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憧れを持って飛び込んだ先に見えた向き不向き
最近、夢をかなえるゾウ2を読んだ。この本は、お金と幸せの関係性について、お笑い芸人と象の姿をしたガネーシャという神様の物語を通して学べる本だった。
今回は、本の中で特に印象に残ったことについて書き留めておきたいと思う。
人が何かに憧れるとき、その世界はまるで夢の国のように見えるもんや。その仕事の中にあるつらいことや苦しいことには目を向けずに、ええところばっか見てまうからな。
本当にそう思う。
この仕事をしたら、きっと素晴らしい未来が待ってるんだろうなーって憧れを持ってやってみると、あれ?思ってたのと違うってなって、一気に夢から覚めることもある。
それはガネーシャの言う通り、良いとこしか知らないから憧れるのだ。
でもそれは決して悪いことじゃない。
憧れを持って自分の知らない場所へ飛び込むからこそ、酸いも甘いも知って成長できるのだ。
ガネーシャも続けてこう言っている。
自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん。せやから、憧れる場所に飛び込んで、ぎょうさん経験して成長した人間が、自分にとって一番向いてることを見つけたとき──自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出すことができんねんで
いろんな経験を経て成長したタイミングで自分に向いていることを見つけられれば、自分にとっても相手にとっても最高の状態を生み出せるのだそうだ。
わたしの場合は何が当てはまるだろうか。
ライターになったら、在宅で働きながら子供との時間を大事にできる素敵な未来が待ってるだろうなと憧れていた。
憧れて飛び込んでみたものの、実際やってみるとかなりギャップがあった。しかしそれは、憧れていたものの知らなかった部分を経験し、成長できたということだ。
一生懸命に勉強したり、ミスをしてクライアントに怒られたり、徹夜して納品したり、クライアントから褒められたり、思うように稼げなかったり……。4年間で色んな経験をしてきた。
残念なことに、わたしは調べたことをまとめる記事の執筆には向いていないことがわかった。しかし同時に、向いていることにも気づけたのだ。
人に文章の構成のアドバイスをしたり、新しいツールを使いこなせずに困っている人のために全力で調べて解決のサポートをしたり、人の仕事を効率化するためにエクセルの関数を駆使したり、「困っている人を助けたい」という思いを原動力に問題解決する仕事が向いているらしい。
これがガネーシャの言う、憧れたことを経験する中で、自分に向いていることを見つけるということなのかもしれない。
これに気づくまでには本当に時間がかかった。
では、具体的にどのような仕事がわたしに向いているのだろうか。それは、「人の問題を解決する」という仕事なら、どんな仕事を選んでもいい気がしている。
ライターなら人の悩みに答える記事を書けばいい
プログラマーなら人の作業が楽になるツールを開発すればいい
職種によって向き不向きはもちろんあるかもしれないが、それは経験してみないとわからない。
仕事を変えるのは勇気がいることだが、変えずに毎日悶々とした日々を過ごすより、人生はきっと充実する。
年末になると、急に自分の経験を振り返りたくなる。こうやって毎年、自分が納得のいく生き方を模索してるので、少しずつ理想に近づいている気がする。
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