僕の就活②~どん底からスタート、巻き返しの就活2年目~

1年目の就活について赤裸々にお話しさせていただきました。

僕が今、就活アドバイザーとして活動させて頂いているのも、この1年目の経験があったからにほかなりません。すんなり成功してたら、このような活動はしてなかったと思います。それぐらい自分の中では大きな出来事でした。この投稿からお読みいただいた方も、よかったら①も読んでいただけたら幸いです。

今回は2年目の就活についてお話ししたいと思います。

非常に浅い状態で挑み惨敗に終わった1年目。さてどのように2年目に突入しようかと考えていた際に出会ったのが「GMF(現株式会社コクリコ)」を主宰する方でした。

ここに参加するまで、正直なところ、なぜ就活に失敗したのか明確な原因を自分の中では見いだせておりませんでした。このセミナーの良さを話したいわけではないので、興味がある人は自分で調べてコンタクトとってみてください。笑

就活において、というよりも今後のキャリアというか点で重要なことをいくつか学んだ気がします。一つはすでに投稿でお伝えをしている、「自己分析は他人と一緒に」です。

それ以外について詳しくは、また別途「就活に必要なこと」と題してお伝えしようと思います。

このセミナーに参加し、自分の○○したい(=Will)に向き合い、自分という存在について徹底的に言語化、企業が何を求めているか、どういう学生を求めているかを先生と一緒に研究し2年目に挑みました。受ける企業の軸は、「メディア系」で変わりはなかったものの、1年目の自分のように「憧れ」だけで挑む状態ではありませんでした。

ただ、やはりメディア系とは厳しいもの。前年よりもはるかに多く選考を前に進めることはできましたが、内定を得るまでには1歩届かないことが多かったです。最終選考まで行くも落ちる、というのも何社かありました。その中で唯一内定を得たのが、今自分が本業として在籍している会社でした。

実はその会社、2年目に突入する当初自分が受けようと思っていた企業リストには入ってなかったんです!

ではなぜ受けることになったか。それは、先ほどリンクを張った一番最初の投稿につながります。

きっかけは自己分析を先生としている最中にさかのぼります。

スポーツを長年やってきたので、「苦しい時でも耐えて乗り越える力=忍耐力がある」という風に自分のことを認識していました。その認識のもと、先生にそう思った過去の経験を話していたところ、先生がこうおっしゃいました。

「君はそれを忍耐力がある、と解釈したみたいだけど、違う気がする。君の場合は、屈強をどう乗り越えるか、自分の頭の中でゲーム化してそれを楽しんでいるんだよ。忍耐力があるとは違う、工夫する力・楽しむ能力があるんだよ」

へえーーー!と。

へぇ、かよ!と思われるかもしれませんが、その時はそう思ったんです笑

というのも、他人からはそう思う体験をしているんだなと。客観的に見た自分をそうなのか、と。納得できない、というよりも、そんな風に思わっるんだぁ、と新鮮な気持ちになりました。

もっと聞きたい、自分のことを教えてもらってもっと納得したいと思い、先生に「どういうことですか?」と質問をしたところ

「僕が君のような立場だったら、正直逃げ出している。甲子園に行った、などスポーツ的に見れば同じような体験をしている人の話を何人も聞いたことがある。そして、君自身はそれと同じように乗り越えたと話をしているが、理由などを聞いていると、負けず嫌いとか勝つことへのこだわりで起こしている行動ではない、と感じた。自らに課された苦境を、どう楽しく乗り越えるか、を考えて動いている。君がすごいところは、そうやって苦境を変換して考える力だよ。」

いくつか例をあげて先生が伝えてくれたので、上記のことがすごく納得感を抱くことが出来ました。(詳しい例は、ちょっと恥ずかしいので今回は避けます笑)

もう一つ納得した理由としては、先生が自分の自己分析に向き合ってくれた時間です。おそらく6時間くらいですかね・・・?6時間ひたすら僕の話を聞き、質問しながら深堀り、整理してくれました。その中で発してくれた言葉ですから、納得できないわけはありませんでした。

そして、最後に、

「そういう君は、多分A社(←大手上場の人材企業)が向いている。受けてみてほしい」

と。こうして、先生の助言の元、当初はリスト外だった企業を受けることになりました。就活ではいくつか印象的な面接がありましたが、この企業の面接が一番印象に残りました。

皆さんも、面接で絶対聞かれる質問ってなんですか?って後輩に聞かれたとしたら、回答する質問はいくつかありますよね?

・弊社への志望理由はなんですか?
・自己PRしてください
・学生時代頑張ってきたことを教えてください。

ほかにもあると思いますが、代表的なものが上記だと思います。

そして、企業によって多少の違いはあるものの、多くの企業が一問一答形式といいますか、1個の質問から派生して多くお質問していくのではなく、志望理由は?頑張ってきたことは?うちでなにやりたい?みたいにどんどん質問されていく形だと思います。(もちろん、全く掘られないわけではないと思いますが、とはいえせいぜい一つの質問を掘っても2~3個くらいでしょうか。頑張れた理由は?ぐらい)

ですが、A社に関しては今まで経験してきた面接と全然違いました。志望理由とか入社してやりたいことなど、一切聞かれませんでした。聞かれた質問は、先ほど挙げた代表的な質問の一番最後に上げた

「学生時代頑張ってきたことは?」

だけです。

だけ、では語弊がありますね。笑

正確には、この質問をひたすら掘られました。

「なんでそう思ったの?」「なんでそれを一番の経験としてあげたの?」「ほかにもあったりする?」「その経験、今の自分にどう生きてる?」

などなど。とにかく一つの質問に対する掘られ方がすごい!笑

ですが、面接しながら思い出していました。先生とやった自己分析とほとんど一緒である、ということ。対策したつもりもなかったですが、まさかの同じような状況に。ある意味すらすらと答えることが出来ました笑

そんなこんなで、A社での面接が進み、無事内定をいただきました。そして現在に至ります。あの時先生が、「君にはA社が向いている」と言っていただけなかったら、出会うこともなく終わっていたでしょう。

そして、就職して今6年目になりますが、特に大きな不満もなく(小さいものはあるんかい!というツッコミはなしでお願いします笑)、ここまでキャリアを積むことができているのも、A社と僕が本当にマッチしているからだと感じます。その時の面接官が僕のことを掘って深く知ってくださったからこそ、A社にこの子はマッチしていると感じてくれたからだと思っています。

「弊社は人柄採用です」と発信する企業は多くありますが、ここまで人柄を深堀してくれた企業は経験がありません。A社が言う人柄採用にウソ偽りはないと思います。

就活アドバイザーとしてこんな締め方をしていいものかと思いますが、就活は結局のところ「縁」です。

縁というと抽象的だとは思いますが、自分に自信をもって面接に挑み色々話す、その面接内容を聞いた相手が、「この子と働きたい!」と感じたら内定を出す。面接はそういう単純なものです。

面接官に「この人と働きたい」と思わせられるかどうかなんて自分自身ではわかりません。

面接官もいっぱいいますから、ある人は内定を出すけど、違う人だったら内定を出さなかったかもしれない。本当にわからないからこそ、縁だと思うのです。

ただ、そのご縁を手繰り寄せるかはその人次第だと思っています。

徹底的に自分に向き合い、自分を知り、自分の言葉でPRや自分のWillを話す。そうすれば自然と一番強い縁のある企業に入社できると思います。

以上、ざっくりではありますが、2年目の就活でした。

ながくなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

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