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もしスポーツ業界に就職、転職したいと思っている人が居たら読んでもらいたい。

私がスポーツ業界で"本気"で働きたいと思ったのは今から7年前。そのころに比べると"スポーツ業界で働くこと"についての間口が広がったように思える。しかし"スポーツ業界"ってすこしややこしいと思うことがある。今日はそれを整理していきたい。

私が思うスポーツ業界

私の中で純粋に"スポーツ業界"というものは下記5項目。
・スポーツ用品を取り扱うブランド
・上記スポーツ用品を仕入れて販売する店舗・オンラインショップ
・プロスポーツチーム
・上記スポーツチームを束ねる団体や協会
・数百〜数万規模の人が集まる、大会の企画・運営

この仕事についてを「純粋なスポーツ業界」と括った上で、下記はスポーツを"取り巻く業界"と括りました。
・アスリートのマネジメント業務
・各種メディア(オンライン含む)
・代理店業務(広告、PR等)
・スポーツに関わる飲料や食品の取り扱う食品メーカー
・スポーツ施設の運営
・スポーツスクールの運営
・コーチ業

この「純粋なスポーツ業界」と「スポーツを取り巻く業界」と括りましたがどちらも大きな意味ではスポーツ業界であることに違いはありません。あくまでも、就職や転職の時に上記の区分けを知ることで、より広い視野で業界を俯瞰して見ることができ、自分自身が"やりたいこと"への近道になると思い整理しました。

「純粋なスポーツ業界」の定義

今回あげた5項目は、スポーツ業界の主体となる企業や取り組みを示しました。
スポーツをする上でなくてはならないもの。

これは、広い草原の中でサッカーをすると考えた時になくてはならないものとして例にあげてみます。
まずはボールがなければサッカーはできません。そしてアパレル、シューズといった身に付けるもの、それらを生産するのはブランド(開発・企画・製造)。また、購入する場所も必要です。また、一人ではできませんので試合をすることを考えてチームが必要です。さらにはそのチームを束ねる組織も必要になるので協会等が必要です。チームの試合を盛り上げるために観客を動員しなければいけないのでイベントを運営する組織も必要です。

上記に挙げた5項目でサッカーの試合が成り立ちます。
ブランドがスポーツをするためのものを作り、それらをお店が売る。スポーツをするためにチームがあり、チームを統制する協会があり。試合を運営するイベント企画・運営があるという5項目です。

「スポーツを取り巻く業界」とは

スポーツを取り巻く業界として挙げた7項目に関してはスポーツがあって成り立つ業界でありさらに、スポーツだけには留まらない、むしろ他の業界の中にあるスポーツ領域と言ったほうがしっくりくる。

・アスリートのマネジメント業務=人材業界
・各種メディア(オンライン含む)=情報、通信業界(新聞、テレビ、ラジオ、WEBメディア)でしかない。
・代理店業務(広告、PR等)=広告業界
・スポーツに関わる飲料や食品の取り扱う食品メーカー=食品業界
・スポーツ施設の運営=施設管理者
・スポーツスクールの運営やコーチ業=スクール業界

上記にあげた項目は、ドンズバで目指すよりも、その業界で培ったノウハウをスポーツに置き換えることができ、且つスポーツに対する思いがあれば各業界内でのキャリアチェンジが可能な職種と言えます。

紛いなりにもスポーツを生業にしているわたしから一言

今まで「スポーツ業界で働きたい」という多くの仲間と出会ってきましたが、それぞれ他業界からの転職や、スポーツに関わる仕事がしたい!と意気込んでいるが、うまくスポーツ業界に転職できていない人がほとんどな気がする。そもそもスポーツ業界は"間口が狭い"と言われている。冒頭でも伝えたように7年前に比べたら間口は格段に広がっている。そうTOKYO2020に向けて需要だ。

今日この記事を書いていることで世の中とは逆行している内容になっているが、まさかの1年延期になったオリンピックが終わった後もスポーツは盛り上がり続けなければならないので業界を支える人はもっと必要になると私は思う。

スポーツ業界って意外と見えないことが多い、且つとてもややこしい業界だと感じる。だからこそ目指している方たちにはたくさんの可能性を模索して広い視野で目指してもらいたい。最近はスポーツを取り巻くスタートアップの企業も多いので色々見るこをお勧めする。

スポーツ業界を選択するか悩んでいる。スポーツ業界のこともっと知りたいなどがあれば気軽にコンタクトしてもらえたらと思います。わたし自身、業界で生きていく上で沢山の仲間や先輩達に支えられていますのでお気軽に。キャリコンという立場でもお伺いできるかと。



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