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収穫量のこと

8月も、軽く10日が過ぎた。
ここのところの、時の流れの早さに圧倒されている。

ニュースによると、
7月は記録的な暑さだったらしいイタリアだけれど、
8月の1週目は、グンと冷え込み、
来週あたりは、また暑くなると予報されている。

この頃になると、育ちつつあるオリーブの実は
ほぼほぼ安定した量を保ってはいるけれど
天候だけは読めないから
ただただ、このまま順調に熟してくれる事を望むだけである。

オリーブの天敵であるコバエも気になるところだけれど
結局、今年も何もしていない。
ただ、風に恵まれている土地なだけに、
そういった天敵から
自然のチカラによって守られていることは
幸運この上ない。
風が吹いているところには、虫が留まりにくいから。

「今年はどれくらいの収穫量が得られるだろうか。」
これが今のテーマである。

全く手をつけずに収穫された最初の年は、
量はあったけれど、実が小さく、
大掛かりな剪定をしてしまった昨年は、
実は大きかったけれど、ガクンと収穫量が減ってしまった。

オリーブ農家…というには、小さすぎる土地。
僅か3ヘクタールちょっとの土地に植ったオリーブの木は、320本。
大きな木ばかりでなく、痩せた木や、まだ若い木もある。
良質なエキストラヴァージンオリーブオイルを抽出するには、
搾油温度を上げられないから、
通常、一本あたりの木から取れるオリーブオイルの量は
マックスで2リットルが限度とされている。

単純計算すると、640リットル。
実際はというと、そんなに取れていない。

これは、私の課題である。

どのように剪定し、
どのように点滴を対処し、
どのように天候の変動を読んでいくのか。

毎日、毎年が勉強。

この夏は、一本ずつ、
オリーブの木を見ていこうと思っている。

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