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「はじめて」就活を振り返ってみる

わたしは19卒の就活生で、ちょうど今年就職活動をした
記憶の新しいうちに、感じたことを振り返ってみようと思う。

まあ一言で言うと、本当にしんどかった。つらかった。
元々具合が悪くてもなんでも、食欲だけはなくならないはずだったのに、その食欲を感じなくなった。食べたいと思わない。結果3月から就活終わるまでに5キロやせた。

死にたいと初めて思った。基本楽観的でポジティブだと思っていた自分が、ここまで自分を必要されていないと感じたのはじめてだった。
お祈りメールやサイレントで祈られると、なにか自分の欠片を失っていくようだった。
ひとつの企業に落ちるたびに、その企業のパンフレットをびりびりと破いて自分の気持ちを埋葬していた。(おすすめだが有意義ではないかも)
今までの人生を振り返ることがとても多くて、そのひとつひとつに意味を付与しなければならなくて…自分の今までの「なにもしていなさ」を感じてしまった。
ただ、「なにもしていなさ」ではなくて「就活で言えることの少なさ」でしかないのに。

とても無力でしんどかった就活はうまくいったのか?
そんなことはない

それでもいまは後悔は大きくない。

その理由は決して、第一志望に内定をいただいたからではない
結果良ければすべてよし、なんて言えない。むしろ真逆だ。

いやむしろ私は全然行きたい企業に内定をいただいて、就職するわけではない。第一志望群ではなく、その保険という気持ちで受けていた企業に進むことにした。
だから、本当は私の就活は失敗なのかもしれない
いや、多くの人は失敗だと思うだろう。

わたしは、わたしの就活のやりかたが最善ではないと思うし、沢山のこうすればよかった、があるけれど、
受けた企業に後悔はない。

納得のいかない結果になってしまったら、就留しよう

そう思いながら就活をしていた。
けれど、実際に終わった時に考えてみたらその結論を出せなかった。
いやもちろん最初はそう思った。
でも、
・もう一度挑戦したところで、確実に勝算を上げるなにかがないと思った
・経験してみると、就活は本当に厳しかった(つらかったというより難しい)
・頂いた内定にもたしかに魅力はある
・働いてみないとなにもわからない
・一年学生を続けるとしたらかかるお金に見合うほどの価値はないと思った

(実際に計算してみた)
と思ったのだ。

受けるだけはタダ

わたしの第一志望業界はまあマスコミらへんだった
就活を始める前から、「マスコミらへんを考えていて…」と言うと
周りからは必ず、「なんか厳しいよね~大変だね」と言われた。

本当にそうだった。

まず、評価される像が一般企業とマスコミだとかなり違う
もちろんマスコミ内でも一般企業内でもかなり違うのだけれど、
一般企業とマスコミだとすごい隔たりがある、と感じた。
一般企業は企業像にあてはまる人を求めているわけだけど、マスコミは企業を理解したうえで、面接官が知らないこと、社内にいないひとを求めているように感じた。(個人的意見だし結局落ちてしまったから何も言えないけれど)

だからどちらも同時並行で受ける場合は、二重人格にならなければならなかった。きっと本当にいいのは、早めに一般企業で早期内定を手に入れて、本格化する期間にはマスコミだけを受けるべきなのだろう。受ける時期はずらすべきだ。

マスコミは準備時間がはんぱなくかかる
企業理解から商品研究、自分自身の企画の詰めまで、お金も時間もものすごくかかる。
「好き」という気持ちから志望するなら、自分の好きをそれはもう分析しまくらなければならない(これがつらかった)。

特殊すぎる業界故、周囲に同業種を受けるひとがいるかいないかで、かなり状況が変わる。筆記試験(SPIなどではなく多くが自社作成問題)ひとつとっても、お互いに問題を出し合う相手がいるのか、分野を分けて対策できるかなど、協力体制の有無が結構重要だ。
一般企業を受けている人とはESを見せ合っても添削しあう意味はあまりないし、理解することもあまりできなくて結構孤独だ。

パンフレットをびりびり破いても、何度お祈りをされても、消えないこの気持ちをわたしは大切にしたい

そんなこんなでとても大変だったけれど、本当に受けてよかったと思う。
結果的にぜんぶ落ちてしまったわけだけど、
挑戦しなかったときと挑戦した時では気持ちが全く違う。

どんな選考なのかという経験値が溜まった。
志望する理由ややりたいこと、企業理解も深まって、どんどん志望度があがっていくばかりだった。
落とされてしまったわけだから納得も行く。

いや納得しているわけではない。
いまのわたしは、全然諦めるつもりはない。

いまの私ではもう一年やってもそんなに結果は変わらないと思う。
運が良ければ受かるかもしれないけれど、それくらいの勝算しかない。

だからわたしはもっと変わる。変わりたい。
いまの目標がいつかはゴールになっているかもしれないし、
いつかは全く違うものに変化しているかもしれない。
いま、やりたいことをやりたいと思う気持ちがなくなってしまうまで、
成長して、めざし続けて、
チャレンジし続けたいのだ。

一応来年も受けてみはする。でも本命は再来年かあるいは転職したときだ。
まだ社会を知らない私は自分の可能性だけで就活をした。
でも社会に出た私は能力で就活を生き抜かなければならない。

その厳しさは、今思う厳しさを超えているのかもしれない。
でも、どっちにしろ未来なんてわかりやしない。

頑張り続けたいと思う、そう思う就活だったのだ。



もしマスコミ、とりわけ出版や映画の世界に進みたいと考えている就活生がいたら、必要なら落ちてしまったけれど受けた経験を文にしたいと思う。
連絡ください。
とにかく、受けるだけはタダだよ!!!!

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