ひとりで過ごすクリスマス

今年のクリスマスはひとり。夫も息子もいない夜。

昼間は友人と映画を見た。だから、孤独ってわけじゃないのに、真っ暗で冷えた部屋に帰宅したら急に寂しくなった。

私は実家から嫁いだので、一人暮らしの経験がない。去年までは息子がいて、にぎやかなクリスマスだった。息子たちが小さい頃の、クリスマスプレゼントをあける姿や、一緒に作ったクッキーのおうち、いろいろなことが思い出されて不覚にも涙が出てきてしまった。

息子たちがだんだん自立していくのは喜ばしいことなのに、泣いている自分が嫌になる。めそめそしている母親なんて、鬱陶しいはず。

年齢的に、ホルモンのバランスが崩れて涙もろくなっているのかしら。映画（スターウォーズ）でもずいぶん泣いてしまった。

でも、泣く日があってもいいよね、と、今日は感情に逆らわないようにしてみる。誰もいないから、思い切り泣いても恥ずかしくない。今は、我慢しないで泣いてみる。

多分、また明日の朝になったらいつもの元気な私になっているはずだから。