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『ちょっと待って!技術だけ勉強して開業しようとしてませんか?』

暑中お見舞い申し上げます☺️
暑い日が続いておりますがオキノは相も変わらずサロン業務に勤しんでおります。

ここ数ヶ月テナントをゆるりと探し中なので、居抜きの店舗を目にすることが良くあるのですが、大体その店内を見ればここが負けちゃったんだな〜って思います。ちなみに、前職では売上の低い店舗の改善を4ヶ月〜6ヶ月でしては次の店舗を取り掛かり、必ず売上改善していくという上層部へのアピールで昇格していきました。

とある居抜きの店舗。
都心部の路面で天井も高く、内装も私好みではないが清潔感のある感じ。
でも、閉めちゃったんですね。このタイミングで。

毎年夏になると、施術ベットに敷く使い捨てのペーパーシーツが品切れになるんです。これって明らかにエステに行く人が増えるからですよね。
冬よりも露出があるので意識が高まる時期なのです。だから、コロナ禍とはいえうちのサロンも7月8月は通常運転に戻っているのです。

さて、話は戻りなぜ閉店になったのか?
私が気になったのは、施術部屋と受付しかなかった事です。
まあ、美容業界で働いた事がない人が資本金だけ集めて機械買って、開業するとこうゆう店内になるんだろうなって感じです。
(※私は歯に衣着せぬ物言いが持ち味ですので、悪しからず)

どこで、商談するんだろう?

エステって施術だけすればいいんじゃないんです。
長年生き残っている大手サロン見てください。
カウンセリングルーム絶対あります。
ここでお金が動くんです。

他人様が出入りするエントランスで自分のコンプレックスなんて話せません。寝ながらお金の話しされたって、耳に入りません。

落ち着いてお話が出来る場所が必要なのです。

さて、表題の件ですが『技術だけ勉強して開業しようとしてませんか?』についてです。

大手サロンなどに勤めていて、現場で売上を伸ばしていたと言うだけで開業するのはちょっと危険だと思います。
なぜならば、その売上を作れたのは、その会社がブランディングをして、売れる商品を作成して、売れる場所を提供しているからです。
その用意された環境で自分が輝けていたと言うこと。それに気づいているのであれば、何も問題がないのですが施術が出来るようになったからというだけだと同じ業種をしている人が世の中には沢山いるので差別化が難しいと思います。

じゃあ、何を勉強すれば良い?
『その会社に勝てる要素を自分が持っているかを考える』

経営企画室に席を置かせていただいていた頃、数ヶ月に一回全国の店舗に競合他社への視察をお願いしておりました。そこで上がってきた他社の勝っている要素を取り入れ、自社の方が勝っているところを前面に押し出すカンセリングにしていく。これを全国のカウンセラーに発信していく業務なども行っておりました。

これは、他社を知っていないと出来ません。

今は大手サロンではないので、個人サロンへ出向いてたまに気づきを得にいくのですが、負けてると思った事はありません。少なくとも、自分がリーチさせたいお客様の層へのアプローチは。万人受けは狙ってません。

価格
立地
客層(雰囲気)
スタッフ
効果

このバランスが中の上くらいになれば、リピーターはついていくと思います。全部の世代に受けようとせず、自分の得意な客層にターゲットを絞ってのブランディングですね。うちのサロンが大手サロンがひしめく銀座エリアで毎月の売上をキープ出来ているのは5つの条件がリンクしているからなのです。結果、10代から60代の幅広い客層が集まっているのですが。

TOPの写真は数年前に作成した最初のETERNITY GINZAのカウンセリングテーブル。いい家具ではありませんでしたが、天井には輸入シャンデリアを飾っていたので、写真よりは高級感のある空間になっていたのでは。

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