては十分ではなかったかもしれない、と今更ながら感じ、反省と後悔の念がわいてきた。
これまで各地で講座を開催してくれた事務局の皆さんに対してもそれは同じこと。
自分を呼んで講座を開催し、地元で同じ情報を共有し、共感した仲間がたくさんできたのに、その次の共働に向けた行動を起こすことができず、一過性のイベントに終わってしまった地域もあるのではないだろうか。

というわけで、改めてここに宣言。
これまで私の財政出前講座を開催または受講された皆さん。
講座開催あるいは受講後の次の一手をどう打つべきか、具体的に私にご相談ください。
データやマニュアル、ご当地版の作り方の提供は当然のこととして、その活用にあたっての仲間づくりや組織内外での協力者探しなど、具体的な行動を起こすうえでハードルとなりそうな事案への対処方法やモチベーションの維持、壁にぶち当たった時の相談相手など、個別のオーダーに対応したメンタリングを請け負いたいと思います。
講座後の様々なお悩み相談、なんでもお受けしますので、メールまたはメッセージでどうぞ遠慮なくお寄せ下さい。
また、今更ですがこれまで私の講座を受講された方で、関係資料をデータでほしいという方はメールまたはメッセージで個別にご連絡ください
当日配布した財政出前講座のパワポ資料、SIMULATIONふくおか2030のデータだけでなく、一番弟子のたいぞーに初めて代講を頼んだ際に彼に託した講座完コピマニュアル「秘伝の書」、現行のSIMULATIONふくおか2030を作成する際のプロセスや留意事項をまとめた「SIMふくおか2030の作り方」を4点セットで差し上げます。
もちろん、非営利目的で、自分自身の利用または自分の周りでの普及拡大を図る目的での利用に限り、この前提条件を守らない第三者への提供は禁止していますのでご理解願います。

「一人の千歩よりも千人の一歩」
講座の最後にいつも会場の皆さんに捧げ、本をご購入いただいた方へのサインにも添え書きしているこの言葉。
財政課長だった自分が一人で千人分の仕事をするのではなく、財政課長の自分と同じ価値観を共有し、それぞれの現場で自律的に判断できる千人の仲間と一緒に、同じ方向に一歩ずつ歩いていきたい。
以前はそんな意味を持っていたが、財政課長を退いた今は少し違う意味合いで使っている。
4年間で100回以上、全国各地を回って出前講座をお届けし、それぞれの会場で5時間の長丁場のステージで熱弁を奮う自分の活動がいつまでも今のまま続くわけはないし、今後、この講座の完全なる後継者が現れ、完コピのステージを続けていくことも想定できない。
自分が伝えたい思いを受け止め、そのエッセンスを一部でも、ほんの一言でもいいから誰かに伝え、少しでもいいから行動を起こし、何かを変えるきっかけにしてほしい。
その小さな行動こそが、一人で千歩突っ走っている自分に替わり、自分の講座を受講したみんなが全国各地でそれぞれ刻む「千人の一歩」になる。
その一歩をみんなが歩んでくれるなら、喜んでその手助けをし支えていきたい。
今日、改めてそう思ったので、決意として書き留めておくことにする。

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