インターン学生のあるあるな発言(就活・キャリアや言語学習にも触れます)
こんにちは、ゆめかなう(株)代表取締役の都築です。最近インターンの方々と何人か一緒に働いたり、面談をする機会がありました。そこで、インターンの方々のよくある発言と、それに対する経営者および面接官からの視点でのコメントを自身の「人材採用備忘録」としても残してみたいとおもいます。
学生の方は、就活や企業分析にお役立てください。今回は、ちょっと、学生の方から読まれると、厳しめなコメントに見えてしまうかもしれないです(もちろん、愛をこめての)。
「留学するんです。したんです。(とりあえず)」
留学、いいですね。私も移住するぐらいの長期留学はしたいですし、短いですが20代に米国に留学をしたことがあります。確かにあの経験があったからこそという価値観の形成につながったという出来事は沢山ありました。いまでもそこでお会いした海外から来た友人たちは、SNSでつながってチャットをしたりしている仲です(奇跡的に!)。人生や恋愛相談もします。
ただ、はっきり言って私の留学は、現実からの、「逃げの要素」が強い米国西海岸留学でした。総じて、いってみてよい経験になったのは、滞在先ホストファミリーが当たり!だったからです。それ以外は、あまり記憶にありません(授業の内容とか覚えていない)。
短期の留学など役に立たないと言い放った当時の大人がいましたが、今振り返れば、おおよそいっていることはこのことだとろうと思ったことと、それから、この人は、ハズレくじをひいたのかもなぁと思います。
学生あるあるワード「二極化」傾向あり
さて、この、最近の都内のインターン大学生によくある「留学」ワードを出すひとは、二極化している傾向があるように見えます。
インターンでなくても、進路先に迷っているひとはということかもしれないですね。※サンプルは、あくまでも私や弊社ゆめかなう界隈でのものです。
まずこの二極化のひとつは、「A.学びたいことがあって、親も苦労していて、それでも、留学に出かけた組。」もうひとつは、「B.将来なにかやりたいから今(刺激と経験を得るために)留学したい組」です。
前者Aの方は、素晴らしいですね。面談をしていても、傾向としてわかったのは、学生としての経験値が少ないなかでも、このようにお答えが返ってきます。
・「分かっていないことは、何なのか」が言語化できること
・「何をしてみたらわかりそうか(でもわからないかも)というオプション」が、言語化できること
・妙な謙遜やおごり高ぶりがなく、「素直」であること
の3つ。を自分の言葉で話せることです。
つまり、「伝える力」があるのではないでしょうか。そう、それを私も話しているうちにきづきました。
コミュニケーションは、対面ガチで、ダイレクトに話す(時には議論する)ことに価値があるという点でも、非常に私自身も共感して、とてもいいお友達になれました(年齢は、親子ぐらい離れていますけどね)。
これに反して、後者Bです。
・将来起業したいから何をしたらいいかまずは留学してみたいと思った
・海外の経験は(なんとなく)人生のよい経験になるとおもう
・言語もうまくなるだろうし、将来のキャリアの「箔」になるだろう(たぶん)。とりあえずいってみよう。
という3つの傾向があります。
この手の学生は、(特に創業の)経営者や眼力のある大人からすると、「地に足がついてない甘ちゃん。」という評価を心のどこかでしています。※ズバリでごめんなさい。
それに加え、留学経験がある大人からすると、行ってみるといい経験になるとは思うけど、「日本での準備がどれだけできているか」ということと、「目的が何なのか」で、得られる収穫がかなり変わってくる。という事をご存知だったりします。
海外では、言語が対等に話せる(伝える力がある)ことが前提で、それがないと、相手にされないのが現状です。もしくは、人種差別は何のかんのやはりありますから、ひどいことをいわれて泣き寝入りとか、無視されたりも多分にあるでしょう。
ネイティブなみではなくとも、意思をしっかりくどいほど言い放って押し通すぐらいのシーンも必要時が多分にあります(特に、向こうは、文化の違いからか、時間や約束にルーズだったりで喧嘩にもなることもしばしば)。
これは、日本のビジネス現場でもそうで、「伝える力」つまり、日本語で自分の意思がきちんと話せないと、他国の言語なんかしゃべれるはずないっしょ!という結論にもなると私は思います。
伝える力。日本語と英語(外国語)のそもそもの違いもそこにはある
日本語は、右脳の感情を表現するのに長けた言語ですが、たとえば英語は、左脳のロジカルな言語です。
つまり、日本語のように感情(さっしてくれる部分)よりも、いかに、ロジカルに交渉ができるかということに、有利な言語だとまずは、認識するなり、割り切ったほうがいい言語なのではないだろうかと、わたしはある時、気づきました(オーストラリア人とガチで喧嘩をしたとき)。
つまり、さきほどの留学組後者は、「自分の気持ちや考えを察してほしい」という、日本語独特の文脈を読んでくれ~という性質を前面にだして、面談やコミュニケーションに臨んでいるスタンスなのだということだと思います。
このような、面談やコミュニケーションをする学生に、経営者や人事の面接官が、どういう評価をしているのか詳細はわからないですが、おそらくは得てして、ビジネスは、ロジックと交渉が土台(戦争・ストラテジー)ですから、やっぱり留学に行く前から、いくいかなくても、人生やキャリアの勝負はついている、という感じがするのです。
もちろん留学先(1年かそこら)で、痛い思いなどしながら、実践で鍛えられたら、それこそ良い経験なんでしょうけどね。
本日も、お付き合いいただきありがとうございました。
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ゆめかなう(株)代表取締役 都築由紀子
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