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遊びとは?

今、気軽に海外に行けなくなって
無性に懐かしく思う。
もう20年ほど前になる、
アメリカに住んでいた時のこと。

とにかく強烈に印象に残ったのは
なんてうまく遊びに変える人たちなんだろう、
ということ。

イベントの後の渋滞を避けるために駐車場でお茶を楽しんだり、雪が降ればまず大人が飛び込み人型を作ったり。
ターキーの持ち帰りを頼んだレストランではアルミホイルが鳥の形になっていたり。(ちなみにこれを持ち帰る道すがら「Cool!」と何人にも声をかけられて得意顔になることに☺︎)

日常の小さな事、ここかしこに遊びがある。
言葉がなかなか通じなくてもそんな中にいたから、どこに出かけても本当に楽しかった。寂しくなかった。

住み始めて3ヶ月後、一歳違いのアメリカ人女性に
英会話を習うことになった。
初めましての挨拶の後、テキストは用意してもらえるものだと思っていた私に、彼女の一言。

「どんな方法で習いたいかはゆくこが決めるのよ」

その時の私は、先生と生徒の上下関係を当たり前と思っていただけでなく、自分が受身である事に全く気づいてなかった。

結局、料理を作りながら覚えるという体験型と
自分が書いた日記を添削してもらうという形で帰国までの数ヶ月、彼女のレッスンを受けたのだが、
その対等な関係はお互いを尊重し合うという友達にも近いものとなり、後々まで宝物のように残る事になる。

自分で考えて自分のタイミングで動くこと。
遊びを忘れないこと。

自己紹介にある
"人生に遊びと彩りを"
これはこの時得た経験から出てきた言葉。

私にとって遊びとは、ゆるめること。
こんな時こそ少しだけでも頑張らない時間を持ちたい。

遊びを大切にする人と繋がりたく、ひっそりと色々な場で発信している☺︎

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