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発達障害・ニューロダイバーシティ

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#通級

緘黙の背景に迫る:脳システムとの関係性を考察する

緘黙の背景に迫る:脳システムとの関係性を考察する

ある講義ので伺った話でとても興味深く、私も思い当たるところがあるので、ぜひnoteに書きます。まず、一つの要因であり全てではないことを承知ください。今回取り上げる緘黙の背景の話ですが、脳システムによる喉の筋肉が締まることが原因だという話です。2歳ごろは母に喋りかけようと積極的に行動する時期であり、その積み重ねや保護者からの応答により語彙を積み重ねている時期でもあると思います。その2歳児が母に喋りか

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子供たちの発達に合わせた教育の必要性

子供たちの発達に合わせた教育の必要性

心の発達の順序と時期が躓きの一つの要因となります。小学校低学年で枠組み(ルール)が身につきます。規則という外側の枠が作られていきます。小学校中学年からは自分のやりたいことが枠の内側に出てきます。外側の枠(規則)とやりたいこと(内側)との葛藤が起きます。しかし、発達障害児はこのような見えない内面の発達が他の子よりも遅れていることが多いです。小学校低学年から困り感は抱えているものの人目が気になりだした

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発達障害『グレーゾーン』生き方レッスン②

発達障害『グレーゾーン』生き方レッスン②

昨日の投稿に続いて岡田尊司さんの本で発達障害『グレーゾーン』生き方レッスンを読んだ学びを書かせていただきます。

『正しさ』と『気持ち』

本の中に【グレーゾーンの人は正しさや数字や結果といった、明白に表されたものに価値を置く傾向がある。それゆえ、気持ちや努力やプロセスといった、あいまいでつかみどころのないものには、あまり関心を向けない。】とあります。私もこれまでかかわってきた子供たちに当てはまる

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