見出し画像

自炊する理由

私が自炊するのは、なぜか。
胃腸が弱いから?暇だから?料理人に憧れて?
子どもの頃から何となく料理はしてきたので、理由づけが難しいような気がします。
今の気持ちで考えるなら、楽しく生きるためでしょうか。
毎日外食、毎日コンビニ。
それもそれで悪くはないんですけど、思いついた時に料理するとまずくても美味しくても、一日の充実感が違うのです。

農林水産省の推計によると、日本人は家庭での調理時間が減るに従って、魚離れが進んだそうです。
ここ数年自炊が増えたのはnote記事のネタにすることが半分以上目的化したからです。
それで魚の消費がもし増えたなら、健康的で嬉しいなと思います。

【映画】私がケーキを焼く理由

実話に基づいた映画です。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8M5C41F/ref=atv_dp_share_cu_r

「私がケーキを焼く理由」は実話を基にした物語。LAで暮らす20代のコリンとジェーンは親友同士。社交的なコリンは、内気なジェーンにいろんな人に出会って、自信を持ってもらいたいと考える。そこで思いついたのが、ジェーンの特技であるケーキ作りを生かして、バーに手作りケーキを1年間持ち込む計画だった。そんな時、コリンが病を抱えていることが分かり、2人はこれまでに経験したことのない困難に直面する。

Amazonあらすじより

私がこれまで見たアメリカ映画の中で最も親近感のわく映画でした。背景に生活感があって、若い女性の2人暮らしがリアルに感じられました。
幼なじみのジェーンとコリン。コリンがいつも破天荒でジェーンを引っ張っているように見えますが、一方でジェーンもとても頑固な面があります。
自分の考えを曲げられないのに、ジェーンはそれを素直に周囲に表現することができません。嫌だなと思いながら、雰囲気に流されてしまいます。周囲に合わせて生きる事はできるけれども、自分の考えをオープンにできるほど親しくなれたのは、両親ではなく、親友のコリンだけでした。
南部のアリゾナ生まれで司法試験の浪人生であるジェーンは親友のコリンと2人でニューヨーク生活をしています。
ニューヨーク生活を精一杯楽しみ、仕事にも意欲的なコリン。生活力に欠けていて、口が滑ってしまうコリンをジェーンは日々フォローする一方で、親友がニューヨーク生活を楽しみきれていないと感じているコリンは、毎週ジェーンをバーに連れ出します。
思いつきで、コリンの誕生日にバーに手作りケーキを届けに行ったジェーンにコリンがバーで多くの人と出会うために、毎週ケーキを配るように提案するのです。

バーで彼氏を見つけることに気が進まなかったジェーンでしたが、職場のあるビルで見かけた素敵な男性に自分から勇気を出して声をかけます。最終的にその男性とはお別れします。そして、最後に「君は社交的な女性だから」と言われるのです。彼女にとって社交的だと言われるのは生まれて初めての経験でした。

大きなホールケーキを50個バーに届けるという目標を数々の困難に見舞われながら、ジェーンは達成します。いえ、困難とは関係のない、ジェーンにとって心豊かな人生を送るために必要な手段だったのです。

50個のケーキを作りながら、ジェーンはだんだんと両親に自分の素直な気持ちを話す決心がつきます。司法試験に合格することは、ジェーンにとって人生の楽しみではありませんでした。学問を収めても、自分のやりたいことや楽しみを見つけられると両親は言います。ジェーンはそれを否定はできない賢い女性でした。けれども、最終的には、自分の心に従うことにしたのです。

登場人物の心の機微が、リアルに感じられる素敵な映画でした。職場の上司も素敵で、素敵な彼氏に出会って、20代の前半をジェーンは様々な経験をして過ごしました。
そんな中で起こったどうしようもない困難についてどうするのが正しかったのか、この映画を観て私も深く考えさせられました。

何をしてどうやって生きるのが正解なのか。一生考えながら、あるいは一生考えないで、私は生きていくかもしれません。

「10品を繰り返し作りましょう」ウー・フェンさん

日本の調理法の基本とは何だろうか。焼くことだろうか煮ることだろうか。例えば大陸の東アジア系の料理といえば、様々な調理工程が思い起こされるが、基本は炒め物である気がする。

日本で北京料理を紹介されているウー・フェンさん。

これだけマスターすれば家庭料理は大丈夫。一生役立つ料理術

「10品をきちんと作れるようになれば、100品だって作れます」と言うウー・ウェンさん。
そんな魔法のような料理のコツを、豊富なカラー写真とともに紹介。

本書で取り上げる10品は、仕事をしながら2人の子どもを育ててきたウー・ウェンさんが、プライベートで長年作り続けてきた料理です。
材料も道具も最小限で作りやすく、とてもおいしいのが魅力です。季節の野菜でアレンジができるから、一度覚えてしまえばレパートリーは無限大。
なぜその手順が必要なのか、どんなふうにすればラクに台所仕事を進めていけるか、なども合わせてお伝えするので、読めば自然に料理の勘所が身につきます。
10品を、焦らず、ていねいに。
一生ものの、おいしい家庭料理のはじまりです。

[目次]
1 肉と野菜の2種炒め
2 野菜1種類の炒め物
3 野菜入りの卵焼き
4 切り身魚で作る蒸し物
5 肉の塩焼き
6 肉と野菜の煮物
7 カップ1杯の油で揚げ物
8 毎日作る簡単春巻き
9 お茶代わりのスープ
10 具が2つのシンプル鍋

Amazon紹介文より

この本のレシピの魅力は、材料さえ揃えば明日からでも作れる事です。下味をつけて、炒めるかあげるか、煮込むかで調理工程が少ないです。シンプルな料理ばかりでした。

何なら、家族が4人以上いるご家庭であれば、1日で10品作ることも可能。朝ご飯に2品。お弁当にさらに2品加えて、夕ご飯に5、6品の作ればいいですね!

私も早速キャベツを買ってきて作ってみました。いや、本を数日眺めてから。
基本なはずなのに、なかなかレシピが頭に入らず、材料を書き出しました。

これで2品。
豚肉は母が作り置きしているチャーシューがあったので、代用しました!
キャベツを一度茹でるのがポイント。
セロリがなかったので、庭のにんじんの葉っぱを代用。

家庭料理の基本。つまり、どのような調理工程を踏むのか、哲学がわかりやすく説明されていました。
毎日の献立に悩む、めんどくさい。
では、めんどくさくならないためにはどうするか?
基本の手順を繰り返して料理に慣れれば良いのです。
料理が苦手な人だけでなく、料理に興味がある人にも目から鱗の言葉だなと思います。
当たり前の話なんですけど、私も最近基本が疎かになっていたなと気付かされました。

調理時間を手短に済ませたいなら、日々料理する中で気づきや工夫が必要です。尚且つ美味しく食べたいなら、飛ばしてはいけない工程やポイントもありますよね!

どのレシピもシンプルで、私好みでした。さらに、ここから辛くしたり、味を濃くするかは、それも作る人の好みや工夫次第ですね。

我が家の庭では、野菜を家庭で食べる分だけだけ作っています。調理の仕方に困っていたので、この本を参考に作り置きして、大量消費しようと思います。

本には基本の唐揚げレシピが載っていました。
チャーシューを除いて、唐揚げをプラスしました。夕ご飯です。
余った分は、本に載っていた酢鶏にするつもりでしたが、味が濃くなったので、翌日は温めたのみで家族に提供しました。油が少なかったので丸められませんでした。勿体無い性分です。

よろしければサポートお願いします。いただいたものはクリエーター活動の費用にさせていただきます。