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【キャリア】自分なりの錨を持て!人生のハプニングも糧になるライフキャリアの考え方♯018

昨日、こちらのイベントに参加しました。

女性のライフキャリアを考えるイベントで
ワコールの労働組合役員、総務教育部長、HR子会社の社長等を歴任したキャリアコンサルタントの柏木裕之さんが講師でした。
ワコールは9割が女性社員とのことで、人事畑でキャリアを積まれた柏木さんの現場感覚と、キャリアの理論が織りなされ、とても説得力があるお話でした。

以前、別のキャリアの講座に出た時、講師が言っていたのは、社会や会社から要請されるキャリア像に応え、世代ごとのあるべき像に自分を合わせないといけないといった旨。「ちょっと今の時代に合わないんじゃない?」と思ったことをこちらのブログに書いています。

その時、講師に質問に行くと、「キャリアを固める時期である30代に、育児で仕事ができなかったら、それはブランクでしかない」と言われ、「は?」と思いました。というのもこちらのブログで書いたとおり、育児が自分のキャリアを切り開いてくれた経験があったから。

でも今回の柏木さんの話では

・会社の中だけで考えるキャリアから、人生全体で考えるライフキャリアへ考え方は大きく変わってきている。
・会社の中のキャリアでは、出産育児は中断・停滞と捉えられるが、ライフキャリアではキャリアは継続し、発達は進む。

だからこそ会社の人材価値ではなく、社会の人材価値を高めることが自立したキャリア
といったお話をされていて、心の中で私は「よくぞ言ってくれました!」と大きな拍手を送っていました!

あわせて柏木さんがおっしゃっていたのは、女性の健康についても。
働き盛りの30-40代に女性の乳がん、子宮頸がんの罹患率がピークになる。
だからこそ健康に関するリテラシーも持っておく必要があるとおっしゃっていました。

実際、経済産業省の調査ではこんな結果も。
女性特有の健康課題で「職場で何かをあきらめなくてはならなかったことがある」と回答した人が43%いたとのこと。

働く女性の健康推進に関する実態調査(2018年・経済産業省)

そしてあきらめないといけないと感じた内容(複数回答)は、
正社員として働くこと(57.9%)
昇進や責任の重い仕事につくこと(48.0%)
希望の職種を続けること(38.1%)
管理職となること(32.5%)
だということです。

フェムテック分野が今後益々期待されていることがよくわかります。
また自分自身も幸い今まで健康面での大きなトラブルは無かったけれど、検診も養生もやっていかないといけないな、感じました。

今回の講座で強く思ったことは
自分の人生を通じて社会にどう貢献したいかキャリアの錨、すなわちキャリアアンカー(ゆずれないもの、自分の軸)を、節目節目で考える実践することが、キャリアの自立につながるということです。

会社員を卒業しているからこそ、このような内容に強く響いたのかもしれませんが、会社員だったとしても、会社だけが人生のすべてではないし、出産、育児、介護、病気といったライフイベントに自分のキャリアが左右される可能性だって十分にある。そして退職後の何十年をどう生きるかといった課題もある

だからこそ、早い段階から自分のキャリアアンカーが何かを自覚できていると、様々なライフイベント上の困難も停滞と捉えることなく、糧として乗り越えていけるんだろうと前向きな気持ちになりました!


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