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≪Sound Travel LOG≫ in 滋賀 ~「比叡山延暦寺」②~(2021.04.05)
こんにちはYuriです。
≪Sound Travel LOG≫ in 滋賀の2日目、比叡山延暦寺での旅記録その②。こちらでは比叡山の西塔エリアでの出来事を書き記します。
その①はこちら。前日の雄琴温泉とはこちら。
レコーディングした音を使って作った作品もぜひ聴いてください!
前置きもそこそこに、いってみましょう~!
比叡山延暦寺 西塔
西塔は本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域です。
東塔から北へ1キロメートルほどのところにあり、第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれました。本堂は釈迦堂(転法輪堂)です。https://www.hieizan.or.jp/keidai/saitou
比叡山の拝観チケットは、1枚のチケットで東塔、西塔、横川、3つのエリア全てに入れる共通チケットです。(当日限り)
各エリアの入り口で購入できます。そして、各エリアに入るときにチケットを確認されます。なので、拝観チケットを買ったら、その日中は大切に持って移動しましょう。
比叡山内はシャトルバスもでていますが、今回は東塔エリアから徒歩で西塔エリアへ向かってみました。20分くらいで中心の釈迦堂あたりまで行けますよ。
東塔に比べて人が少なく、レコーディングはこのエリアのほうがしやすかったかも。山が深くなるにつれて、なんとなく気持ちが引き締まる気がしまいた。
浄土院
伝教大師最澄の御廟があります。比叡山で最も清浄な聖域だそうです。弘仁13年(822年)6月4日、56歳で入寂された大師の遺骸を、慈覚大師が仁寿4年(854年)7月、ここに移して安置した場所です。
現在は十二年籠山の僧が毎日、生身の大師に仕えるごとくに奉仕しています。
東塔から西塔に向かう途中にあるのですが、エリア的には東塔のほうになるようです。
白くて美しい砂のお庭がとても神秘的です。
にない堂(常行堂・法華堂)
同じ形をしたお堂が、渡り廊下でつながっています。弁慶がこの廊下を天秤棒にしてお堂を担いだという伝説が残されていることから「担い堂(にないどう)」と呼ばれるようになったそうです。
正面向かって左が常行堂(じょうこうどう)。
阿弥陀如来を本尊とし、四種三昧のうちの1つ、常行三昧を修するお堂です。
常行三昧とは、90日間不眠不休で念仏を称え続け、阿弥陀如来の周囲を回り、ついには悟りを開くという荒行です。
ちなみに四種三昧は、中国の天台大師による摩訶止観(まかしかん)に基づく、比叡山で最も歴史の古い基本的な修行です。常坐三昧・常行三昧・半行半坐三昧・非行非坐三昧の四種があります。
右が法華堂(ほっけどう)。
普賢菩薩(ふげんぼさつ)を本尊とし、法華三昧(ほっけざんまい)を修する堂です。
法華三昧は、法華経を通して真理に悟入する、比叡山で「朝題目、夕念仏」と言われる日常修行の一つでした。
「法華経を読経することによってこの身このままが清められる、罪障(極楽住生の妨げとなるもの)が消滅する」という考えから行われたものです。「三昧」とは、心を一事に集中して余念がないことを意味します。
ここまでくると、東塔とは少し違う植物が生えているかも。この写真の苔っぽいのとかは湿気が強いからかなぁ・・・自然は無限で、なんだか知りたい気持ちが強まりますね。より山と心の奥へ入ってきた気分でした。
転法輪堂(釈迦堂)
西塔の本堂にあたるのが、この転法輪堂(てんぽうりんどう)。ご本尊の釈迦如来にちなみ、釈迦堂の名で知られています。
現在の釈迦堂は、文禄四年(1595年)、信長の焼討ちした豊臣秀吉が、園城寺(三井寺)の金堂を移築したものものになります。延暦寺に現存する建築中最古のものです。
にない堂の渡り廊下をくぐると、釈迦堂にたどり着きます。
木々が生い茂って、石の階段をあがったりくだったり。歩いていると無心になってきたり・・・・修行ですね。
今回は残る横川エリアへは行けなかったので、次回のお楽しみということにしました。西塔エリアから徒歩40分くらいかかりますが、シャトルバスなら10分くらいで行けるそうです。
比叡山延暦寺の周遊がシャトルバスと車が便利そうですね。
もちろん下から上まで登山する方もいらっしゃるので、体力をつけて私もチャレンジしてみたいな。
ケーブルを降りた帰り道にて。比叡山坂本駅まで送迎車で通った道を歩いてみました。沿道にも桜がたくさん咲いています。
下山したJR駅~ケーブル駅の間にも、日吉大社など有名な神社がたくさんあります。次訪れるときには、もう少し突っ込んだ比叡山の旅をしたいなと思いました。
本日もご高覧ありがとうございました。
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