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「手遅れになる前のワーク」

マネジメントや経営をする上で、離職というのは寂しいものですよね。

中にはしょうがない理由があったり、防げない理由もたくさんあるのですが、今回は運営サイドの対応次第で防げたはずの離職を本気で考えてみようと思います。

運営サイドが原因で離職する時は、少なからず運営サイドに不満をもって辞めていくことが多いと思います。

昔は好きで働いていたけど、今はそうではなくなった。むしろ嫌いになった。何が原因だったのだろう?

好きだったものが嫌いになる。
正から負に切り替わる瞬間。その心境を調べる為に、僕は色々な物語の登場人物で、いわゆる「闇堕ち」したキャラクターの心境を徹底的に調べてみた。

*今回は離職の話ですが、恋愛や友人関係にも通ずる所があるので、是非いろんな角度から読んでもらえるとありがたいです。
自分も経験ありますが、病んでしまう時もこのパターンは当てはまるので、その角度でも是非見てください。

「闇堕ち」とは?
味方だった者や善人だった者が、なにかをきっかけにダークサイド(闇側)に堕ちてしまうこと。これまでは頼もしい味方だったのに、最後は敵となり戦うことが多い。

どんなキャラがいるのか。ザッと思い当たるだけ書いてみます。
アナキンスカイウォーカー(スターウォーズ)
うちはサスケ(NARUTO)
セフィロス(FF7)
千石撫子(化物語)
練白龍(マギ)
美樹さやか(魔法少女まどかマギカ)
羽川翼(化物語)

パッと思いついたのがこの7名ですかね。
キャラクターと作品知らない方本当に申し訳ございません。今回は一人ずつ簡単に説明すると、ごちゃごちゃしそうなので、どうして闇に堕ちたか?というのを簡単にキーワードだけ纏めました。
一人一人の詳しい説明などは、また違うワークの時に、引き合いに出せたらいいな。とか思います。

ざっくりどんな感情で闇堕ちしたか?キーワードと感情はこんな感じだと思います。

アナキン 未承認 失恋 大切な人の死
セフィロス 裏切り 憤怒
美樹さやか 我慢 失恋 罪悪感
練白龍 我慢 失恋 未承認
仙石撫子 嫉妬 強欲 失恋 
羽川翼 我慢 失恋 罪悪感
うちはサスケ 裏切り 憤怒 未承認

最も共通項が多かったキーワードは
「失恋」ですね。やはりこれだけ恋のエネルギーは絶大みたいですね。
だからあらかじめ、
「社内恋愛禁止!!」みたいな会社も少なくないですが、アナキンスカイウォーカーが闇に堕ちた一つの原因に、
光の戦士ジェダイは「恋愛禁止」というルールがありました。
これは恋というエネルギーが負の感情になってしまう可能性を恐れてのルールですね。
まさに「社内恋愛禁止」と同じ理由だと思います。
しかしアナキンはパメラのことを好きになり、その感情をジェダイの戦士から否定されまくります。
その感情がどんどん怒りに変わっていきました。
もうね。恋ばかりは、何者にも縛れないような気がするんですよね。
だから「禁止」は割と無意味で、アフターフォローやケアに尽力を注いだ方がいいと思いました。

あとは「未承認」や「我慢」、「裏切り」なんかが多いですかね。それによって最後は「憤怒」して闇に堕ちるわけですよね。

こう考えていくと、タイプをカテゴリーで分けれるような気がしてきました。

<承認欲求型>
アナキン
セフィロス
うちはサスケ
<自己犠牲型>
練白龍
美樹さやか
羽川翼
<自己否定型>
千石撫子

<承認欲求型>
彼らの共通項は全員天才です。世間から相当評価されて生きてきました。未承認のされ方が一人一人微妙に違いますが、
アナキンは師であるオビワンにずっと心配され、認められないことに怒りを覚えていきます。
セフィロスとサスケは、酷い裏切りにあい、自分は誰からも必要とされていない。今までやってきたことは何だったんだ、、、
となります。
承認欲求型は、しっかり褒めて伸ばしましょう。そして居場所をしっかり作ってあげましょう。
<自己犠牲型>
彼女達の共通項は、全員本当にいい人です。明るいムードメーカーだったり、完璧すぎる委員長だったり、本当に人思いでいい人達です。自分が我慢しても他が幸せならそれでいい!と思うくらい、いい人達です。強い人達です。
こんな素敵な人が僕は大好きです。
でも、誰にも吐き出さない負の感情が、我慢の限界に達した時、一気に闇堕ちするのでした。
それによって悲しむ人がいます。

さやかが闇堕ちして杏子はどう思ったでしょう?
翼がブラック羽川を生み出して、暦はどう思ったでしょう?
白龍が闇堕ちしてアリババはどう思ったでしょう?
みんな「どうしてそうなる前に話してくれなかったんだ!!」って思うわけですよね。

我慢強くて明るくて良くできる人ってすごく大事な人財ですよね?恋人にしても自慢の恋人ですよね?
普段すごく頑張ってくれる分、日の当たらない部分は悩んだり苦しんだりしていることが多いです。
たまに負の感情を吐き出させる環境にしてあげたいですね。飲み会とか、面談とか。

<自己否定型>
今回は千石撫子が当てはまりますが、こういうことって経験する人多いですよね。
自己肯定感の高い人の方が少ないですからね。
好きな人ができる→自分に自信がない→
不安になる→<嫉妬心>が芽生える→自分だけのものにしたくなる<強欲心>→失恋→闇堕ち

このパターン経験したことある方多いですよね。僕も経験したことありますね。もう誰の助言も何もかも、聞こえなくなりますね。
もう死にたいなぁ...とか思ったり。
こうなった時は、優秀なカウンセラーに話を聞いてもらうのが1番だと思います。
千石撫子に関しては、「詐欺師」貝木泥舟がその役割を果たします。
この貝木が完璧なカウンセリングをして千石を救います。
パッと信頼関係を築き、少しずつ苦しんでいる「信念」に触れて、「価値観」を揺さぶって、漫画家になりたい!という夢を追いかけさせました。カウンセラーとして天才すぎです。
日本でももっとカウンセリング文化が広まればいいなと思います。
自己肯定感徐々に上げられるようにいろんなワークやりましょう。遊びましょう。

<承認欲求型>
<自己犠牲型>
<自己否定型>

どれも自分に当てはまる瞬間があったり、そうでない瞬間があったり、そしてどのキャラクターにも当てはまるのが、真面目でいい人だというところです。

真面目でいい仲間を失わないように、「認めてあげましょう。」「たまにガス抜きしてあげましょう。」「自信を持たせてあげましょう。」

全てのタイプに対して必要な能力は、
「ほめる力」と「聞く力」だと思いました。

書いていてだいぶ壮大になりましたが、本日のワークは、闇堕ちしたキャラや辞めると言ってきた部下に、主人公や上司がだいたい、言うセリフ「どうしてそうなる前に話してくれなかったんだ!」
というところから、

「手遅れになる前のワーク」
やり方 2人〜できたら偶数

①2分間瞑想しましょう。「あなたの心の中に問いかけてみてください。ここ最近、モヤモヤした事、イライラした事、思い出してみてください。(30秒)そのイライラを、日本の上空から、俯瞰して見てみてください。
世界の上空から、俯瞰してみてください。
宇宙から、俯瞰してみてください。」

②ゆっくりと目を開けて、その悩みをパートナーに話してみてください。パートナーはただ頷き、話を聞きましょう。

③今度は反対側の人が悩みを話してみましょう。

あまり人に言えないような悩みは言えないかもしれません。ただ、どんなに小さな悩みでも積もってくると、心は疲れてしまいます。
まずは小さな悩みでも人に話すことで、心は少し楽になります。
そして、日本規模、世界規模、宇宙規模でその悩みを俯瞰してみた時、視野が広がり、少し心が楽になることもあります。