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2024.6.16 大人の科学談義「世界の資源とエネルギー」を開催しました

6月16日、名古屋市天白区にあるスタジオ・グリットさんにて、私が講師となり、「大人の科学談義〜世界の資源とエネルギー〜」というテーマで講座を行いました。

内容

講座の前半では、資源とエネルギーの定義、エネルギーの分類について解説を行いました。
現在、「資源」「エネルギー」という言葉は定義が曖昧なまま使われています。
資源というのは自然界や人間社会に存在し、さまざまな目的のために利用可能な要素・材料であり、特にエネルギーを生み出すために利用される資源を「エネルギー資源」と定義されています。
また、エネルギーとは、広い意味で物理現象・化学反応・さまざまな活動を行う能力であると示しました。

講座中盤では、化石燃料や原子力から生じるエネルギーを再生可能エネルギーがまかなえていない点について、エネルギー効率、エネルギー密度、資源の可採年数を示しながら考えて参りました。
また、産業革命以前の時代では太陽光のエネルギーが主な動力源であったこと、森林の消失が背景となりイギリスで産業革命が起こったこと、石油利用の歴史について扱いました。

講座の後半では、石油・石炭・天然ガスといった化石燃料の由来について触れ、それぞれの特徴と世界での埋蔵状況を比較しました。
また、エネルギー資源のほとんどは発電に利用され、発電の種類と発電効率から、再生可能エネルギーによる発電で、従来の化石資源・原子力による発電を賄うことの難しさについて再考しました。

講座の感想

  • 社会的な問題を含んでいて、現実的な問題を考える機会になっていいと思います。

  • 資源とエネルギーの線引きについての説明が印象に残った。

  • 化石資源の輸出の図が参考になりました。

  • 総合的な内容で良かったです。

  • エネルギー利用の歴史にふれることができてよかった。

  • 歴史の背景と合わせて話をしていただいて興味深かった。

  • テキストが良かった。勉強になりました。

  • 穴埋め式の資料だったので聞くだけにならず、分からないなりに考えることができたので良かったです。講師が所々、質問形式にしてくれたのも頭を使うことで答えをいただくと、なるほど、と納得することができて良かったです。

  • 資源・エネルギーの状況を学ぶことができた。

  • ベストミックスをもっと知りたかった。

  • 内容が濃いので、時間内に終わらないのでは?

理科教育力向上ラボ

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