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OLIVE DELLA YUKI 食べ方いろいろ

オリーブオイルが、ご注文いただいた方々のお手元に届いて、
それぞれが、それぞれの楽しみ方を写真でアップされているのを見ると
感慨深い気持ちになる。

一番最初に、モノは試しにと
送ったのは、母親のもとであった。
「あんた、イタリアなんかで何してんの。」
と言っていたのが、
最近では、
「何だか知らんけど、まあ、好きなようにしたらいいよ。」
と言うようになっていた母親への
挨拶がてらのオリーブオイル。
戦後まもなくして生まれた世代には、オリーブオイル自体が馴染みのないもので、
オリーブオイルが到着して、貰った返事には
「何に使ったらいいかいね?」
と書かれていたのが、印象深い。

イタリアで、搾りたてオリーブオイルを味わうなら、
軽くトーストしたパンに並々とかけて、
それはまるで、浸すようにつけて食すのが一番だという定説は、
不動のものかと思うけど、
美味しいオリーブオイルなら、結局、何に使っても美味しいのだと思う。

オリーブオイルの出来は、その年の天候に大きく左右されるから、
青々とした苦味の強い年だった時のオリーブオイルを
そのまま使うには強すぎて、
出来立ての魚介ベースのトマトソースのパスタにかけてみたら、
味が立体的になった時の感動は、今でもはっきりと覚えている。

「お味噌汁にかけたら、美味しいかいね?」
と言う母親の意見にビックリしていたら、
「お味噌とオリーブオイルは、合うのですよ。」
「私は、お豆腐にかけます。美味しいですよ。」
「しらすや納豆にもかけます。」
という意見をいただいて、
その使い方もいろいろなのだと、
こちらの方が気付かされた。

buon + buon = tutto buon

イタリア人の84歳なるシニョーラがそう言っていたのを思い出す。

美味しいものと美味しいもの(の組み合わせ)は、
全てが美味しくなるんだよ。

美味しいに繋がる、皆さんの投稿。
そんな投稿写真を見るのが、今の私の、
ひとつの楽しみになっている。

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