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1人で聴くドナルド・フェイゲン

僕の周りには親友を除いてレコードを持っていたり、知る人がいない。大学生の一人暮らしで暇を弄んでいたコロナ期に密かに掘っていたレコード集め。

僕の中では、少しのマイルールがある。
これまで携帯で聴いていた音楽は本当に好きなアルバムを除いて基本的に買わない。レコード屋で出会ったものはレコードで聴くこと。携帯では聴かない。出会ったモノをそのモノの当時の機械で聴きたい。

別に誰かをきっかけにレコードで音楽を聴いた訳ではなく、東京旅行で神保町に行くことが多くなってからふらっと行くようになったのがきっかけだ。あとは、中学時代から山下達郎やはっぴえんどをはじめ、歌謡曲からJPOPに変わる日本の変革期アーティストやアメリカの90年代HIPHOP、00・10年代のKーPOP、その他レゲエやジャズテイスト、オルタナティブにロック、ブルース、ディスコミュージック、そしてR&B/ソウル。色んな人の音楽に触れていたのはたしか。中2からは高校にかけてKーPOPドハマリしていたが。

そんな僕が1番最初に買ったレコードが、
Carrie LucasのStill in Love。初めてのレコード屋で店内で流れていたリズミカルなソウルになんかレコードって感じ〜と思い、怖そうな兄ちゃん店員に話しかけ購入。我ながら最初にしてはセンスがいい!と。このアルバムを機にレコードでは主にソウルを中心に買っていた。

そんなレコード巡りで、お金が無い限界大学生が厳選して買ったレコードはアルバム・シングル計70枚ほど。

そんな僕の部屋に来る友達は、なんか流してみてと挑発気味な態度。

ある日、男女友達1人ずつが家に来た。

なんか流してや。お決まりのフレーズ。

音楽に許容がない訳でもない子たちだったので、近くにあったDonald FagenのThe Nightflyをかけることに。

これは僕も悪かったのかもしれないが、アルバムの初めかはかけるのではなく、自分の好きなMaxineから流した。

すると1人で味わっていたドナルド・フェイゲンじゃない。なんなら雰囲気壊してる?そんな感覚に陥った。

多分、友達もドナルド・フェイゲンも悪くない。多分僕が悪い。選曲ミス。家にあるDDJ400に全然触れてこなかったからかDJの素質が落ちている。

結論、自分が好きな曲を流すのであればまずはそこまでの過程を磨くべき。そんな気がした。それかドナルド・フェイゲンは1人で聴くものだ。

こんな感じのが70枚ほど

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