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私が考える理想的な社会。


昨今の日本経済に関するニュースは暗いものばかりが目立つ。
物価高騰
シリコンバレーバンクの破綻 
少子高齢化 
税金
政治への不振 
貧困への不安 
詐欺、犯罪の増加 
出生率の低下 
進まないウェブマネー決済システム
技術の進歩を遮る既得権益
過激なトー横に集まる若者

水清ければ魚棲まずとは言うが 
濁りすぎては前も見えずで
そんな状況では
傍から見て目立っている、尖っている事柄に対し
風当たりが強くなるのも想像に難くない。

目立つものへ規制を加えたがる政策は
産業の将来的な成長の目を摘んでしまい 
結果、貴重な税収と収益源の損失を被るにも関わらず
政治家達も「昨今の不況の原因は、、」等と

今日もネットやTVで声高に聞こえよくコメントする
毎日である。 


昼夜、満員電車に揺られて 
企業によって与えられた使命に答えるべく 
無理矢理モチベーションを上げるために

やりがい という言葉に
活力を見出そうとするが
いつしか質量の無いただの言葉に
思考は支配され、生活はルーティン化され
誰かの前で言い切った宣言や夢、口約が
いつしか重たい十字架を背負うかの様に 
自らにのしかかる。 

一体何のために自分は存在していて
誰のために働いているのだろう?

そんな虚無感を感じる瞬間も
電車の窓から見える
ビルの隙間の中に消えていく夕日が落ちるまでの間。 

体は早速、夜のルーティンへと移り変わり
いかに疲れずに明日に備えるか? 

そんな事を考え始めようものならば
眼の前の着目すべき事柄にも
何の価値も感じ得ない。 

主体性の無い抜け殻である。 

現在の私は自宅でコンテンツを配信し
週1.2回バイトをするくらいで 
組織に属してはいないが

属していた頃は 
主体性の無い日々を過ごしていた時期もある。 

その頃と比べれば 
今の方がはるかに楽しいが 
今度は
生み出す辛さ、発信し続ける苦労が 
自分にのしかかる。 

発信しなければ自分も飯を食えない。 
ましてや会社企業の様に
安定や後ろ盾も無い日々を
もう7年過ごしている。 

私は色々と世間一般的なステータスと呼ばれる 
装備のほとんどを外してしまった。

持ち家、車、結婚、子供、役職 
社会人としての信用

ほとんど丸裸同然である。 

こんな私が将来に全く不安が無いかと言われれば
嘘になる。

だから時々、物思いにふける。

私が考える理想的な社会を。


私が考える理想的な社会とは 

最低限の衣食住が 
全国民に保証されている事である。 

贅沢さえしなければ生涯を全うできる
社会救済システムが
滞る事無く全ての国民に対し機能している
そんな夢の様な事を考える。 


そうなれば 
少なくとも貧困によって起こる犯罪と 
自死率は減ると考えている。 
スキルアップや企業への貢献が
半強制されている窮屈な状況から 
抜け出す事ができる。

その財源を確保するために 
単純労働の全てを24時間AIに任せ 

たくさんの収益を生み出し 
その収益を余すこと無く国民に配るか 
上限の範囲内で 
光熱費や家賃が一切、掛からない様にできれば
人は単純労働者や
AIの作業で事足りるホワイトワーカー達は

労働から開放される。 

より良い暮らしをしたい者は 
ひたすらスキルアップを目指せばいいが 
最低限暮らせて人並みな娯楽ができれば満足であるという
国民も多数いるだろうし 
無理に会社で働かない方が周りにとっても 
自分にとってもありがたい様な
仕事の出来ないと呼ばれてしまう人もいる。 


その生活が実現する事で 
人は時間の自由と 
将来への不安の解消という

2つの権利を持てる。

あとは残りの人生を好きなだけ謳歌する。


絵を描き、歌を歌い 
友人と朝まで商店街や繁華街で飲み歩き 
オンラインゲームに没頭し 
日曜大工に精を出し 
体を鍛え 
スポーツに興じ 
読書に励み、料理を覚える。

社会人というレールから外れ 
会社に属す事への一定の安心感が無くなれば
最初は自分で生きるルートの選択に
難儀する者もいるだろうが 

大勢が一気に同じ境遇となれば
自分も異端では無くなるため 

思いの外、疎外感は無いだろうと
私は考えている。 

そんな将来になればいい。 

そんな事を考えながらこのブログを書いているが
現状は私も濁り続ける水の中で 
彷徨いながら泳ぎ続ける一匹の魚である。

こんな私を釣り上げてくれる神の手の様な何かがあれば
それにあやかりたいが
今は泳ぎ続けるしか道は無い。 


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