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ビジネス用プロフィールの重要性~「個」の時代の空中戦~

こんにちは。今月から日経COMEMOのキーオピニオンリーダーに就任しました、古市です。今日はビジネス用プロフィールの重要性についてお話します。

ビジネスイベントを主催するという仕事柄、プロフィール文章や自己アピール文面に触れる機会がとても多いです。主催する中で一番大きい ad:tech tokyo だけでも、一度で300人近い登壇者さんと関わっています。

主催するイベントの属性上、マーケティング職に関わる方が多いので、「魅力をきちんと伝える力」や「商品を売る力」にめっぽう強い方々とたくさん接しています。みなさんとても素晴らしいプロフェッショナルです。ただ、そんなプロな方たちに囲まれていて、たまに気になってしまうのが「自分自身の売り出し方については?」ということ。先日も100名登壇者さんを発表したのですが、Twitterとリンクできた方が3割しかいなかったことに少し衝撃を受けました。

あくまでTwitterは一例ですが、転職や副業が当たり前になった、いわゆる「個の時代」は、自己アピールしたもの勝ちです。逆に、自分のプロフィールが整っていないのは、正直、損しかないと思ってしまいます。

「個」として検索され、評価もされてしまう時代

例えば、イベントやメディアなどで、海外ゲストのプロフィールをみて「写真をばっちりキメてるなあ、経歴とても派手だなあ」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。正直あれくらいで丁度良いんです。一般的な日本人の感性であれば、やりすぎくらいでちょうどグローバルでは標準普通レベルだと思います。

いまは「自分の名前+企業名」の検索で、いくらでも出てくる時代です。あなたに興味がある人は、一度はあなたを検索している、と思ったほうが無難です。自分が検索されたときに、何が検索結果として出てくるか、意識されているでしょうか。

我々のようなイベント登壇を後押しする企業や、各種メディアさんの協力を得るのはもちろん成功法ですが、表に出ることはそう簡単なことでもありません。

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実際に仕事柄、「自分のプロフィールがありません」という相談をよく受けます。急に300文字でプロフィールを書くというのもなかなかハードルが高いものです。初めて書くと「●●年生まれ。●●大学卒。●●年●●入社、●●事業部を経て●●事業部。」という、単なる肩書きの羅列になってしまいがちです。
そこで、まずは手始めに、自分一人でできることとして、SNSの整理から始めることをおすすめしています。
無料ですぐに始められる、プロフィールを綺麗にする方法を紹介しますね。

1日でできるビジネスプロフィール作成のコツ

①まずLinkedInを整える
さすがは世界最大の仕事用SNS。プロフィール登録のフォーマットが100%履歴書向きなので、指示に従って入力するだけでそれらしきものが仕上がります。自分の過去の経歴を時系列に遡って入力すれば良いだけです。これはもう作業だと思って、できるだけ細かく入力しましょう。ああこのときこの仕事やったな〜と振り返りながら記入すると、自分の新たな強み発見にもなります。
ちなみに英語でプロフィール文を書く場合は、He, She などの三人称で書くのが基本。一方、文法の構造的に日本語で書くときは主語は必要ないのですが、英語のように三人称をイメージしてみると書きやすくなると思います。コツは、自分を客観視すること。
※また、特にFaceookなどの既存アカウントがあるかたは、昔のプライベートな変な写真や投稿が全体公開でてこないかなども、客観的にチェックも並行して行いましょう。

②プロフィール文章を作る
①のダイジェストを300字程度にまとめる。
これは箇条書きではなくて、文章が良いです。だいたい300字程度が標準なので、これを一つ整えておけば横展開の幅が広がります。
例えばこのCOMEMOでのキーオピニオンリーダーの皆さんのプロフィール欄をみてみるなど、参照例はネット中に転がっていますので参考にしましょう。


写真のクオリティが重要だ、ということにもこの辺りで気づくと思います。第一印象って、とても大事なのです。

③(おまけ)Twitterに書いてみる
これは、余力があればのおまけですが、Twitterプロフィール用に、②をさらに180字に削ぎ落としてみるのもおすすめです。自分は何者か?をみつめる良い作業になります。いれたい #ハッシュタグ や企業名も含めると、伝えたい自分のアピールポイントはせいぜい1-2個程度。何を打ち出せば適切か?考える良い機会になります。
たまに200字以下などの文字制限があるプロフィール項目もあるので、コンパクト版も持ち合わせておくと便利なのです。

④(さらに余力あれば)自分をメディア化する
オウンドメディアを立ち上げるのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、手法はなんでも良いのです。
③でわかった自分の強みのテーマを軸に、毎日必ず3回ツイートしてみる、毎週noteを書く、などなど、やり方は様々です。
ここから先はまさに継続は力なり(自戒も込めて)。続けることで、どんどん良いスパイラルが生まれていくと思います。

定期的に①②③を繰り返すと良いと思います。転職や昇格のタイミングがあればもちろんですが、それがなければ1年スパンの更新をおすすめします。

コロナ禍こそ、自己アピールの”空中戦”の土壌作り

ひとりのビジネスパーソンとして、軸足となるプロフィールがあるのとないのとでは、登壇やメディア掲載などで表に出たときに、相乗効果が大違いです。SNS経由での問い合わせや新たなつながりもできる可能性だってあります。これは、転職が副業探しにも同じことがいえますよね。
特にリアルでなかなか会いづらい今、このインターネット上での自己アピール ”空中戦” がとても大事になるのです。

今は、日本が誇る大企業のLIONさんですら、副業をつのる時代です。

コロナ禍で、副業のニーズも高まっています。

おうち時間やリモートでいつもより時間がある方、ぜひこの機会にプロフィールを更新してはいかがでしょうか?というお誘いでした。
ご相談がありましたら、お気軽にコメント、DMください。

ありがとうございました。


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