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#転職の思考法 に勇気づけられた、29歳初めての転職活動記

「なんだか、もやもやする。このままで良いのかなぁと...もやもやの原因が、漠然とした将来への不安なのかもわからない...(ToT)」そんな状態だった私が、転職を決断し転職先が決まるまでをnoteに書くことにしました。

社会人7年目、営業1年半・制作ディレクター5年経験した29歳での決断でした。

同じように一歩踏み出すかどうか悩んでる方がいれば、モヤモヤしたり、何か引っかかる部分があるのであれば、転職"活動"をすることで、何か見えてくることがあると思います! ということを伝えたくて、noteを書こうと思ったのですが、長くなったので、とりあえず私が伝えたいことを冒頭に持ってくることにしましたw

私が思う転職"活動"をすることのメリットは…

・職務経歴書を書くことで、自分のキャリアの棚卸しができる(意外と書くこと少なくて唖然としたり、今の仕事もっと頑張らなきゃと気付くことができたり、仕事への取り組み方の変化が生まれるはず)

・面接を通じて、色んな人に出会えたり、様々な情報に触れることで、視野が広くなる(はず)

・自分が成し遂げたいことや、将来のなりたい姿が見えてくる(はず)

・なぜ今の会社で働いているのかが、明確になってくる(はず)

※個人差はめっちゃあると思うので、「(はず)」を多用してますw

ここで私が伝えたいのは、転職ではなくて、転職"活動"です。転職活動をする中で、今の環境でやりたいことが実現できるはずだと思えることができたり、今の環境が自分には合ってると思えたりして、現職を続けるという選択をすることは、大賛成だからです。

そういえばこんなTweetもしてました。

「転職しない方が絶対いいよ」というTweetがバズってて、ちょっとイラっとしたので思わずTweetしてました。笑

2018年の4月には全く転職する気がなかった私が、なぜ転職活動をして転職を決断できたかを、ずらーーーっと書きます。長すぎるので(笑)ご容赦を。

6月:もやもや期突入(;´д`)

2018年の6月、もやもやして、感情爆発的になっていた時のTwitterがこちら。

もやもやしているけれど、なんとか前向きに生きようとしている必死さがお分かりになるかと思いますw

2018年の6月は、転職のことは全く考えていなかったです。だけど、もやもやが解消されないので、7月は人に会ったりして、もやもやしてますーってことを話すと「社内異動とかできないの?」「将来、子供欲しいなら、今の会社にいた方が産休育休とりやすいだろうから、残っておいた方が良いのでは?」「仕事以外の趣味を見つけよう!!」など色々とアドバイスももらいました。

「仕事が好きな優子なら、もやもやの原因は仕事だろうから、仕事を変えるって選択肢もありかもね」というアドバイスもありました。その時は、本当にもやもやの原因はわかっていませんでした。

8月:信頼できるキャリアアドバイザーに出会う

私が転職する決断ができたのは、人材紹介会社の社長さんとの出会いと、一冊の本との出会いが大きかったです。

まずは、信頼できる人との出会いについて。

7月30日に、就活を一緒に頑張った友人が、今まさに、転職活動中とのことだったので、飲みに行くことにしました。色々話してる中で、とりあえず行動しようと思い、友人と同じ人材紹介会社の人を紹介してもらうことにしました。

こちらの人材紹介会社さんは、Tanpan&CO.という会社で、社名はめっちゃ怪しいのですが(笑)リクルートキャリアやリブズパートナーズで転職を支援していて独立した佐地さんが、自ら、キャリアアドバイザー(求職者側)兼、法人営業(企業側担当)をしているのです。

8月4日に、佐地さんと面談をしました。「まだ転職するかも決めてないんですけど、とにかくモヤモヤするのです…」そんな超ざっくりした気持ちを伝えると、まずは自己分析をしようという話になり、色々と宿題をもらいました。

8月21日に、佐地さんと再度面談。宿題を提出したけれど、まだまだ自己分析甘いと突っ込まれたり、自分の経歴もきちんと話すことができず、自分が今までやってきたことって全然大したことなかったんだと反省。帰り道、しょぼーーーんとしてました。苦笑

あー、私このまま転職しても、誰からも求められないんじゃないかと弱気になってました。


そして、今の仕事や環境が嫌だから辞めるのではダメで、今の仕事を本気でやってそれでも環境や仕事を変えたいと心から思わないと、転職しても意味がないなと思えました。

どこかで、30歳までに一度転職を経験しておいた方が良いのでは?という想いも持ち始めて、転職が目的になっていた自分がいてとても反省しました。まずは、目の前の仕事をつべこべ言わず、頑張ろうと心に誓いました。だって、目の前の仕事すら頑張れていない人は、企業だって採用したくないはずですからね。

ここから、会社の帰り道、スープストックに引きこもり、自己分析をしまくる日々を送ってました。(家に着くとすぐ寝ちゃうので笑)

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自己分析は、どんな風にやってたの?

上の画像は実際に私が書き出していた紙です。

マインドマップ的に、ひたすらなぜを繰り返し書き、共通項を見つけていました。

前田 裕二さんの「メモの魔力」に、自己分析の仕方は解説があるので、ここでは割愛しますが、A3用紙20枚くらいを使って書いてました。

書いていたことはこんな感じです。

・自分が楽しかった仕事は、なぜか
・逆に、興味を持てない仕事は、なぜか
・こんな人間になりたくない!は、どんな人間か

色々と書いて、todo(何屋さんになりたいのか)tobe(どんな人間になりたいのか)を明確にする作業を徹底的に行なっていました。これは全て佐地さんのアドバイスなので、本当に感謝しています。

9月:転職の思考法に出会う

9月頭くらいに、本屋さんでたまたま「転職の思考法」を見つけて、即購入。

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響いた言葉たちを、抜粋させていただきます。

意味のある意思決定というのは必ず、何かを捨てることを伴う。多くの人が、転職に恐怖を感じるのは、何かを手にするからではない。人生で初めて何かを手放すことになるからだ。しかも自分の意思で。

この文章を読んだ時、私が今抱いている怖さの理由を代弁してくれている気がして、とても勇気付けられたのです。

高校のハンドボール部も、大学のラクロス部も、アコギサークルも、ゼミを2つ掛け持ちしていた時も、何か大きな団体に所属していた私は、「辞める」という決断をしてきませんでした。最後までやり切りたかったからです。

学校卒業のタイミングや、引退のタイミングで、部活やサークル、ゼミから「卒業」することはあっても、まだ続けて良いタイミングで会社(組織)を「辞める」という決断は人生で初めてだったかもしれません。(もちろん、小さなコミュニティ(バンドとかを辞める)はありましたが。。。)

怖さが伴うのは仕方ないのかと思えた私は、恐怖心を抱くのは当たり前だから、目の前のことから逃げずに、とりあえず頑張って転職活動してみようと思えたのでした。

組織にいると、給与は当たり前のようにもらえるものと勘違いする。そして、大きな会社にいる人間ほど、実力以上の給与をもらっていることが多い。

この言葉もとても響きました。

入社して4年経った26歳くらいの時に、一度人材紹介会社に行ったことがありました。それは自分が担当していた企業が、「未経験・第二新卒募集」を行うことになったのですが、その際の求める人材の年齢制限が26歳だったからです。

「おぉ、、ついに自分も年齢でセグメントされる歳になってきたのかぁー。」と少しの焦りと、業界を変えたいなら、今しかないと思えて、まずは自分がどんな求人を薦められるかも気になったので、人材紹介会社に行ってみようと思ったのでした。

その時は営業から異動して制作ディレクターの仕事をしていましたが、オススメの仕事は営業職ばかりで(女性で営業経験者を求めてる企業が多かったのだと思います)、かつ、年収がほとんど今より下がることに驚きました。

バックオフィス系(半分営業のような仕事でもあります)では、同年代よりありがたいことに給与をいただいている方なのだなと気付けたのと、今の仕事も楽しかったので、結局その時は、1社も受けなかったのでした。オススメされる求人を知り今の仕事が好きなことを再確認して、頑張ろうと思えたのでした。他を知り己を知ることができるのが、転職"活動"の良さだと思うのです。

今回の転職活動では、事前に佐地さんからは「年収は絶対下がる」と言われていました。私が転職しようとしている職種や業種は、未経験の領域だからです。当たり前です。

以前の私だったら「年収下がるのは嫌だなぁー」とか思っていました。だけど、本の言葉にあった、「自分の実力以上の給与をもらっている」という言葉にとても納得したのです。

その時の仕事の商材は、知名度もあり、売りやすいサービスになっていて、それは諸先輩がブランドを築き上げてきてくれたから。だからこれだけサービスの売り上げも右肩あがりで、広告費も投下できるから、会員も増えて、お客様にも還元できて、自分も給与をきちんともらえているんだって思うと、全然自分の力ではないし、会社の持っている力はすごいんだなと思えたのでした。

年収ではない「やりがい」を求めて転職をしたいし、転職後に年収が下がっても、自分の実力をつけて、自分の力で稼げるようになれば良いんだって思えたので、年収という側面は、ほとんど気にならなくなりました(もちろん、最低限の生活はしたいとかはありました…)

消去法で会社に残っている人間に、いい仕事はできない。うまく行っていない会社ほど、視線が社内に向き、根拠のない噂や社内政治、同調圧力など人間の精神を殺す方向に向かう。

私は、消去法で会社に残っている人間にだけは、なりたくないと思いましたし、会社に愚痴ばかり言っている人間にはなりたくないとも思いました。残る(今の会社で働き続ける選択をする)のであれば、意思を持って理由を述べられるようになりたい。だから、一旦転職活動で外を見て、考えたいと思ったのでした。

人には、自分に合った『緊張と緩和のバランス』が常に存在するため、緩和だけが多くなった晩年の暮らしが幸せだとはかぎらないからだ。…弱い敵だけでは人間は、飽きを感じる。

私のもやもやの原因の一つは、まさにその緊張と緩和のバランスが、緩和に傾きすぎていたことがあったようでした。

制作ディレクターとしては、丸5年を迎えようとしていた中で、がむしゃらに仕事に取り組んでいた自分から、経験値が豊富になってしまったがゆえ、少し自分の中での正攻法が見つかってしまい、いい意味で「慣れ」が生まれてしまったのでした。

今の仕事をやりきった感覚と、次へのステージが今の会社だと描けなかった。そんなことが自分のもやもや(将来への不安)の一つだなぁー、ということも読みながら気付き始めてきたのでした。

9月中旬:自己分析の結果

9月16日に、佐地さんとの3回目の面談がありました。自己分析を、A3用紙、20枚くらい書いて、ひたすらなぜなぜを繰り返して、見えてきた内容を共有しました。

そこから佐地さんにホワイトボードを使って整理してもらい、自分の軸や、やりたいことが見えてきて、気持ち晴れやかになりました。ようやく、叶えたいことも見えてきて、企業をいくつか紹介してもらうことになりました。

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▲実際に書いて見えてきたtodoと、tobe

私のモヤモヤの原因の一つは、「課題解決に本気で向き合えなくなってきてしまっているから」ということでした。

詳細は割愛しますが、

課題解決に本気で向き合える仕事×ビジョンが浸透している会社

というのが私の中での転職の軸になり、


カスタマーサクセス×ベンチャー 

を軸に、企業を受けることになりました。


カスタマーサクセスとは、説明が難しいのですが、月額制のシステムを導入しているお客様に、導入後から利用が終了するまで活用支援をして、お客様のビジネスを成功に導くお手伝いをする感じです。攻めのカスタマーサポート的な役割ですね。

その後、証明写真を写真館で撮りに行き(カメラマンという名のおばさまからアドバイスももらえるので、ちょいとお高めですが、写真機で撮るよりオススメです!)

企業研究、優先順位づけ、面接対策(質問リストに回答記載)、書類選考を行い、いよいよ面接を受けに行くのでした。

10月:初めての転職活動の面接へ

こんな感じで、ちょうど1ヶ月間かけて、面接を受け切りました。(あまりスケジュール感って共有されてないので作ってみました!)

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私は転職サイトの原稿制作をしていたので、「最短5日で内定も」という文言を入れて作ってたこともありました。作りながらもほんと早いなぁ〜そんな企業は珍しいんだろうなぁ~とか他人事で思ってたのですが...

実際自分が面接を受けてみると、
1次面接⇒中1営業日後⇒最終面接⇒その日中に内定 or 翌営業日に内定通知 という企業が、2社ありました。(私がベンチャー企業しか受けてないというのもあると思いますが)

連絡スピードが早いだけで「あっ行きたいな!」「良い会社だな!」「自分に期待してくれているな!」 って、プラスの印象がめっちゃ増えました!

もしもこの記事を採用に関わる方も見てくださっているのであれば、僭越ながら伝えられることとしては、

即レスほど好印象なものはない

ということです。

1次面接→2次面接の日程が空いてしまうのは、お互いのスケジュールの問題なので仕方ないと思います。

通過の連絡をすぐいただいて、次の日程調整もすぐしてくださった結果、面接日が2週間後になることは、全然悪い印象にはならないのですが、1週間くらい連絡を放置され、急に明日来れますか?と言われたところは、「あぁ私にはあまり期待してないんだな」と思いました(実際、2次面接で落ちたので、本当に期待されてなかったんだと思いますw)

11月:転職先決定

ありがたいことに、複数の企業様から内定をいただく事が出来て、悩みに悩みに悩みました。企業比較をして、自分の決断を後悔しないように、なぜこの時、この決断をしたのか、振り返れるように、エクセルで比較表を作って整理をして決断しました。

・事業内容・代表・ビジョン・ミッション

・行動指針・成長環境(身につくスキル)

・一緒に働く仲間・事業への興味

・ミッションへの共感・年収・女性の働き方等

その時のエクセルをスプレッドシートにアップしたので、良かったら参考にしてみてください。

そんな時にも、転職の思考法のお言葉に励まされたのでした。

『100%失敗を招く、唯一の条件』というものがある。それは腹を括るべきタイミングで、覚悟を決めきれなかった時だ。それだけ悩んでも、答えが出ないということは、もはや正解がないところまで考え抜いたということだ。二つのうちどちらを選んでも、君の人生は間違いではない。選択が失敗かどうかは、あくまで事後的にしかわからない。

覚悟を決めるタイミングが、私にとっては「今」だと思えたのでした。今、決断をしなければそれは一生後悔するどの会社を次の転職先として決めることがベストだったかは、結果論でしか語れない。それはこれからの自分次第で、いかようにでもできる。だけど、今決断しなかったら、一生後悔するんだなと、この言葉からも勇気をもらえたのでした。なので、私は「転職します」というよりかは、「転職をする決断をしました」と文章で書くのが一番しっくりするのでした。決断をした。それだけ。

すべての働く人が「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば、結果、今の職場も絶対に良くなると確信しているから

この言葉は私も大好きです。だから、転職"活動”をすることは、良いことなのでは?と思うのです。

他社を知るからこそ、自社の魅力にも気づく。私も気づく事がたくさんありました。

今の会社にしがみつくのではなく、意思を持って働く会社を選ぶ。ここしか居場所がないから、なんとなく働いていて、不平不満を言い続ける人間だけにはなりたくない。愚痴を言ったって、どんよりした空気が流れるだけ。改善策を考えて、行動ができる人間であり続けたいと思ったのでした。

12月:最終出社日

12月28日が、最終出社となりました。転職サイトの仕事だったので、求職者の気持ちになってわかったことを、職場の人たちに伝える場も頂きました。(その時に即レス大事な話もしました◎)

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そして何より、転職活動で出会えた、かっこいい大人の方々に、私も少しでも近づきたいと思ったのでした。

人との出会いが、転職活動で得られた一番の財産だと思っています。魅力的な人生の先輩方ばかりに出会えて、個人的な人生相談にのっていただいた方もいたので、お世話になった方々には、手紙やメール、Facebookのメッセンジャーでお礼を伝えました。今でも繋がる事が出来ていて、それがとても嬉しいです。

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(▲久し振りに切手を購入してお手紙書きました)

お世話になった大先輩方に、偶然街で会った時に胸を張って「今が一番楽しいです」と言えるように、日々頑張りたいと思ってます。

これからの私のありたい姿

改めて徹底的に自己分析して見えてきた自分のありたい姿は「周りの人にポジティブな影響を与え続けられる人間になりたい。そして自分の言葉で誰かの背中を押せる一言を生み出したい」ということでした。

だから、もっと挑戦したいし、未知なる領域や、経験したことがないことを減らして、色んな人の悩み相談にもきちんと向き合えるだけの人間としての器を広げたいーー。そう思って、新たな環境に飛び込む決断をしました。

こんなに長い文章を最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

誰かの一歩になれたら、嬉しく思います。もう少し読みやすい文章は、これから研究を重ねなければと猛省しております。こんなに長い文章なので、人様のお時間を奪ってしまっている自覚はございます。。。苦笑

転職サイトの仕事をしていたから、転職者を増やそうと言うステマ記事じゃないか?的な風に思われる方もいるかもしれないですが、もう転職サイトの会社を退職するので、ステマではないのです。本当に思ったことだけを書いているので、そこだけは、誤解のないように伝わる嬉しく思います。

ここまで読んでくださった方がいれば、いいねを押していただけるととても喜びます笑

ここまで育ててくれて、快く送り出してくれた1社目の会社の皆さん、転職活動で出会ったたくさんの方々や、お言葉に、改めてお礼を伝えて締めたいと思います。

ありがとうございました。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。みなさんからの感想やコメントを頂けると、とてもとても嬉しいです。 Twitterでシェアしていただいいた場合は、なるべくコメントなども見たいと想っています。サポートやコメントやシェアなどが、自分の創作活動の励みになっています。