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回想散文

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個人の記憶や家族のこと 記憶を辿る事に回復のヒントがあるんじゃないかと思ってやってみてます
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#鍵っ子

回想散文1-7 家に大きなクモがいて入れない

率直に言って鍵っ子はわたしには向いていなかった。7歳のわたしは誰もいない家に帰るのがこわ…

yuko
3年前
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回想散文1-6 いつも緊張しているこども

はっきりとした時期は覚えてないがこれも小2かそこらだったと思う。 手指に水泡のようなもの…

yuko
3年前

回想散文1-5 算数ができないこども

小2までのわたしは勉強ができない子供だった。 勉強ができないというか、「概念が理解できな…

yuko
3年前

回想散文1-4 空想創造あそびが好きなこども

人見知りとはいえ、転校生のわたしにも徐々に友達ができていた。 この頃はコミュ力は無いもの…

yuko
3年前

回想散文1-3 ひとり遊びルーティーン

自然や動物が昔から好きだった。 転校先の小学校は、団地というコンクリートジャングルの中に…

yuko
3年前

回想散文1-2 団地から団地

引っ越した先はそれまで住んでいた団地のほんの隣の団地の分譲マンションだった。 色々物件を…

yuko
3年前

回想散文1-1 団地生まれ団地育ち

小2の時転校した。 引っ越して学区が変わったためだった。もともと県営住宅に住んでいたので世帯年収が増えればいずれ出なければならなかった。なぜあのタイミングだったかは親に聞いた気もするが忘れてしまった。 親、というかほぼ母親が決めたんじゃないかと思う。父親は家計や教育に無頓着でローンの返済計画なども母親がいつも考えていた。 母は、世間的にいう姐さん女房というやつかもしれない。年齢は父親の6つ上だ。今の時代でも珍しい位なので当時は相当に珍しいケースだったと思う。 とは言っても、