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今年も晩秋の福島 飯坂温泉①

毎年恒例の栃木在住の友人との旅行。今年は3月に続いて2回目だ。年2回なんてコロナで行けなかった分を取り戻している感じ? 3月は福島の岳温泉へ行った。

最近の行き先は福島。
栃木から行き易く、かつ素晴らしい温泉がたくさんあるから。今回は、高湯温泉と西山温泉が候補に上がったが紅葉シーズンだからか両方とも満室。ならば未湯の熱々温泉「飯坂温泉」へ。

東京は晴れ、東北道は渋滞気味らしい。紅葉シーズンだもんね、覚悟の上です。そして浦和料金所あたりから空が怪しくなってきた。
加須から空が真っ暗になり雨が降り出す。雨女だしなーって余裕かましてたら、鹿沼から前が見えないほどのゲリラ豪雨と雷。

渋滞は思ったほどではなく(天気が悪すぎて誰も出かけない?)日光市の友人宅に着く。朝から雷と雨が凄くて、私が向かってるからだって思っていたらしい。笑

友人宅に到着。土砂降り

お土産を渡して出発。白河あたりから晴れてきた。友人は晴女。

おしゃべりしてたらあっというまに飯坂温泉に到着。張り切って、ランチは飯坂温泉名物「円盤餃子」を食べようとお店に行ったら「17時開店」と札。慌てて他の店をGoogleで調べるが、ほとんどが夜営業のみ。

憧れの円盤餃子は食べれず。涙

一軒だけ昼営業のお店を見つけるも、臨時休業。諦めてランチは定番のラーメンに。今回は二食付きにしたので、夜は来れない。また次回。


福島 飯坂温泉 笑楽庵

地元の方しかいない

湯美好みの食堂を発見。引き戸を開けたらいきなり昭和にタイムスリップした。こういう時が止まった食堂が好き。
向かいにおしゃれカフェがあったんだけど、迷わずこちらに。おしゃれカフェには東京で行ける。

しょうゆラーメン650円

そして昭和のラーメンをいただく。鶏チャーシューとインゲンが良き。おばあちゃんが作ってた。もちろん美味しい。

温泉街を散策。

シュールな絵
なまこ壁の蔵と古い酒屋さん?
ご当地マンホール

古い建物が残されていてノスタルジックな温泉街だ。


この後、かねてから行きたかったボロ、あ!違う鄙びた温泉に立ち寄り。土日は予約制なんです。


福島 穴原温泉 富士屋旅館

ボ、ボロい…

飯坂温泉から車で5分ほど。今は日帰りのみの営業。500円
若いご主人がいらして「今日はお客様達だけなので、男湯と女湯どちらでも貸切でどうぞ」とのこと。「湯船が二つある方がいいです」と言うと「それは男湯です」とのことで、男湯へ。

歴史を感じる階段

お風呂は突き当たりを左で階段を降りてゆく。

脱衣所
そうそうこれ!
あちこち欠けたタイルがまた良き。

自家源泉。ふんわり硫黄の香り。単純泉ですが、ちょっぴり硫黄成分が入ってる。炭酸イオンもあり、ツルツル。湯の花が舞うとても新鮮なお湯だ。さすが元湯だ。

源泉升はかわいいタイル
湯口。水道の水は出ない。笑

源泉58度でお高めなので、源泉升で冷ましてから投入。ご主人が測ったら手前は44度、奥は46度で、熱かったら水で埋めてと脱衣所の蛇口につながるホースを教えてもらう。

かき混ぜたら42度くらい。適温、加水不要。とにかくいいお湯。ボロ、あ!違う、鄙びてるし大満足。ホント、温泉と人は見かけで判断しちゃダメだね。飯坂温泉に戻る。


福島 飯坂温泉 ほりえや旅館

本日のお宿はこちら。anjuさんの記事を見て決めた。有名な鯖湖湯の隣。

私も東北縦断の湯巡りをしてみたいなあ。

最後まで懐かなかった。涙
この子はこれ以外で会えず

いきなり看板ねこちゃん2匹のお出迎えで、これは期待できるぞ!茶トラちゃんは若旦那の車のボンネットの中にいた元子猫。猫バンバン大事。

こちらは温泉むすめ「飯坂真尋」ちゃん

真尋ちゃんと同じ、かわいい浴衣が着れます。

部屋はanjuさんと同じ3階の角部屋。まず一杯。

湯呑みで飲むビール、温泉あるある(あ、私だけか?笑)
友人はビーラー。そして私と同じスーパードライ派。真尋ちゃんと同じ浴衣に着替えて、外湯へ。


福島 飯坂温泉 共同浴場 八幡の湯

飯坂温泉には9つの共同浴場がある。有名なのは鯖湖湯、波来湯かな?今回は八幡の湯へ。200円

加水あり

50度超えの熱々湯が湯船真ん中から溢れます。クセのない単純泉。ちょっとだけツルツルします。

熱いー!

熱かったけど入れた。長湯は無理。笑
シャワー、カランはないので地元の方々は湯船から汲み湯をして体を洗ったり、髪を洗ったり。

宿に戻って乾杯。

前に飲んでとっても美味しかったので

ビールの後はお約束のご当地缶チュー。
さて夕食です。ビーラーの友人派ずっとビールを飲んでる。まだまだ飲むで!

夕食は部屋出しです。若旦那が作るそう。
最初はこちら。

豚しゃぶと茶碗蒸し

豚肉は福島産の「ロイヤルピーチポーク」
桃を食べてる豚なんだそう。確かに甘くて美味しいお肉でした。 

ロイヤルピーチポーク
お造り
ごま豆腐&ピーナッツ豆腐チーズ乗せ鴨肉

若旦那の創作料理とトラディショナルなお料理が並ぶ。他に、野菜の煮物とデザートはいちじくと葡萄と抹茶プリン。いつもの如く、後半は酔っ払って写真を忘れた。

すると「三味線聞きませんか?」と若旦那が部屋に。三味線と民謡の演奏会が始まる。

三味線を弾きながら民謡を歌う若旦那

若旦那は東京出身のお婿さん。以前バイクであちこち行って、温泉で旅館に泊まっても「どの旅館だったっけ?」って忘れてしまう過去が。
で、何か宿の特徴を出そうと三味線と民謡を習い始めて今に至るそう。
福島と飯坂温泉の民謡を披露してくれました。確かに印象に残ります。初めて三味線の生演奏を聞き、音が大きいのにビックリ。

寝る前に宿のお風呂に。お風呂は二つあって、空いてる方を貸切で利用します。

お花のタイルがかわいい

こちらはちょっと大きめのお風呂。52.5度の単純泉。飯坂の5源泉を分湯して利用。源泉掛け流しで、投入量を絞って適温にしています。ちょっと投入量が少ないかなー。

お酒が足りなくなり、散歩がてらにコンビニへ。

木造3階建は夜も風情がある

そして友人の仕事の愚痴を聞きながら飲み続けたのだった。

②につづく

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