現代建築と小洒落た街 アントワープ(ベルギー)
ベルギー冬旅 アントワープ編
アントワープといえば、ルーベンスかフランダースの犬を思い浮かべる人が多いのかもしれない。私はどちらにも特別な関心がなかったので、今回の旅行を計画するまで知らなかった。それよりも、現代建築でお洒落な街ということに惹かれ行ってみることにした。美味しい食事もでき、大聖堂に現代建築、お洒落なショップをのぞきながらの楽しい散策ができた一日となった。
豪奢なアントワープ中央駅
到着早々、素晴らしい駅舎が出迎えてくれる。
外観もまるで駅とは思えない素晴らしさだ。
建築情報
1905年完成(現在の駅舎)
Louis Delacenserie:メインとなる正面ドーム
ベルギーの建築家
ブルージュの市庁舎なども手掛けている
Clement van Bogaert:鉄とガラスの駅舎部分
Jan van Asperen:高架橋部分
街歩きの前に
基本的に初めての街に行く時は、あらかじめ調べていても観光案内所に行くようにしている。
今回も駅の観光案内所に行くと、徒歩での観光を絶賛おすすめされた。メトロで中心部までと思っていたが、「メトロでもいいけど景色も見れないし、歩きながら色々見た方が楽しめる」というので、言われた通りに。歩くのは好きなので全く苦ではなかったし、思っていたほど遠くはなかった。
日本のお弁当箱はやっぱりバラエティ豊か
道すがら、タッパーのお店に目がいった。知っている限り、西洋圏やラテン諸国のお弁当箱はこうしたタッパーがメジャーだ。いくらカラフルなバリエーションがあっても、やはり日本のお弁当箱の品揃えにはかなわない、と日本贔屓してしまう。
フランダースの犬で有名な聖母大聖堂
閑話休題。
しばらくすると、目指していた大聖堂が見えてきた。入口の反対方向からぐるっと回り込むように歩いたので、教会入口に辿り着くのに結構かかった。途中、マルクト広場を通り、ようやく正面に。ネロとパトラッシュのオブジェがある。なんだか可愛らしい見た目だ。日本でのアニメは可愛いけど悲しかった印象が朧げながらあったが、ベルギーでは少し違う印象のお話なのかもしれない。
教会の拝観料は12ユーロ。
それなりの料金設定だけど、観光客がたくさん押し寄せて雰囲気が崩れるくらいなら、高めの設定もありなのだと思う。個人的な好みでは、ゲントの教会の方が良かった。もちろん、ルーベンスが好きな人は必ず訪れる場所に違いない。
アントワープ美術館(MAS美術館)
ザハ・ハディドの建築は遠く諦めたが、せめてここはと来たのがMAS美術館。港湾エリアが現代建築で新たに開発されたようだ。遠くからでも一目でわかる存在感。ガラス(素材を確認しなかったがガラスではなかった気がする)とレンガの組合せは重苦しくない外観で、よく見るとガラス部分は波状になっているため柔らかな表情になっている。
建築情報
設計:ノイテリングス・リーダイク・アーキテクツ
ロッテルダムを本拠地とする建築事務所
2011年開館
駅のコインロッカー
今日はブリュッセルを出発しロッテルダムに宿泊する途中でアントワープを観光することにしたので、荷物をコインロッカーに預ける。
改札を出た向かいに観光案内所がある。ちょうどその裏側にコインロッカーがある。荷物が入るか確かめてからサイズを選びたかったが、先にパネルでロッカーの大きさを選びクレジットカードで支払ってから扉が開く仕組みだった。外観から十分入ると思ったら、内寸が一回り小さかった…(ギリギリ入ったから良かったけど)。なお、パネル操作は日本語が選択できるで安心。(2024年1月時点の情報)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?