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≪Sound Travel LOG≫ in 滋賀 ~「比叡山延暦寺」①~(2021.04.05)

こんにちはYuriです。
≪Sound Travel LOG≫ in 滋賀の2日目、比叡山延暦寺での旅記録。
ここでレコーディングした音を使って作った作品はこちら。リンク先からダウンロード購入もしていただけます。

前日の雄琴温泉とはこちら: https://note.com/yullippe/n/n972db4f712fe
それではいってみましょう!

比叡山坂本ケーブル

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坂本と比叡山延暦寺を結ぶ坂本ケーブルは昭和2(1927)年に敷設されました。全長は2,025mと日本一長いケーブルカーです。

前日、おごと温泉 暖灯館 きくのやさんに宿泊したところ、「比叡山に行かれる送迎もしますよ~」と送迎カーの運転手さんからご案内いただき、導かれたように急遽行くことに決めました。

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駅舎もレトロでどこか懐かしい雰囲気。
坂本ケーブルの料金は片道870円 / 往復1,660円。(きくのやさんに宿泊したら割引チケットいただきました!)
30分ごとに1本みたいなので、チケットを買って発車を待ちます。

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たまたま伝教大師一千二百年大遠忌記念イベントがあり、「戦国BASARA」のラッピング列車での運航でした。

本来の坂本ケーブルの車両は、ヨーロピアン調のデザインの「縁」号と「福」号です。浜大津・びわ湖花噴水のデザイナーとしても著名なインダストリアルデザイナー、桜田秀美さんによるデザインになります。

この2つの車両の「縁」と「福」は、『お詣りされる皆さまに、良いご「縁」と幸「福」が訪れますように』と白寿を迎えられた、ときの第253代 天台座主・山田恵諦猊下が折りのご真筆されたものなんだそうです。

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ケーブル延暦寺駅

車内ではガイドが放送されており、今回は「戦国BASARA」の伊達政宗役の声優、中井和哉さんの声でのガイドが流れていました。いい声って大事。
ケーブルカーや延暦寺の歴史を聞きながら山頂へ進みます。

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駅に到着!展望エリアからは琵琶湖が見下ろせます。
この日は風も強く、地上よりもひんやりとしていました。
山の上は少し寒くなるので、防寒対策も忘れずに!

比叡山延暦寺について

比叡山延暦寺は延暦7年(788年)、僧侶の最澄(さいちょう)が薬師如来を本尊とする「一乗止観院(いちじょうしかんいん)」という草庵を建てたのが始まりです。

823年、最澄が亡くなった後、当時の元号「延暦」にちなんで「延暦寺」という名前を天皇から賜りました。そこから比叡山延暦寺と呼ばれるようになりました。


「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」という3つの区域に点在する堂塔の総称が「比叡山延暦寺」です。

なので「延暦寺」というお寺があるのではないんです。
「比叡山」=「延暦寺」みたいな感じなんだそう。
私も知って「へ~っ!」ってなりました。なんでめちゃくちゃ広い。

比叡山入り口

ケーブル延暦寺駅から比叡山入り口までは結構歩きます。15分弱かな。
バスも運航しているようなのでこちらも活用されるとよいかと思います!

ドライブウェイのゲートも一緒なので、車でスルーしながらチケットを買うことができます。延暦寺諸堂巡拝料¥1000で、延暦寺の3つの区域を自由に拝観することができます

根本中堂 

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延暦寺の総本堂。本尊は薬師如来です。
この根本中堂のある東塔区域が、延暦寺の発祥の地とされています。

最澄が創建した「一乗止観院」が元になっています。その後何回も災害に遭いましたが、復興の度に規模も大きくなりました。

現在の姿は徳川家光公の命で寛永19年(1642)に建てられたものです。ご本尊の前には、千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」も安置されています。 建物は国宝に、廻廊は国重要文化財に指定されています。

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平成28年からお堂の大改修を行っています。大きさゆえに約10年かけて行われるそうです。現在は中庭に修学ステージができており、根本中堂の屋根の高さまで登れるようになっています。

中は撮影禁止ですが、堂内で目に入ってくるものや感じるものはとても素晴らしかったです。感じることのできる自分の五感にもとても感謝しました。

文殊楼

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比叡山延暦寺の総門。
868(貞観8)年、慈覚大師円仁(えんにん)が中国五台山の文殊菩薩堂もんじゅぼさつ)をお手本に、創建したものが始まりです。常坐三昧の修行を行なう道場だったそうです。

常坐三昧は、天台宗の基本的な修行の1つ。90日を1期としして、静かに仏前に独座し、精神を統一し法界を観ずることだそうです。

2階には文殊菩薩が祀られており、受験生の合格祈願に人気です。

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根本中堂との間には高い石段が隔てられています。

阿弥陀堂

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1937年に比叡山開創1,150年大法要を記念して建立されました。本尊は丈六の阿弥陀如来です。檀信徒(だんしんと)の先祖回向の道場です。

檀信徒とは「檀徒(檀家・檀中)」と「信徒(信者」)のことで、仏教の教えに従って生きる、お寺や教団を護る人々のことです。

法華総持院東塔

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阿弥陀堂のとなりから「からんからん」と小さな鐘の音が。この塔の屋根からでした。

伝教大師最澄は国家安泰、仏法興隆、国民安楽を祈念するために日本全国に6か所の宝塔を建てました。その中心だった宝塔がこの法華総持院東塔(ほっけそうじいんとう)です。

その6か所の宝塔は「六所宝塔」と呼ばれており、比叡山に2ヶ所(近江国比叡山東塔、山城国比叡山西塔)日本の東西南北に4か所(上野国浄法寺、下野国大慈寺、豊前国宇佐弥勒寺、筑前国竈門山寺)にありました。残念ながら全て今は無くなってしまっているようです。

この法華総持院東塔も、昭和55年に阿弥陀堂の横に再興されたものになります。
本尊は、大日如来をはじめとする五智如(来大日如来、薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来)が祀られており、塔の上層部には仏舎利と法華経、下層には胎蔵界大日如来が安置されています。

思った以上にボリューミーになってきたので、後半へ続きます。
次回は東塔から西塔へ移動したのちの旅記録です。お楽しみに!!

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