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仕事選びで重視したい価値観は仕事をしながら見つけていくものかもしれない

子育てをしながら仕事をするのって、本当に大変ですよね。

なるべく子供との時間を大事にしたいですが、スキルアップもキャリアアップもはかりたい…。安定した収入もほしい…。

どれも捨てがたくて、いったいどんな価値観を優先して仕事を選んだらいいのかわからずにいます。

でも価値観って、そんなにパッと見つかるもんじゃなくて、いろんな仕事を経験しなくちや見えてこないものなのではと思います。

新卒入社時の価値観を振り返る

わたしは大学院を卒業後、プログラマーとして新卒入社しました。プログラマーという職業を選んだ理由は、大学の授業で自分の書いたプログラムが動いたことが嬉しく、これを極めたら面白いんだろうな!と思ったからです。

このときのわたしが仕事選びで重視していた価値観は、わくわくと、専門スキルの習得でした。

毎日残業という激務をこなしながらも、スキルアップを積み重ねていきました。そして、3年間勤務した頃に職場の先輩と結婚。数カ月後には妊娠。激務のプログラマーを続けながらの子育てには自信が持てず、妊娠とともに退職を選択しました。

子供のためだから仕方ない…。

そう思っての退職でしたが、このまま何のスキルアップもしないで子育てだけして、経済的に旦那さんを頼るしかない自分を想像したら、とても虚しく感じました。

出産後、変えざるを得なかった価値観

一人で子育てをする中で、自分の存在価値を見いだせなくなっていたわたしは、子供が幼稚園に入園すると同時に子供が帰ってくるまでにできる仕事を探しました。しかし、専門職の仕事はフルタイムばかり。

わたしには地元でパートする選択肢しか残ってないのか…

と悲しくなりました。

しかもパート勤務でも、幼稚園からの帰宅まででオッケーの仕事はほぼなく…母になったわたしは社会にとって価値のない存在なのだと思えて仕方ありませんでした。

母になったわたしが仕事をする上で最もネックになってるのは、スキルの有無ではなく、時間でした。なので、仕事の価値観を変えざるを得なくなり、「時間に融通がきくこと」が仕事選びで重視する価値観のトップになったのです。

そこで時間に縛られない働き方かないものかと探したところ、ライターの求人を発見しました。

未経験オッケー、好きな時間に、好きな場所で働ける。

今の私が求めている価値観を満たす魅力的なキャチコピーに惹かれ、藁にもすがる思いで応募したのでした。

とくに難しい試験もなく、すぐに採用。夢の在宅ワークという働き方を手に入れたのでした。

しかしこの喜びは長くは続きませんでした。

時間の融通を優先した結果見えてきた新たな価値観

時間の融通がきく仕事を手に入れ、「これで無理なく楽しく働ける」と期待をしたのも束の間…。

子供が帰ってくるまでの時間では記事を書き切れず、子供を寝かしつけたあとも睡眠時間を削って書く日々が続きました。

それでも稼ぎはパートに及ばず。きっとスキルアップをすれば稼げると信じ、本を読んだり、講座を受けたりして努力を積み重ねました。

その甲斐もあり、なんとかパート並みに稼げるようにはなりました。しかし、わたしレベルのSEO記事を書ける人はたくさんいて、今以上の金額を稼ぐことは難しいことを悟りました。

しかも、型にはまったSEO記事はオリジナリティがなく、誰が書いてもだいたい似た感じになります。わたしはそのようなスタイルの記事を量産することに、喜びや社会貢献感を見い出せなくなっていました。

このままライターとしてスキルアップをすることに意味はあるのか。

そう考えたわたしは、もっと視野を広げてみようと思いました。

  • 子供が帰ってくるまでの勤務

  • 在宅ワーク

  • スキルアップできる

  • 社会貢献できる

  • 働きに見合った収入を得られる

ライターという仕事を通して、わたしにとって仕事選びで重視しなくてはならない点がぼんやりと見えてきた気がしました。

時間の融通が効くことや、スキルアップできるだけではなく、社会貢献につながる仕事、働きに見合った収入をえられることも重要な価値観だったことに気づいたのです。

なので今はライターにこだわらず、電子書籍の制作アシスタントや、時短プログラマーなども視野に入れて仕事を探しています。

来年はどんな仕事に巡り会えるかな。

あまり肩に力を入れず、新たにみつけた価値観を正解にできるよう、広い視野でチャレンジを重ねていければと思います。

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