海外の温泉 ニュージーランド①
私は温泉も好きだが海外旅行も好きだ。海外出張の多い仕事をしていた(今は過去形)おかげで海外へのハードルが低くなっていたせいもある。
10年前から温泉沼にはまり、好きなものを二つ組み合わせてハンガリーにも行った。
そしてあの疫病が世界中に蔓延。海外旅行へのハードルは再び高くなってしまう。当時、タイのクラビの温泉に行こうと航空券もホテルも予約していたのに、飛行機が全てキャンセルとなり、泣く泣く諦めたことを思い出す。
疫病も去り、仕事をリセットして時間が出来た今、久しぶりに海外に行ってみることにした。時間はたっぷりあるので遠いところに行こう。今まで行ったことがない国へ。
ただ、長時間のフライトは久々だとキツいだろうし、ヨーロッパは忌わしい戦争のせいでロシア上空が飛べず以前より時間がかかる。
温泉も行きたいし…、と検索すると「ニュージーランド航空特別価格キャンペーン」を発見。GW明けの価格がかなり安い。
直行便10時間なら大丈夫かな、左側通行だからレンタカーもイケる！とチケットを購入した。
ニュージーランド(以下NZ)は南島と北島からなる。夜に成田を発ち、翌朝北島のオークランドに到着。NZと日本の時差は3時間で、NZの方が3時間早い。同日に南島のクィーンズタウンに国内線を乗り継いで向かう。
到着後、クィーンズタウンに一泊。翌日、温泉ではなく、マウントクックを見にまずテカポ湖へ。
が、忘れていた。私が雨女だったことを…。
マウントクックに近づくにつれ、雲行きが怪しくなり雨が降り出した。結局雲に隠れてマウントクックは見れずじまい。泣
更に翌日は5月(南半球だから秋)だというのに季節外れの雪が降るアクシデント。
途中、ワナカ湖で一泊し、再び空路で北島のオークランドへ戻る。オークランドで一泊し翌日、温泉地「ロトルア」に向かう。
オークランドからロトルアまでは約200キロ。東京から野沢温泉くらいかな？
NZのドライブは北島も南島も快適で、下道の対面通行でもみんな100キロ超で走る。下道でも制限速度が80キロがほとんど。時々PASS LANEなるゆずり車線があり、どんどん抜かされていく。信号がなく「ラウンドアバウト」という円形交差点のため信号待ちのストレスがない。慣れたらとても快適だった。
Kuirau Park Motor Lodge
土砂降りの中、温泉地ロトルアに到着。オーナーは中国人でとても優しい。雨だし、うるさいからと道路沿いじゃない広い部屋にアップグレードしてくれた。「こんにちは」って辿々しい日本語で言ってくれて和む。
実は他に日本人経営の温泉付きB&Bに問い合わせたのだが、運悪く温泉を修理中とのことで、このモーテルを予約したのだった。
フロントで硫黄の香りを感じる。
なんとここも温泉付き！それも貸切。知らずに予約してた。とりあえず部屋へ。
そしてなんと部屋に露天風呂付き。今は使ってないそう。
このモーテル、全体的にボロ、あ！違う、鄙びてる。NZは物価が高く、ホテルも高い。円安もあって安宿を探したらここになったのだけど、温泉付きで気に入った！洗濯機もありました。
温泉紹介の前に、NZの物価とグルメを紹介。1NZ$=100円で計算下さい。円安もあるけど、物価はかなり高め。
ビールは高い。6缶まとめ買いで最安値がNZ$16.99。
ワインの方がビールより断然コスパが良い。なので、NZ$10前後のワインを毎日飲んだ。笑
白のソーヴィニヨンブランが名産らしく、どれを飲んでも美味しかった。
NZは意識高い系食品が多い。だから高い？
安くなってもまだ高い⁉︎美味しかった。
外食もめちゃくちゃ高い。そして、さして美味しいものがない。笑
高すぎるし食べたいものがなく、あまり外食をしなかった。
外食では南島、ワナカ湖の中東料理のレストランが一番美味しかった。おすすめなのでご紹介。
Lake Wanaka “Big Fig”
ラム肉ミートボールにビーツのサラダなど
こちらはコスパがいい方だと思います。滞在中、野菜を全然食べれなくて、野菜がたくさんなのもうれしかった。生ビールはグラスNZ$10でした！やはりビールは高いです。
ちなみにラーメンはなんとNZ$25。食べてないけど。もはや、日本が安すぎるのかもと思い始めた。
さて、温泉に戻ります。まずはモーテルの温泉へ。
まるで別府の共同湯のような簡素な作り。
オーナーに聞いたら源泉は90度。浴槽は40度くらいで適温。源泉から距離があるので冷めるみたい。外気温で温度が変わるとのこと。もちろん掛け流し。
硫黄の香り(香ばしい系)が強い。更にトロットロのお湯。名湯間違いない！
日本の温泉でいえば、鳴子の中山平温泉「しんとろの湯」にそっくり。
NZでは裸で入れる唯一の温泉でした。お湯が良すぎて滞在中に何度も入る。
この後、日帰り入浴施設に行く。ここから車で20分。
つづきは②で！
ワイルドなNZの温泉をご紹介します。
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