人生の守りと攻め

前回は、最も有名なズィクル「アッラーフアクバル」
について書いてみました。

こんにちは　ファーティマ松本です。

アッラー以上に大きいものはない。
アッラー以上に重要なものはない。
それがアッラーフアクバルでした。

アッラーの偉大さと比べれば私たちの問題なんて小さなものです。
とは言いながらも、やはり、、、
日々の問題、心配ごと、悲しみ、悔しさ、、
そういったネガティブな感情と付き合っていくのは、とても大変なことですよね。
朝起きた時に、
「あー、また1日が始まるのか。この現実が夢であってくれたら。」
と思う人はとても多いと思うんです。

私もたまにそんな風に思わなくもないのですが、そんな時は
「私なんかよりももっと、もっと辛い状況の中で生きている人はいっぱいいる。」と
思うと同時に、
「アッラーフアクバル。何でもできる偉大な神様がなんとかしてくれるだろう。」と
思ったりもしています。

アッラーフアクバル、アッラーは今世界中で起きているどんな大変なことより”アクバル（大きい）”のです。
ウクライナの戦争、中国のウィグル問題、もちろんパレスチナ問題、そして各地の貧困問題と、世界には問題が多々あります。
本当に、「あー、辛いなあ」と思う事ばかりではないですか！！
しかし、こんな時だからこそ、アッラーフアクバルと言いながら神様にお願いをし続けたいと思います。

そう！
偉大な神様に、何かをしてもらいたかったら、、、、
”お願い”をしないといけません。
ということで、
今回からは神様へのお願いについて書いていきたいと思います。

前回までのズィクル（神様を想うこと）は、
「信者たちの砦（とりで）」と呼ばれるものでした。
砦ですから、守りですね。
ボクシングなんかだったら、グローブを顔の前に持っていって打たれないようにしている、アレです。
なんて言うんでしたっけ？
ディフェンスで、合ってますかね？

そのディフェンス的なものが、ズィクルの役割です。
なにしろ、ズィクルは悪魔からの攻撃から自分を守る最強の防備ですから。
だって
アッラーフアクバルとか、
ラーイラーハイッララーとかを言いながら
あんまり悪いことってできませんからね。

そして、
ズィクルをすることによって、何が正しく、何が悪いのか、
また、今何をすべきで何を避けるべきかを知ることができるようになるので
必然的に悪い事はしなくなるはずです。

ズィクルはまさしく、信者の砦であるわけです。

では、神様へのお願い、またはお祈りは何にあたると思いますか。

ボクシングで防御をしながら、ここぞという時にやるのは、、、
そう！攻めです。
神様へのお願い（又はお祈り）は、信者の武器と呼ばれています。

武器、、これを使って誰かをやっつけるわけではありませんよ。
神様へ積極的にお願いをし、自分が願っているものを現実にしてもらおうというのが「信者の武器」です。

「攻撃は最大の防御」
なーんていう言葉もありますからね。
イスラム教でいう、攻撃、武器については次回からゆっくりと
考えていきたいと思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように！
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