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2023年10月1日

10月になった。今回から、「イタリア オリーブ日和」というタイトルで、我がオリーブ畑で、その時見たもの、感じた事を書き綴っていこうかなと思っている。ありふれた日常は、変わらないものだし、どんな天候に晒されても、オリーブたちはただそこで、どんと構えていて、ただ、私が、いろんなことに翻弄されているだけのような気がするのだけれど、そんな心情をつらつらと書き綴っていくのに、新たにスタイルを変えてみようかな…と思ったのがきっかけだ。女心と秋の空。秋晴れの空の下、気が変わりやすいのは、イタリアで生活しているからかもしれない。
9月の日本一時帰国以降、久しぶりのオリーブ畑を、ゆっくりと徘徊している。8月の末にコバエの被害に見舞われたオリーブたちが、どのようになっているのか気になっていたし、昨年と比べると、実が多いものの、大きさとしては小さめだから、この1ヶ月に、どのような変化を遂げたのかが気になって。少しずつ黒く色づいてきたオリーブたち。まだまだ、緑のものの方が多いけど、そこはのんびり構えていこう。ハエがついてしまったオリーブは、自ら、その実を落としていた。自然って、やっぱり凄いなぁ。静かに佇むオリーブの木の下で、しみじみと、そう思った。

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