見出し画像

作り手としての思い

4月も半ば。

オリーブ栽培に携わるようになって、
早くも、4年目の年を迎えようとしている。

今年のノンフィルターオリーブオイルが、現地のイタリア人にも人気で、
フィルターがけをする前に50リットルほど、別のタンクに保存していたものも
おかげさまで、完売に至った。
フィルター済みの方はまだ少し、余裕があるものの
こうして少しずつ、いろいろな方にその味を知ってもらえるのは
本当にありがたいことであり、嬉しく思っている。

とりわけ、
販売人というよりかは、作り手としての立場で思うことには
気に入ってもらった方から購入いただけたら…という思いがある。
素敵なホームページを作ったり、SNSで魅力的に紹介したり、
きっと、そういう所にお金をかければ、販売力は今よりもっと上がるのかもしれない。

でも何より、
その味を好きだと思ってもらえることの方が私にとって重要で、
次への展開に繋ぐ大きな原動力となっている。

いろいろな方から声をかけていただく。

「一緒に事業をしませんか?」
「もっと大きく展開していきませんか?」
「もし良ければ、投資しますよ。」

どの声にも応えられないでいる。
どう応えていいか、思いあぐねている。

他人からしてみれば面倒かと思う、パッキングから何から何まで
結局、私が好きでやっていることなのだ…と気づく。
お会いしたことのある人も、ない人も、
オリーブオイルを通して繋がる縁を感じながら、
ちゃんと届くかなぁ…とハラハラしながら、
喜んでいただけるといいと願って
やっていることの一つ一つが
私が好きでやっていることなのだ。

小さな畑だから出来ること

いろいろな事を学んでいるうちは、
そういう事を大事にしたいと
改めて思う。


お声がけしてくれた方々には、お断りして申し訳ないけれど
そのことに気づくきっかけを頂いたことに
ありがたく思うのである。

この記事が参加している募集

やってみた

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?