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1月2月の読了本の総括感想とおすすめ8選+αを推す

こんにちは。今年も2ヶ月経ちました。皆さんどのような本を読んでいるのしょうか。私はたくさんの本に出会いました。おもしろい本、面白く感じなかった本、内容が頭に入ってこなかった本。そこで私の読んだ本を少し共有したいと思います。初めて試みゆえ意見があればTwitterにお願いします。

残念だった本

先に残念だった本を手短に済ませておきましょう。

個人的に残念だったライトノベルは『妹さえいればいい』です。
ラノベ作家ものと聞いていて期待していたのですが、待っていたのは非現実的なキャラ。行動や設定もですがセリフが多くてキャラの心情がわからないのも原因かなと思います。最初の妹愛溢れる描写は良かったんですけどね。

残念だった小説は『空中ブランコ』です。
直木賞と聞いて期待してました。精神科医の伊良部と患者の短編集なのですが、医者なのに嘘ついたり危なっかしかったり信用できない。苦手なのにへらへらされて馬鹿にされてるように感じました。もちろん短編の一部だけど医者は同じ人間だから変わらないよね。笑える回もあります。

おすすめ①『陽だまりの彼女』越谷オサム

25歳のときバカだった彼女と10年ぶりに再会した。彼女はしっかりした会社員になっていた。ちょっと不思議がある恋愛小説。ラストまで少しモヤっとするけど中学生から大人の恋愛まで楽しめます。

思い返せば伏線ばかり。この愛の形はとても素敵だと思います。いとおしい愛のカタチを知りたい方も知りたくない方もどうぞ。全部読んでわからなかったら本の解説を読んでください。

おすすめ②『ぼくは勉強ができない』山田詠美

ぼくは勉強ができない。高校生。でも人気者。年上女性と交わったりしている。いろいろな人とかかわっていくうちに無意識に人生を勉強していく。ひとりの男の人生を見ているようだった。高校生の愛は不純なのだろうか。みんな自然体をよそおっていいる。

おすすめ③『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー

言わずと知れたミステリーの大名作。私は初クリスティーでしたが、ドキドキと衝撃でおもしろかったです。シリーズじゃないのでクリスティーデビューに持って来いだと思います。小説内外たくさんの作品や人に影響を与えた名作です。読んでみてもいいんじゃないでしょうか。

おすすめ④『海の見える理髪店』荻原浩

短編集
『海の見える理髪店』
流行りのスタイルにしたくて高校卒業してから美容院でカットをしていたが久しぶりに床屋で噂に聞いた海の理髪店にやってきた。おじいさんが経営していた。やさしい語り口で初めて語られる彼の人生は山あり谷ありだった。人生を感じましたね。

『いつか来た道』
主人公はいやみったらしい母が嫌だったが、弟に言われ16年ぶりに母に会うことにした。そこには濃い化粧をした母がいた。泣きそうじゃないもんby投稿者。主人公と母の気持ちで涙が出そうになった。主人公のあれが、。内容書きたい気持ちで山々ですがぜひ読んで感じてください。

いいエピソードが多くて書くと長くなるので端折ります。あっでも最後の短編の15歳の娘を亡くした両親の話もめっちゃよかったですよ。総じてよく心理描写が出来ていて心にずしんと来ました。みんな不器用なんだよな。おすすめです。

おすすめ⑤『変身』フランツ・カフカ

ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベットの中で自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた。(本文引用)

1文目は意味不明。しかしこの作品物凄いテーマを抱えていて結末はものすごく心が入り乱れました。虫になっても家に居させたご飯をあげているという表向きの顔と気持ち悪いという本音。少し内容に踏み込みすぎましたかね。

あなたはグレゴールを何に当てはめてしまうのでしょうか。
私は世の中でも当てはまることだなと思い、やるせないです。
紹介する中で1番衝撃を受けました。おすすめです。

おすすめ⑥『絶対にデレてはいけないツンデレ』神田夏生

ラノベかよって思いました?これがいいテーマしてるんですよ。

とある事情で好意的な言葉を話すことも書くこともできなくなった少女と高校で自分を偽っている少年の話。

単なるツンデレじゃないんですよね。ヒロインがなぜデレないのかもデレないキャラがいいおもしろさを出している。どうにも出来なくても、もがいて不器用なところかわいいよ。希望のかけらを探していくのはすごく楽しいです。わくわくして読み進めていくうちにわかるキャラの内側。ラストの爆発は最高すぐる。気持ちを伝えようというテーマも良くできます。

読んでみるとタイトルも秀逸なんですよね。ヒロインの悩みが主題に見えるが主人公も主人公だと再認識させてくれる。
あとがきまで読んでね。
1巻でしっかりと完結しているのも高評価です。おすすめです。

おすすめ⑦『水やりはいつも深夜だけど』窪 美澄

子を持つ親の様々な悩み短編集
障がいのある子ども、産後うつ、不倫、親子不仲

1番読んでほしい本ですね。現実でありそうな話をとてもリアルに描いてあるので重くつらい時もあるけど受け止めなければならない教訓だと思いますね。子を持つなら覚悟認知しておくといいと思います。私は教訓にします。最後は救いがあるので安心してくださいね。ぜひ読んでください。

おすすめ⑧『時をかけるゆとり』朝井リョウ

今まで紹介した作品全部おもしろいんですけど、この作品は何回も声に出して笑いました。めちゃくちゃおもしろかったです。エッセイ苦手だったのですがこの作品は朝井リョウさんの文才もあってとても楽しめました。朝井リョウさんが平成生まれってのと学生時代ってのも親近感がある。

最初にトイレを借りるというプライドが汚れたところから始まるので笑いやすいのもありますね。エッセイなのに完璧なオチがある話もありますよ。

長くなるので別ブログ書きました。

https://ryu-taiga.hatenablog.com/entry/2021/03/13/223855?_ga=2.230841628.2013470622.1615731143-732807233.1607177262

人生を考えさせられるようなかっこいい話もあり、笑ってスッキリして、人生を新たな気持ちでスタートできる(個人差あり)、構成力があるので超おすすめしたいです。

プラスα

やはり『チームふたり』は児童書だからこそ読んでほしいですね。小学生の素直な青春模様で初心を思い出せます。『六畳間の侵略者』は超ドタバタコメディとして楽しかったです。『忘れえぬ魔女の物語』は平均5回繰り返される日の内1日が採用されるというすごいループものなので気になった方は読んでみてください。

あとがき

面白い作品の感想を書くって意外と楽しいですね。最初の読了ブログなのでこれから成長していきたい。
読んでいただきありがとうございます。


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