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#4 新たな命、誕生

やっと会えたね♡

2023年7月2日の朝4:48にまた、前駆陣痛が起きて目が覚めた。
トイレに行きたくなって、便座に座ると、あれ?腰周りが痛くて
ドシっとしている…今までとは違う感覚。
歩いてみると、赤ちゃんの頭が子宮をグイグイと押してくるような
イメージ。陣痛カウンターを計ると朝の4:48から5:30まで20分間隔で
痛くなっている。
大体今までは、こんな感じで痛みは収まっていた。

痛みは少し増してきて、痛みの間隔が10分に変化してきた。
おや?まだ、痛みが続くのか。

主人と話し合い、念の為、病院に電話してみよっか?

「内診するのでとりあえず、来てもらえますか?病院の到着は7:00頃に
 なりますね。お待ちしています。」と、あっさり。

はて?こんなに物事が進む時は進むのかーー。と唖然としながら、
陣痛が収まっているタイミングでワタシは、荷物を確認して冷蔵庫に
ある果物やゼリや軽食をバックに入れ込んだ。

あとは、長女とのスキンシップ。
娘は目を擦りながら起きてきた。
「もしかしたら今日赤ちゃんが出てきてくれそうだからママ病院に行ってくるね。」と伝えた。

長女の表情が少ししゃきっとして、おねいさんらしく感じた。

念の為、入院用の荷物を一式まとめてタクシーに乗り込んだ。
タクシーの中で、バックに入れ込んだ菓子パンとウインターゼリーを飲んで
向かった。
タクシーを降りると爽やかな朝の晴れ晴れとした天気で、気持ちがとても
清々しかった。

早速、分娩台に横になり赤ちゃんの心拍を確認。
心拍の機械を付けている時、腰あたりがズドンズドンと。
子宮が圧迫されて。痛みが5分間隔になってきた。

先生が入ってきて内診を行う。
子宮口4㎝。今から入院です。
分娩用の服に着替えさせられ、点滴を打たれ、リストバンドを
付けられ、プロ集団の言われるがまま。笑

先生や、助産婦さんが部屋からいなくなり(準備をしている)
部屋で一人。痛みが強まる。え?!もう出てくるか感じするよ。

無痛分娩を希望していたワタシだが。
このまま無痛分娩間に合うのかな、、、?

助産婦さんが入ってきた。
「痛ーーい。」と、ワタシは冷静さを失い、助産婦さんの腕を握る。
「深呼吸!深呼吸!」

「麻酔科の先生まだですか?」
とワタシは半泣きで聞くと。

「今ね、準備しているから、もう少しでこられますよ」と助産婦さんは
言う。

痛みがMAXの時の深呼吸って結構難しい。

子宮口全開です!!

深呼吸をふかーーーく。吸って、吐きながら、
「大丈夫、大丈夫、もう少しで麻酔科の先生(無痛分娩)がきてくれる。」
と自分に言い聞かせると何とか痛みが落ち着いた…

麻酔科の先生が来てくれた。

でも今、冷静に振り返ってみるとこのまま、麻酔を入れなければ
きっと赤ちゃんは今出てきてたんだと思う。
その位の勢いがあったが、ワタシはその流れは止めて無痛を希望した。

それから、麻酔が背中の方からスーーーと入ってきて。
痛みが誤魔化され落ち着いた。

陣痛も一旦、落ち着いた。

時計を見ると9:30。おそらく、お昼になる前に産まれると思う。と。
もし、2時間経っても陣痛が来なければ、促進剤を使うかも。
と説明を受けた。

でも、助産婦さんは時間と赤ちゃんの状態を冷静にしっかりと見ながら
焦らず一つずつ丁寧に判断を進めてくれた。

10:25、〝ぱっちん〟破水だ。

少し、陣痛が復活してきてるのでいきみの練習をしましょう。
と、助産婦さんが誘導してくれた。

大きく息を吸って、
左右のレバーを強く握っておへそを覗き込みながら
息を吐くーーー。

そんな練習を行った。

練習中に赤ちゃんは、しっかりと頭を自分の力で
出てこようとしていたようで。
頑張っていたみたい。

赤ちゃんが頑張ってる時は、ママも赤ちゃんが産道から抜けやすく
なるように頑張るタイミング。

ゆっくりーー頭が出てきて、ゆっくり肩が出てきて

わぁ!遂に対面♡

嬉しい〜〜〜

今回の出産で、良き時にに必ず訪れるからどっしりと構えて
おきなさい。というmessageを受け取ったようです。

新たな命の赤ちゃんよ、
ワタシに大切なことを教えてくれてありがとう♡


yume



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