【Vol.5】アクション①：さあ、世界に出てみよう
さあ、いよいよVol. 5のアクション編に来ました！
あなたの心に少しずつ、「世界に出てみようかな」という思いが生まれてきましたか？もし答えがYESなら、まずは大きな第1歩です。
本章では、今までに学んだ３つのキーワード、ネットワーク・インスパイヤ・エンパワーをベースにして、具体的にどんなアクションを取っていくべきか、一緒に考えていきましょう。
戦略的に考えよう
世界に出るというのは、人生を左右する一大事！
戦略的にプランニングしていきましょう。
確かに、「戦略的」って言葉、少々とっつきにくいかもしれません。でもさまざまなビジネスの場において、この「戦略的」という言葉は非常によく使われるのです。
これから世界に出ようとするグローバル女子（グロ女）の皆さん、せっかくなら、しっかりしたプランを掲げて、戦略的に考えていきましょう。
ビジネスコンサルタント・三坂健氏の著書「戦略的思考トレーニング 目標実現力が飛躍的にアップする37問」によると、戦略的思考とは「目標に対して強い想いを抱き、それを実現する人のための思考」です。
ここでのキーワードが「目標」と「強い想い」です。
この戦略的思考を、世界を目指すグロ女のファーストステップとして用いてみましょう。
· 目標： あなたは（グローバル女子として）何を達成したいか？
· 強い想い： なぜ、あなたはその目標を達成したいと思うのか？
まず、あなたが達成したいことは何なのか、どうしてそれを実現したいのかを、自身を振り返って書き出してみましょう。
ここでのポイントは、それぞれを1文で表すことです。1文にすることで、あれこれ浮かんでいた考えがまとまり、自分がなぜ世界に出たいのかを明確に表現することができるようになります。
しっかり目標を設定せずに、なんとなくとりあえず海外に出てみたけれど、結局何をするべきなのかがわからず何年も現地に残ってしまっている…という人に、私は今まで何度出会ってきたことか。これでは、あなたの限りある時間とお金を有効活用できません。せっかく一大決心をして日本の外に出ていくのですから、意義のある経験をしたいものです。
また、強い想いがないと、現地で困難な場面に遭遇した時に挫折してしまう可能性があります。心が折れそうになった時に「私はこれを達成するために今ここにいるんだ、もう少し頑張ってみよう」と自分を応援するためにも、強い想いを持った目的設定をしましょう。
でも、いきなり自分の目標や強い想いを書けと言われても、なんかピンとこないですよね。
それでは、私の実体験を例に取って、考えてみましょう。
●私の体験談その①（留学編）
以前、自己紹介のページでも書きましたが、私はとにかく英語が苦手。あまりに苦手なため、大学受験に国文科ばかりを目指すような英語アレルギー女子でした。
詳細は下記をどうぞ↓↓
そんな私が「英語を学びたい！」と一念発起し、1999年に単身でアメリカ留学。当時の私の目的を一文で表すと、「英語（特にスピーキングとリスニング）を上達させ、異文化を学ぶ」でした。
強い想いでこの目的にコミットするために、日本人留学生が少ないアメリカ南部のルイジアナ大学で、英語しか話せない環境へと自分を追い込みました。（当時、私の大学には日本人留学生が３人のみ）
とにかく大変な日々ではありましたが、結果的に大学院を卒業する頃には、アメリカで就職できる程度の英語力と文化の理解を身につけることができました。（留学後に知ったのですが、ルイジアナ州は黒人・アフリカ系人種の人口が全米トップ３。南部なまりの黒人英語には本当に苦労しました。渡航前の下調べは本当に重要ですね）
●私の体験談その②（海外出向編）
留学以外にも、社会人として海外に行く経験もしました。アメリカから日本へ出向するというパターンです。日本人なのに「日本へ出向する」というのも若干違和感がありますが、当時の私は在米の日系企業に現地採用で就職し、その後アメリカ⇒日本の本社へ駐在…となったので、ここではあえて「出向」という言い方にしています。
さて、アメリカ⇒日本へ行くという出向辞令を受けたとき、私は目標を立てました。当時の目標を一文で表すと、「祖国日本で自己を振り返ると共に、日本の業務を学び、アメリカ帰任後に生かせるようにする」ことでした。私の出向任務のために、夫は10年以上勤務した会社を退職して、一緒に日本へ来てくれることに。そんな夫の犠牲とサポートを絶対無駄にしてはいけないと、強い想いを抱いて任務を受けたのを今でも覚えています。
さて、なんとなくイメージがつかめてきましたか？
世界に出ることを考え始めたあなた。始めの一歩として、ぜひこの「目的」と「強い想い」を振り返る戦略的思考アプローチを活用してみて下さい。
私でもできるんだという自信を持つ、第一歩です！
でも、どうやって自信を生み出せばいいの？次のページを見てみよう↓↓
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