銭湯でがんサロン♨開催レポート「わがまましたいことって、特別なことじゃない」の巻
第６回 銭湯でがんサロン～CancerおしゃべりCafe＠神田稲荷湯 開催しました！
地下鉄大手町駅を上がると、いつも思い通りの場所に出られない・・・
地下鉄って、方向感覚がわからなくなり、難しい💦
準備をしていると、以前参加してくださったご近所さんがお土産を持って、応援に来てくてくれました。ありがとうございます✨
親子で参加してくださった方、
退院直後にも関わらず、足を運んでくださった方、
女将さんのお声がけで来てくださった方、
相模原、町田、昭島、横浜からのご参加もあり、嬉しくなりました！
そして、いつもの常連さんのご参加も嬉しい限りです✨
雰囲気を盛り上げてくださり、ありがとう♪
はじめに資料のご紹介から。
・若年がん患者在宅療養支援事業→千代田区版
・書籍：がんになったら手に取るガイド
・国立がん研究センターのプロジェクト 「がん情報ギフト」
→千代田区は設置されている図書館がないのが残念💦
・安心が継続勤務に繋がる「支えられる安心支える安心」
厚生労働省推奨：病気休暇制度
・怪しい情報に気をつけて！：実際に水戸部が通院の際、病院前で配られていたポケットティッシュ（実物）を共有
・第４期がん対策推進基本計画の概要を共有
今回は福祉用具やユニバーサルデザインの洋服を企画製作されている方がアイテムを持参してくださいました！
拝見してみると、素晴らしい工夫がいっぱい！！
ケアを必要とする人だけでなく、誰にでも使いやすい、親しみやすい、そして、気持ちが上がるデザインや色、大切ですね♬
そして、いつものようにスケッチブックをバトン代わりに、ひとりづつ、ご
経験をお話しいただきました。
個人を特定しない形で、さわりだけ、ここにご紹介します。
医療的なこと
・がんの摘出だけでなく、移植のため手術を何度も繰り返した。
・片耳が聞こえなかったり、うまく食べられないことが、なかなか人に解ってもらえない。
・会社の検診で乳がんが見つかった。ステージⅢだった。
・検診が滞っていたので、がんが見つかった時、検診の大切さを痛感した。
・リンパ浮腫になり、リンパドレナージに通っている。
・治療の副作用で末梢神経に障害が出ている。
・声帯を治療中だったが、声が出るようになった！
・階段の昇り降りで息切れしてしまう。
・いい医師に出会えてよかった！
心理的・社会的なこと
・がんになって、「なんで自分が生きてるのか？」を考えるようになった。
・「自分で決める」ことの大切さを感じている。
・告知から数年経ち、乗り越えるって何だろう？と思う。いまだに乗り越えられない。
・お風呂が好きで、銭湯に行くことを目標に再建手術を頑張れた。
・傷病手当をもらっていたが、仕事を辞めた。
・「手術でがんを取ったら、終わりでしょ？」と言われることに違和感。全然終わりじゃない！むくみがあり、着圧ソックスを履いたり、体調が安定せず、発熱しやすい。自分の体調の変化になかなか慣れない。
・家族にも理解してもらえないと感じる。
・夕方になると、疲れてしまい、ごはんを作るもの辛い。フライパンが振れない💦悔しい。
・今までと同じようにできないのが辛い。
・がんって、難しい病気だし、わかりにくい。見た目の変化が見えない場合もあるので、理解されにくい。
・昨年、仕事を辞めた。
・顔面麻痺や脱毛の方へアートメイクを手掛けている。開発したメイク道具を広げたい。
・遺族の声：子どもが乳がんに罹患。仕事に夢中だった。家族へ伝えるのに勇気が必要だったと思う。元の自分に戻りたい様子もあり、周りに悟られないようにしてた。がんを患ってから、新たに学びはじめ、卒業制作で自分のがんを語り、起業までした。一生懸命、諦めずに生き、「大変だけど、たのしい！」という本人の言葉が印象的だった。自分の人生をしっかりと生きた我が子が残してくれた会社を受け継いでいる。
わがまま言えるなら、したいこと！
・子どもとゆったり遊びたい！
・海に行って、ボーっとしたい！
・海外旅行や美術館へ行きたい！
・リンパ節を切除しており、力が出ないので、かばん持ちさんが欲しい！
・リレーフォーライフ上野に遊びに来てほしい！
・富士山に登りたい！
・ご飯を作ってくれる人がほしい！
・日本中を旅行したい！
・子どもにがんのことを伝えたい！
・遠くへ行って、のんびりしたい！
・YouTubeを１日中見ていたい！
・趣味の材料を大人買いしたい！
・人目を気にせず、海水浴を楽しみたい！
お子さんの声
・学校で習うがん教育は予防の話が多い。
・お母さんががんになり、不安だった。でも、ポジティブなお母さん！普通にしてるので安心した。
・夏休みはおばあちゃんちへ行ったり、友達とプールへ行くのが楽しみ！
・がんを知らなかったので、不安だった。最初は怖かった。
・学校の道徳授業でがん教育を受け、小児がんがあることを知った。
・一見普通に見えるけど、辛いこともあるんだな、と思った。
・お母さんはずっと入院するのかと思っていたけど、違った。家にいてくれて安心。
ちひろちゃん、撮影ありがとう💗
今回もステキな出会いがあり、必然のつながりを感じました。
ご縁って、本当にありますね✨
まとめ
・自分の道を生きることの尊さ。
・家族の存在に支えられながらも、理解してもらえない苦しさ。
・できないことを受け入れ、新たな工夫や発想を展開する力に変えること。
・見た目にはわからないけれど、病気を抱えている人がいることを知っているお子さんの存在。
・遺族の話を聴くことは、既にいのちの授業。
・母の愛は海よりも深い。
今回も大切なことをたくさん教えていただきました。
「こういう会に参加するの、初めてなんです」
と言うお声にも嬉しくなりました✨
わたしのファシリ力が足らず、みなさんがゆっくりお湯に浸かれなかったかもしれません💦ごめんなさい🙇
これに懲りずに、また参加していただけますと嬉しいです。
土曜日の昼間にお湯に浸かるという至福♨
たまらんです！！
ランチはベルギー料理＆ビールで、おしゃべりも弾みました♬
いつもありがとうございます！
がんを経験したことで、新たな世界が開け、さまざまな社会問題を考えられる視野の広い人になるチャンス！？と捉えられたら、しあわせですね🍀
次回の銭湯サロンは９月９日の予定です。
９月は連休が多く、学校行事などもモリモリあるので、早めに設定しました。
この度もご協力をいただきました皆さま、心より感謝申し上げます。
では、またね！
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