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毒親育ち「死にたい」病克服のための処方箋について考察。

初めての方はコチラをご覧ください(*˘︶˘*).。.:*♡


はじめに

毒親関連の本に共通して書かれているのは、ココロの病の治し方について、親との「対峙」をキッカケに関係を「修復or絶縁」することで最終的に解決する、という内容ですが、「お花畑理想郷の処方箋」という印象を私は抱きます。

もちろん書き手の立場や社会に提供できる表現ではコレくらいしか書き表す方法が無いだろうことも理解しているけれど、本当に救われたい私の感想は「なんだかなぁ」でした。

お花畑理想郷の処方箋


では、「お花畑理想郷の処方箋」についてまとめてみます。

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世代連鎖を食い止める理想形は、あ

病を自覚する
 ↓
病因は親だと強く認識する
 ↓
親を憎悪し否定する
 ↓
親を直接批判(対峙)する
 ↓
親の心からの共感を得る
 ↓
親を許して憎悪が解消される
 ↓
病が寛解に向かう
 ↓
遂に精神的な自立を獲得する

***************

やはりこれは無謀な策だと感じます。現実の毒親との関係性はやっぱり生易しくなく、この策を実践したせいで親との関係が更に複雑化・悪化して最悪の方向へ行きかねない。私にはとてもオススメできません。

何より私がお花畑理想郷だと思う1番の理由は、「親の心からの共感を得る」ことが極めて難しいからです。もし共感してくれる親であるならば、そもそも毒親になっておらず、ココロの病に陥っていないはずですよ。

凄腕の理解者兼介入者が踏み込んだ介入をして初めて成立するかもしれない手法ですね。そしてそこまで親身になってくれる第三者は(普通の人はもちろん専門家の中でさえ)稀でしょう。

少なくとも私は旦那さましか出逢ったことがありませんし、私が精神科医療従事者として働いていたときも、患者さんにそこまで親身になる人は(私自身も含めて)見たことはありません。

結局は第三者はほとんどの場合、「そこそこ親身」が限界であり、それで誤魔化しは利いたとしても、根本的に解決することはまず無い、という実感があります。

だから私にとって「精神科を受診する」ということは「自分にレッテルを張ってもらうため」という意味しか感じられず、「自分のプライドが許さない」という感覚から、受診せず自己解決のみを目指していました。もちろん精神科を受診して救われた人もいるでしょうから、一概には言えませんけどね。

自己解決を目指して14年。毒親育ち、かつ、まがりなりにも(?)精神科医療に携わった者として、長い年月をかけて作ってきた「私のための処方箋」。もしかすれば誰かのナニカの足しになるかもしれない。そう思い、この記事を書くことにしました。

私のための処方箋(前編)

※この処方箋は今後も手直しする可能性あり

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世代連鎖を食い止める手法は、

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ありがとうございます(๑•ᴗ•๑)♡これからも更新できるように頑張ります!