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OLIVE DELLA YUKI 手続き

そろそろ、剪定をお願いしたい…と
収穫をお手伝いしてくれたモロッコ人にお願いしたら、
一週間のうちに、全部の剪定をやってくれていた。

本当は、少しは自分でやってみたかったのだけど、
彼らの都合もあるし、こちらの都合もある。
慣れないうちは、オリーブの木を傷つけてしまったりするだろうから、
ここは、手慣れた彼らにお願いするのが筋だと、思うことにした。

今年のオリーブオイル作りは、こうして、スタートし始めているのだけれど、
実は、昨年搾り取ったものが、あと少し残っていて、
それらは、きちんと搾油所の方で、真空状態にしたタンクにおさめられ、
温度管理されて保管されている。
残りの注文は、オーダーが入った分だけ、必要な時にボトル詰めをする仕組みになっている。

忘れてはいけないけれど、
気になるのは、それぞれの支払い。
配送料や搾油にかかった金額などは、その都度払っているものの、
一向に見えてこないのが、「高い」と言われる、イタリアの税金。

全ての会計処理のうち、
デジタル化しなくてはならない、FATTURA(請求書)を上げるのは、自分でやるけれども、
それ以外の諸々の経費の計算などは、commercialista と言われる会計士にお任せしている。

これがなかなか、容量を得なくて、
聞けば、
「農業はね〜、ちょっと違うんだよね…」
なんて言う。
そういえば、銀行でも確か、口座開設に手間取ったことを思い出した。

年金とかの支払いはどうするんだろう…と思っていたら、
「あれ!?手続きしてないの?」
なんてことを言う。
誰かがちゃんと、指示してくれなければ、知る由もないこと。
いつも、いつも、後でにまわる。
それが、おたくの仕事なのでは…と思うけれど、
最終的には、commercialista もよく分かっていないのだと思う。

ということで、
管轄の役所に向かったのであった。


続く。

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