優位感覚を知るワーク
<優位感覚を知るワーク>
・視覚
・聴覚
・味覚
・嗅覚
・触覚
人間には五感というものが備わっている。
その中でも特に「優位」に働く感覚を人は持っている。
その優位感覚により、人は得意とするスポーツがあったり、効率的な勉強法があったり、
適性な職業があったり、性格タイプが違ってくるそうだ。
最近友人に勧められて読んだ漫画に
「鬼滅の刃」という作品があった。
2日で読破する程、久々にどハマりした作品だった。
すごく感動する話なのだが、ここではザックリしか語れない。
ザックリいうと、人と鬼が戦う話だ。
弱い鬼から強い鬼まで幅広くいるので、強い鬼を倒す為に、修行して主人公達は、どんどん強くなる。
主人公達には、それぞれ、人並外れた桁違いの感覚がある。
竈門炭治郎・・・嗅覚
我妻善逸 ・・・聴覚
嘴平伊之助・・・触覚
竈門炭治郎はその優れた「嗅覚」で相手の感情すら嗅ぎ取ることができる。人間に化けている鬼も匂いで嗅ぎ取ることができます。
我妻善逸はその優れた「聴覚」で相手の感情すら読み取ることができる。ネガティブで劣等感の塊みたいなところがあり、最も「自己肯定感」の低いキャラクターな気がします。
現実でも「聴覚」優位な人ってそんな人が多いような気もします。
とても人思いで優しい人ですね。
嘴平伊之助はその優れた「触覚」で、集中することにより、空気の微かな揺らぎすらも感じることができる。直接触れていないものでも捉えることができる。
彼らの場合は、その能力が発達しすぎていて、なかなか現実的ではないのですが、
スポーツやビジネス、芸能、文化など、いろんな分野の超一流の人で、これに近い感覚の持ち主って絶対いますよね?
そして、気付いていないだけで、超一流の感覚を持っているけど、埋もれている人も絶対いますよね?
そんな時、自分の優れた「優位感覚」に気づくことができたら、練習の仕方、勉強の仕方、コミュニケーションの取り方、職業の選び方が見えてきて、自分という人間の能力を最大限に生かせるのではなかろうか?
そして、その優位感覚を現実的に知る為のツールが、人間の心理や脳を研究して作られたのが、NLPでよく使われる
「VAK理論」だ。
Visual「視覚」
Auditory「聴覚」
Kinesthetic「身体感覚」(触覚、味覚、嗅覚)
この3つに分けられる。
一つずつ特徴をみていきましょう。
[視覚優位]の特徴・・・現実主義
・目の動き
視線が上方に行きやすい。
・よく使う言葉→見
る、狙いをつける、
ビジョン、観察する、焦点を合わせる、
イメージする、見えない、ぼんやり、見通し
・その他特徴→比較的早口で話す。
椅子に前のめりで座る。
頭に描いているイメージを手で示そうとする。
理論的である。仕事が出来る。
デザインや外見に心を動かされやすい。
結果が見えないとやる気が起こらない。
絵で記憶する。呼吸が浅い。
これがNLPで書かれている特徴です。
これは自論ですが、めっちゃ仕事が早くて仕事が早い人が多いです。それでいて理論的です。
「ねぇ死んだ後ってどうなると思う?」
「タイムマシンっていつ完成すると思う?」
という質問に対して、
「見たことないから分からないよ!」とか
「無だよ無!」とか言いがちな気がします。
タイムマシンの質問に関しては、
「物理的に考えて、光の速度を超えれば、少し未来にいけると言われているから、光の速度を研究すればいける可能性はゼロではないよね?でも過去はどう考えても無理だと思う!」
と返された時に、
「あ、この人なかなかの視覚型だ!」と思ったことがあります。
人間の50%は視覚型で最も多いと言われています。
「デザイナー」や「美容師」「写真家」など目で見て物を判断してそのセンスで勝負する職業とかが向いているかもしれません。数字を見ての管理とかも得意なので、コンサルとかも向いてそうですよね。(自論)
[聴覚優位]の特徴・・優しい人
・目の動き
視線は左右に動く傾向がある。
・よく使う言葉
聞く、言う、話す、共鳴
響く、調和する、静か、
誰かが言った具体的なセリフ
「ガヤガヤ」「ピカピカ」といった擬音語
・その他の特徴
論理的、理論的に話そうとする。
声の調子(大小、高低、スピード)や言葉に
反応する。
音楽や人とのお喋りが好き。
雑音があると集中できない。
うんちくが好き
独り言が多い。
これがNLPで書かれている特徴です。
これは自論ですが、めっちゃ気遣いで優しい人が多いような気がします。お話好きで、コミュニケーション能力が高いので最も「接客」に向いているタイプではないかと思います。相手によっては「視覚」にも寄れるし、相手によっては「身体感覚」にも寄れる、柔軟で器用な人が多いイメージです。
「耳」や「声」に反応する仕事なので、
「音楽関係」や「アナウンサー」など話す仕事が向いてるかもしれません。
あと、自分の周りにいる聴覚型もそうだし、善逸もそうなのですが、相手の気持ちを読み取るのが上手い!空気を読むのが上手い!
「カウンセラー」や「接客業」もオススメです。
<身体感覚優位>特徴・・マイペース、愛の人
・目線の動き
視線が下方にいきやすい。
・よく使う言葉
感じる、熱い、暖かい、温もり、掴む
触れる、心が熱くなる、胸に刺さる、
腑に落ちるなど。
身体感覚にまつわる言葉を使う。
・その他の特徴
勉強で覚えるより実践で覚えたい。
感じながら話すので、話し方は比較的ゆっ
くり
感情や気持ちを手や体で表現しようとする
視覚優位の人よりも、人に近いところにい
ようとする
クリエイティブ
これがNLPで書かれている特徴です。
これは自論ですが、天才が多いような気がします。柔軟な発想を持っていたり、「あ、なんかできちゃった!」みたいな、言語化できない天賦の才みたいなの持ってる人が多いような気がします。
あとは、いい意味で子供っぽい人が多いような気がします。無邪気な人が多い。
発想とか表現がなかなかぶっ飛んでる人が多いので、「クリエイター」とか「エンターテイナー」とかが向いていると思います。
是非、内に溜まってる感情を、なにかしらの方法で世の中に発信して欲しいと思うタイプです。
ちなみに「視覚型」にも聞いた
「ねぇ死んだ後ってどうなると思う?」
「タイムマシンっていつ完成すると思う?」
という質問を「身体感覚型」の人にも聞いてみたら、
「輪廻転生して生まれ変わる。ような気がする。」
「いつかは完成するような気がする。」
と、そんな気がする。そんな感覚がある。と言う人がほとんどだった。
この、感覚が冴え渡って突出してる人が、いわゆる予言者だったり、占い師だったりするのかもな。とか思ったり、思わなかったり。
あと、余談ですが、目で見える物で判断する「視覚型」
感覚や感情で物を判断する
「身体感覚型」
VAKでいうところの、VとKは、価値観の違いで非常によく喧嘩します。
「恋人同士」「上司と部下」
様々な場面のあるあるの喧嘩は、VAK理論の視点で見てみると、解決することが多いです。
長くなったので、それはまた別の記事でやりましょう。
どれも素敵な3種類のタイプですが、さてあなたはどのタイプでしょうか?
是非やってみましょう。
「優位感覚を知るワーク」
やり方 2人〜何人でも
①一人が進行役をお願いします。マンツーマンでやる時は、点数を喋ってもらい、進行役がチェックしましょう。
複数人でやる時は、自分で採点できるように人数分の紙とペンを用意しましょう。
②「それでは皆さん目を瞑ってください。
今から僕の質問する問いに0点〜10点で点数をつけてください。その問いがはっきりと分かるようでしたら10点です。全く分からないようでしたら0点です。点数の基準はあなたに任せます。0点〜10点で自由につけてみてください。それではいきます。」
③複数人の時は一問ずつ点数を書いてくださいね。
A
⑴赤い夕日が見えますか
⑵飾られたクリスマスツリーが見えますか
⑶真っ赤な薔薇が見えますか
⑷マクドナルドの店が見えますか
⑸一切れのスイカが見えますか
⑹自分の寝床が見えますか
⑺浜に打ち寄せる波のうねりが見えますか
⑻黒板に書いてる様子が見えますか
⑼燃えているろうそくの炎が見えますか
⑽一万円札が見えますか
B
⑴ある有名人の声が聞こえますか
⑵君が代が聞こえますか
⑶風で木々がざわめくのが聞こえますか
⑷楽器の音色が聞こえますか
⑸浜に打ち寄せる波の音が聞こえますか
⑹鳥のさえずりが聞こえますか
⑺自分の好きな歌が聞こえますか
⑻虫の音が聞こえますか
⑼人のささやき声が聞こえますか
⑽玄関のチャイムが聞こえますか
C
⑴温かい砂に足を入れるのが感じられますか
⑵頭痛でズキズキするのが感じられますか
⑶ブランコに乗っているのが感じられますか
⑷指に棘が刺さっているのが感じられますか
⑸誰かと握手しているのが感じられますか
⑹抱擁をした時の温もりが感じられますか
⑺花びらのやわらかさが感じられますか
⑻どしゃ降りの雨が感じられますか
⑼石鹸が目に入ったのが感じられますか
⑽誰かにくすぐられるのが感じられますか
③A、B、Cそれぞれ100点満点で点数をつけてみてください。
Aが高い人は視覚優位型です。
Bが高い人は聴覚優位型です。
Cが高い人は身体感覚優位型です。
「優位感覚」は分かりましたか?
優位感覚を知ることで何か新しい発見があれば幸いです。
勉強の仕方一つとってもVAKで効率的な勉強法も変わるらしいですね。
視覚=目で見れる本などを読むことが得意。
聴覚=耳で聴けるリスニング系が得意。
身体感覚=ペン回しやボールをにぎにぎ触ったり、何か感覚に働きかけながら学ぶと頭にインプットしやすいらしいです。
ちなみに僕は
視覚 68点
聴覚 93点
身体感覚 100点
という、身体感覚型なので、よく視覚型の上司とは会社員時代によく揉めていました。
その反省点を踏まえた上で、今度VAKを意識したコミュニケーション技術を紹介できたらと思います。
今回もありがとうございました。